【悪夢の0-24】マクリーン先発で前半11点リードも…3-2ゾーンに飲まれた秋田、茨城に逆転負け(57-69)
いやぁ…前半の42-31を見た瞬間、「今日は行ける!」って拳を握ったブースター、多かったはず。
マクリーン先発で入りの強度もテンポも上がって、リバウンドも取れて、相手の主力にもファールが溜まっていく。条件はそろっていた。だからこそ、後半の崩れ方がキツい。
第3Q終盤、マクリーンのゴール下(残り3分29秒)を最後に、秋田は第4Q残り2分10秒まで無得点。その間、スコアは一気に動いて「0-24」のラン。プロの試合でここまで“時間だけが溶ける”区間は、さすがに見ていて胸が痛くなった。
でも、落ち込むだけじゃ終われないのがブースター。今日の負けは“たまたま外れた日”じゃなく、繰り返している課題がハッキリ出た試合。叱咤激励込みで、濃く振り返ります。
今日の試合の注目点
勝負の分岐点は「3-2ゾーン」でした。茨城は後半、ゾーンに切り替えた瞬間から空気を変え、秋田の“呼吸”を止めに来た。
- 注目点①:入りの修正は見えた…マクリーン先発で、序盤の強度とボールの動きが改善。前半は狙い通りの時間帯があった。
- 注目点②:ゾーン相手に「中が触れない」…インサイドに入らず、外で回すだけ→ショットクロックに追われてタフ3P。まさに相手の思うつぼ。
- 注目点③:0-24は偶然じゃない…外れた、取られた、焦った、止まった、ミスした。負の連鎖が連鎖を呼ぶ形で“崩壊”した。
- 注目点④:相手の勝ち筋が明確だった…長谷川のドライブ&スティール、ジェイコブセンのリバウンド、フランクスの得点力。加えてベンチ組のエナジーが刺さった。
試合結果・速報
2025-26 B1 12/21(日)第15節 VS茨城ロボッツ GAME2
| TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
|---|---|---|---|---|---|
| 秋田 | 22 | 20 | 11 | 4 | 57 |
| 茨城 | 20 | 11 | 18 | 20 | 69 |
会場:日立市池の川さくらアリーナ/TIPOFF:15:05
秋田スターティングファイブ
- #1 ジャメール・マクリーン
- #2 栗原翼
- #10 ヤニー・ウェッツェル
- #12 元田大陽
- #17 中山拓哉
ゲームの流れ(実況感マシマシで振り返り)
1Q:マクリーン先発で活性化。リバウンド3連発も出た(22-20)
秋田はスタメンにマクリーンを入れて、最初の一歩を強く踏んだ。元田の3Pに絡むリバウンド、元田→ウェッツェルのゴール下、さらにこの時間帯はリバウンドを3回奪って“殴れる形”が作れたのが大きい。
一方で茨城も簡単には崩れない。長谷川のスティールからジェイコブセンのドライブが出ると、今度は栗原がディフェンスの圧でやり返す。ウェッツェルがゴール下をこじ開け、中山もアタック。「アタックだめならハーフ」の切り替えが早く、テンポ自体は悪くなかった。
ただ、ここで出てしまう“おなじみのムラ”。ボールを持ちすぎて安易なパスミス、止まって見てしまう時間帯。相手のターンオーバーに救われながら、1Qは22-20で折り返し。
2Q:テクニカルで流れが来た…のに突き放し切れず(20-11/前半42-31)
マクリーンがアタックでエンドワン。守備でも相手にファールが溜まっていく。茨城はヤンの3Pで食らいつくが、秋田はトランジションから元田が3Pでお返し。いい。
中盤、茨城は長谷川が自分でドライブをねじ込み、空気を変えに来る。秋田はタイムアウトで立て直し。ここで効いたのが、相手のファールアピールからのテクニカル。秋田に流れが傾いた。
ただし、ここが今日の“伏線”。流れが来ても点を積み上げ切れない。じわじわとファールがかさみ、攻めが単発になり始める。それでも赤穂の3Pなどで形を作り、前半は42-31。11点リードで後半へ。ここまでは「やっと勝てる」空気だった。
3Q:ゾーンが出た瞬間に歯車がズレる。リードは4点に(11-18/53-49)
後半、秋田はウェッツェルのゴール下で先に触る。茨城はジェイコブセンのピック&ロールでドライブを通し、秋田のターンオーバーから長谷川がフローター。ここで茨城がゾーンに切り替える。
正直、相手事情もあった。外国籍の負傷やファール状況を考えれば、苦肉の策だったかもしれない。でも、これがドはまりする。秋田は中に入れたいのに入らない。外で回して、止まって、見て、詰まって、ショットクロックが進む。最後は確率の悪い3Pを打たされる形に寄っていった。
第3Q残り3分29秒、マクリーンがゴール下をねじ込んでスコアは53-45。ここからが“悪夢の入口”。茨城が終盤に詰め、53-49で第4Qへ。点差はまだ4点。でも、空気は完全に茨城ペースになっていた。
4Q:53点で止まったまま…0-24ランで試合が壊れた(4-20)
第4Q、茨城は粘る。秋田は攻め手が見つからない。3-2ゾーンの前でボールが外を回るだけになり、ドライブも“突っ込むだけ”になって止められる。オフェンスファール、パスミス、24秒…嫌なものが全部出る。
| 区間 | 出来事 |
|---|---|
| 3Q 残り3:29 → 4Q 残り2:10 | 秋田 0得点/茨城 24得点(0-24ラン) |
| スコア推移 | 53-45 → 53-69(※秋田が次に得点した時には、すでに勝負が決まる点差) |
そして地獄みたいに重かったのが、“点が入らない”こと自体よりも、点が入らないせいでディフェンスの集中まで削れていったこと。パッチアップがずれ、ドライブを許し、セカンドチャンスを与え、また守る時間が伸びる。ここは辛口に言うけど、苦しい時ほどチームの約束事が見えなくなるのは一番もったいない。
最後は57-69。4Qはわずか4点。こんなクオーター、二度と見たくない。だからこそ、ここからどう直すかが全て。
今日の敗因を“3つ”に絞って整理
敗因①:ゾーン相手に「中の触り方」が単発だった
中に入れる意図はある。でも入らない。結果、外で回すだけになる。ゾーン相手に一番ダメなのは、外でボールを止めること。1人が持って“考える時間”が増えた瞬間、相手は整って守れる。
必要なのは「入れる」より先に「触る」。ハイポスト、ショートコーナー、ダイブ、ベースラインランナー。触り方の種類が少ないと、読まれて終わる。
敗因②:ショットクロックに追われて“苦しい3P”が増えた
いい形の3Pなら大歓迎。でも今日は「打たされた3P」が多かった。外のパス回しが目的化して、最後に時間がなくなって打つ。これをやると、外れた瞬間に戻りも遅れるし、リバウンドも整わない。
オープンを作る前に“疲れる”のが、ゾーンにハマった時の典型パターンだ。
敗因③:オフェンスの停滞が、ディフェンスの粘りまで削った
点が取れないと、守る集中が落ちる。これは誰でもそう。でもプロはそこで踏ん張らないといけない。茨城は4Qの序盤、長い時間得点が止まってもディフェンスで我慢して勝ち筋を作った。秋田は逆に、攻めのストレスが表に出てしまい、オフェンスファールや判断ミスが増えていった。
次戦までに“今すぐ出来る”ゾーン対策:処方箋3つ
処方箋①:ハイポストに「司令塔」を立てて、2秒で判断
ゾーン相手に外で5回回すより、ハイポストで1回触った方が早い。キャッチしたら2秒で「シュート/ハンドオフ/ダイブへのパス」。止まって考えたら相手の勝ち。“受けた瞬間に決める”を徹底したい。
処方箋②:「1回目の侵入」を捨てない(キックアウトの質)
最初の侵入が止められても、そこで終わらない。キックアウトからもう一度侵入。ボールサイドに寄ったゾーンの背中を、スキップパスでひっくり返す。外が入る入らない以前に、守る側が“走らされる”形を増やしたい。
処方箋③:ゾーンで止まったら“セットを変える”合図を作る
今日みたいに「詰まってるのに同じテンポ」で行くと、どんどん沼る。合図はシンプルでいい。例えば「1回詰まったら即P&R」「外で止まったらダイブを増やす」「オフェンスリバウンド2人行く」など、チームで共有できるスイッチが必要。
相手(茨城ロボッツ)の勝因:我慢して、最後に刈り取った
茨城は“勝ち筋”が明確だった。長谷川のドライブ&スティールで流れを作り、ジェイコブセンがリバウンドと中の起点で支え、フランクスが要所で仕留める。そして何より、後半はゾーンで秋田の判断を遅らせ続けた。
茨城は第4Q序盤、得点が伸びない時間帯があってもディフェンスで我慢し、そこから一気に試合をひっくり返した。正直、ここは見習うべき部分。勝つチームは、点が止まっても“負け方”をしない。
試合後コメント(要約)
前田顕蔵HC(ケンゾーHC)
前半は勢いに乗れそうな場面もあったが、後半は相手がゾーンを敷いてくると予想していた中で攻略できなかった。選手に自信を与えられなかったことに責任を感じている、という趣旨。「非常に重い2連敗」という言葉が刺さる。
ジャメール・マクリーン
ゾーンに切り替えられたところで連動性が失われた。3-2ゾーンに対してインサイドを攻めつつ外も狙いたかったが、中に入れられずタフなアウトサイドを打たされた。映像を見て改善したい、という趣旨。
茨城:クリス・ホルムHC/長谷川智也/ジェイコブセン(要約)
ホルムHCは、前半うまくいかない時間帯に「成長しよう、変わろう」と選手に伝え、コントロールできない要素ではなく“やるべきこと”に集中したことが後半の逆転に繋がったとコメント。第4Q序盤を無失点で抑えた点、出場機会が少なかった選手のステップアップも評価していた。
長谷川は、自分たちのバスケットができない時間があったが、後半はディフェンスから流れを作れたこと、ゾーンが機能したことを強調。ジェイコブセンも、タフな試合の中で4Qはディフェンスで我慢できた点を振り返った(いずれも要約)。
ハイライト動画
ケンゾーHCコメント
選手コメント
秋田は上の「マクリーン要約」に加えて、試合後の表情がすべてを物語っていた。苦しい時にこそ、誰かが「中に触る」「止まらず動く」「守る」を体現してチームを引っ張らないといけない。
そして相手目線。茨城は“勝つためのスイッチ”を後半に入れてきた。ゾーンで止め、リバウンドで粘り、最後に刈り取る。悔しいけど、今日は相手が一枚上だった。
最後に
ブースターとして、今日の負けは本当にキツい。だけど、目を背けたらもっとキツい。
今日いちばんの問題は「ゾーンに弱い」ことそのものじゃない。ゾーンに当たった瞬間、チームの約束事が薄れて、同じ詰まり方を繰り返してしまうこと。そこを直せるかどうかで、この先のシーズンの景色が変わる。
選手たちへ。自信を失いそうな試合ほど、基本に戻ろう。ボールを動かす、まず中に触る、守って走る。やることはシンプルだ。二度と「4Q 4点」を繰り返さないために、次の1試合で“変化”を見せてくれ。
相手(茨城)側のHC・選手コメントは茨城ロボッツ公式の試合レポート記事を反映しています。
クオーター別スコア/前田HC・マクリーンコメントの骨子は秋田ノーザンハピネッツ公式リリースの記載に合わせています。([northern-happinets.com][1])

