一体何が?オフェンス停滞に大浦選手とADがブロックでチームにエナジー注入したが?

昨日に続いて天気は数年に一度の寒波&暴風雪警報の中の試合になった。この天気に負けないパフォーマンスを繰り広げるのは果たして秋田なのか?広島なのか?

2021-22 B1第13節12月26日秋田ノーザンハピネッツVS広島ドラゴンフライズゲーム2

秋田|26|9|16|21|=72
広島|21|16|27|14|=77

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

ケアしたかった辻選手にやられたり、一発目からターンオーバーをしたりと、出だしから悪い流れで試合が進んでしまいました。
そこからディフェンスでリズムを取り戻すことができましたが、2Qの広島さんのゾーンに引っかかり、後半もズルズルと立て直せずターンオーバーを連発してしまいました。
その中で広島さんがフィジカルにやってきて、自分たちが軽くなってしまうという、土日の連戦を考えた時にあってはならない現象だと思います。

また、前節の群馬戦でもゾーンオフェンスに課題があった中、修正できなかったのは僕の責任です。
迷いながらプレーをしてミスをする、そして雰囲気が悪くなりそこから走られるという流れになってしまったので選手がよりアグレッシブにできるようにしていかないといけません。
自分たちの弱いところが明確に出てしまった試合でした。

ただ、裏を返すとそこを修正すれば自分たちはもっと上に行けると思うので、しっかりと向き合って、次のSR渋谷戦まで短い時間ではありますが、どれぐらい修正して準備できるかがカギになってくると思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16400

秋田は昨日と違って、ゲームの入りは悪くはなかった。しかし広島の気合がそれを上回った感じがする。

中山選手の3pシュート。アイバーソン選手もジャクソン選手のインサイドアタックを封じたし、トラジションからの田口選手の3pシュートで秋田は早々に9-0のランに成功する。

しかし広島はここでゾーンディフェンスに活路を見出す。秋田はゾーンに対してオフェンスに迷いが生じる。インサイドに入れない時間が増える。その副作用で生命線のディフェンスもソフトになる。

一番いけないのがパスミスのターンオーバー。秋田はもどかしい手内に終始するが、ここぞという時に、古川選手がチームを落ち着かせミドルシュートを決め、35-36で折り返した。

広島はオフェンスリバウンドからの2次攻撃につなげリズムがいい。

その広島は3クオーターでオフェンスが爆発する。勝負所で広島の寺島選手が3pシュートを高確率で決める。前半に活躍のなかった選手が後半に息を吹き返すのはよくあるパターンだが、秋田のディフェンスがソフトの証拠だと思った。

じわじわと広島が点差を広げにかかる中、グリン選手レイアップを、デイビス選手がダンク!まるでチームに喝を入れたようだった。

最終クオーターは大浦選手が躍動した。デイビス選手が、余裕のシュートブロックからのトラジションでファールをもらう。大浦選手が入ってオフェンスが早くなってきた。

大浦選手がジャンパー、アイバーソン選手へのアシストでダンク!みずからレイアップで57-65の8点差で広島タイムアウト!

グリン選手の3Pシュート、古川選手がミドル、3pシュートで67-73の4点差まで迫ったが、広島に逃げ切られた。

秋田は惜しい敗戦を喫したが、オフェンスの課題が改善されていないのを露呈した。一つはゾーンディフェンスへの対応だ。インサイドのアイバーソン選手へのパスの供給も対策されてはいるが、合わせを充実させるなり、キックアウトして外角シュートを狙ったり、判断が試される。

うーん、選手のコミュニケーション大丈夫なのかな???

考えすぎないでシンプルにパターンを繰り返してほしいと思う。相手がゾーンに切り替えた瞬間に「にやり」とする度胸があってもいいと思う。

次節はホームで今年最後の渋谷戦だ。相性は悪くなく、噛み合えば面白くなる。そろそろ秋田の「凡事徹底」が問われるころ合いになってきた。

強豪に跳ね返される展開はもう卒業し、連敗は避けなければいけないし、その向こうにある景色を見たいものだと心底願う。