吉田輝星投手が地元秋田のこまち球場で凱旋登板を果たした。ビッグボスからは5回持てば合格とのけじめを示された。ホームの楽天はまるでアウエーさながらの雰囲気に包まれた。吉田投手がストライクや打者を打ち取るたびに、万雷の拍手が鳴り響いた。

確かに前回の阪神戦と比べると、ストレート主体にテンポよく投げていた。ストレートの質も良かったと思うし、球速よりもホームベース上で伸びていて打者を詰まらせていた。

ただ先発としては買いが進むごとに打者は慣れてくる。なのでもう少しカウントを取れる変化球があればいいと思う。

実際に連打を浴びるきっかけになったボールは落ちが甘いフォークボールをセンターに運ばれた。そこからストレートを狙われて連打を浴びで2点献上。ここは駆け引き上、相手投手の楽天則本投手をお手本にしたい。

彼は序盤、本調子ではないものの、フォームを修正し持ち味を引き出した。これは経験からくるもので、さすがということだろう。

しかしもっと重症なのは日ハムの打線ではないか?序盤に先制をして吉田投手を楽に抛らせてもよかったのだ。

ビッグボスのコメント

吉田を「ラストチャンス、先発秋田」とプレッシャーをかけて送り出した新庄監督は「5回(途中)まで投げたんだから、良かったんじゃない? 」と“合格点”を与え、次回登板も先発かと問われると「うん。(先発)って考えていますけど、あとはピッチングコーチとちょっと話しあって」と、再びチャンスを与えることを明言した。
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/abc638405b4e89b04f4578fb8918ff3581363977

楽天先発・則本昂大投手のコメント

「僕たちより彼(吉田輝)の方がすごい歓声を浴びていたので、『ビジターかな?』と思っていたんですけど、いい緊張感で投げることができた」と少しだけご当地ヒーローを羨むコメントも。試合前日には「相手(の先発)投手は吉田輝星選手。東北の球団ではある僕らですけども、明日はヒール役になるんじゃないかなと思う」と宣言していた通りの結果となった。
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/990a8f82126b67c6b03d2a0510b52837374b7222

吉田輝星投手のコメント

5日阪神戦(甲子園)では力んで初回から苦投。「もうグリグリ腕振っていくしかない感じでやったら、もう3回くらいでヘロヘロになった」という反省を生かし、力感なく威力十分の直球を初回から連発。
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/e8661c916e5cf274f596b25e5a784d138cc535dc
「地元で投げることができ、とても幸せな気持ち」「死にものぐるいであと二つのアウトを取りたかった」とは降板後の本人。
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/5438769887b5c0badf46e83ce1de9a55d64b95b2
地元秋田での登板を終えて、改めて今の気持ちは
最後あと二つアウトを取って自分で無失点に抑えたかった。(前回先発の)甲子園(での阪神戦)でも3イニングしか投げられず、(今季は)ずっと中継ぎをやってきたので、五回を投げ切れるかという不安も少しあった。マウンドに上がる時にたくさんの声援があって、本当は三回くらいに疲れていたが、応援のおかげで体力以上のものを出すことができた。
球場入りの時からファンの数がすごかった。
チームとしてはビジターなので、(高校時代の)甲子園の時みたいな声援はもらえないと思っていたが、すごい声援をもらって、勝ちたかった。四、五回あたりは今季経験していない領域なので、声援が後押ししてくれた。
試合の入りとしては落ち着いていて、序盤はいい感じで投げているように見えた。感覚的にはどうだった。
先頭打者を簡単に打ち取れたのはすごく良かった。失点した五回は先頭を出してしまったので。序盤はうまく球数を抑えながら、直球中心に見せた。この前(前回先発時)よりは次の打席を想定した組み立てができた。
引用https://www.sakigake.jp/news/article/20220622AK0026/

最後に

試合終了後はおそらく金足農の同級生とあって、懐かしい会話とか楽しんだろうか?試合には学校関係者も駆けつけて、応援をしていたのだ。この試合の経験を生かしてまた確実に階段を上ってほしい。