どうしたハピネッツ?3勝15敗から宇都宮戦へ!バイウィーク明けに「秋田らしさ」は取り戻せるのか

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3勝15敗で東地区最下位。東北カップ優勝で「今季こそCS!」と盛り上がった空気から一転、気がつけばブースターのタイムラインには「どうしたハピネッツ…」の声が並ぶ状況になってしまいました。

しかも、バイウィーク明け最初の相手はアウェー宇都宮ブレックス。Bリーグ屈指の完成度を誇る強豪との対戦です。「この内容で宇都宮に勝てるの?」と不安になる一方で、ここをきっかけにシーズンを立て直してほしいという期待も、正直まだ捨てきれないですよね。

この記事では、今シーズンここまでの問題点を整理しながら、「バイウィーク明けの宇都宮戦で、秋田ノーザンハピネッツがどう戦えば“秋田らしさ”を取り戻せるのか」を、ブースター目線でフレンドリーに、時々辛口も交えつつ掘り下げていきます。

  • なぜ3勝15敗まで成績が落ち込んだのか(攻守の数字と内容)
  • けが人ラッシュとロスター崩壊がチームに与えた影響
  • バイウィーク中に日本人選手が積み上げてきたもの
  • 宇都宮戦で「結果」と「内容」の両方を取りにいくためのポイント

「今の秋田をちゃんと整理しておきたい」「宇都宮戦を前向きに楽しみたいけど、モヤモヤもある」という方に読んでもらえたらうれしいです。

東北カップ優勝から3勝15敗へ──何が秋田ノーザンハピネッツに起きたのか

まずは、ここまでの18試合で何が起きているのかをざっくり整理してみます。東北カップでは優勝し、「オフェンス改善」「CS争い」が普通に語られていました。それが、リーグ戦では序盤から黒星が積み重なり、気づけば3勝15敗という厳しい数字です。

開幕前の補強テーマは「得点力アップ」。そこで、ピンダーをはじめ、得点能力の高いフォワード・センターをそろえ、オフェンスのバリエーションを増やす構想でした。ところが、その中心になるはずだったピンダーが開幕前に負傷。中山拓哉も「攻撃の中心になる選手とプレーを合わせられなかったのは痛手だった」と語っています。

その結果として、チームスタッツは次のような状態になっています。

指標 今季ここまで コメント
平均得点 68.4点 リーグ最下位クラス。オフェンス改善どころか悪化。
フィールドゴール成功率 リーグ最下位 打っても入らない時間帯が長く、我慢しきれない展開が続く。
平均失点 83.9点 昨季から約9点増加。ディフェンスの強度低下が顕著。

補強で上積みを狙ったはずのオフェンスは数字的にもワーストレベル、しかも「守って走る」秋田のディフェンスまで崩れてしまった。このダブルパンチが「東北カップ優勝チームどこ行った?」という今の違和感につながっています。本来ならオフェンスが伸びるはずの補強が、ディフェンス低下と噛み合っていないのが、今季最大の誤算と言えるでしょう。

オフェンスは本当に良くなったのか?得点力補強のはずが…

外国籍選手の得点力そのものは、確かに上がっています。ピンダーやウェッツェル、ライスナーといった顔ぶれは、個々で得点を取る能力がありますし、実際にスタッツ上もそれなりの数字は残してきました。

問題は、その周りを固める日本人選手の得点が伸びていないことです。相手からすると、「まず外国籍を止めよう」「日本人には多少打たせてもいい」というディフェンスプランが組みやすくなってしまっている状態。オフェンスが重くなると、どうしてもピンダーへのポストエントリーや1on1に頼りがちになり、ボールが止まり、さらにシュート確率も落ちるという悪循環にハマっています。

本来やりたかったのは、外国籍の存在感を軸にしつつ、田口・中山・赤穂・栗原あたりが外とドライブでバランス良く得点する形。それが、ケガやコンディション不良でほとんど実現していないのが現状です。

ディフェンス崩壊で「秋田らしさ」が迷子に

攻撃が噛み合っていなくても、ディフェンスさえハマればロースコアゲームに持ち込んで勝ち切れるのが、これまでの秋田でした。ところが今季は、その「最後の砦」だったディフェンスが崩壊気味です。

数字で見ると、平均失点は83.9点で昨季より約9点増加。ガード陣がボールプレッシャーをかけきれず、簡単にペネトレイトを許すシーンが増えていること、ヘルプのタイミングやローテーションのミスから簡単にミスマッチを作られていることなど、守備戦術の理解と徹底度に大きな課題が見えます。

赤穂雷太は早い段階から「ディフェンスが崩壊している。秋田らしいバスケが全然できてない」とコメントしていました。あの赤穂が“崩壊”という言葉を使うくらいなので、コートの中の感覚としても相当な危機感があったはずです。

スティール数が減ったことで速攻も激減し、ディフェンスからリズムを作るパターンがほぼ消えたのは、ブースターとしても見ていて一番寂しいところ。「秋田らしさとは何か」を、もう一度ディフェンスから作り直さないと、宇都宮戦どころかシーズン全体がしんどいまま終わりかねません

けが人ラッシュとロスター崩壊──フルメンバーが揃ったのはたった1試合

とはいえ、「全部が全部プレーの問題だけか?」と言われれば、もちろんそうではありません。今季の秋田を語るうえで避けて通れないのが、けが人ラッシュとロスター崩壊です。

記事でも触れられているように、今季ここまで「全員がそろった試合はわずか1試合だけ」。これ、冷静に考えるとかなりエグい状況です。バスケは5人のスポーツですが、実際のシーズンは8〜10人のローテーションを前提に設計されます。そのローテが最初から最後まで崩れっぱなしだったわけです。

「言い訳にするな」と言うのは簡単ですが、ロスターの現実を見ないまま叩くだけでは、本当の改善策は見えてきません。ここでは、一度落ち着いて離脱状況を整理してみましょう。

田口・ライスナーだけじゃない、日本人ローテの崩壊

けが人とコンディション不良をまとめると、だいたいこんな感じです。

  • 栗原翼:開幕戦のみ出場、その後は欠場続き
  • 中山拓哉:フィジカルを武器にする司令塔も、負傷で2試合欠場
  • 赤穂雷太:コンディション不良で4試合欠場
  • 田口成浩:右膝前十字靭帯断裂+外側半月板損傷でインジュアリーリスト入り(長期離脱)
  • タナー・ライスナー:脳震とうでインジュアリーリスト入り

ベンチから流れを変えるシューター(田口)、ストレッチ4としても使えるインサイド(ライスナー)、ウイングディフェンダー(赤穂・栗原)、ハンドラー&キャプテンシー(中山)と、ローテの核を担うメンツが「日替わりで抜ける」ような状態が続いたわけです。

そのせいで、試合ごとにスタメンもセカンドユニットも形が安定せず、「この時間帯はこのユニットで守り勝つ」といったパターンを作りづらかったのは想像に難くありません。ブースターとしても、「この組み合わせ良さそう」と思った頃には、誰かがまた離脱している…という感覚があったのではないでしょうか。

「全員そろったのは1試合だけ」が意味するもの

水野勇気社長も、「けが人も出て、思い描いていたシーズンとは違っている」とコメントしていました。もちろんクラブとしても、「けがを言い訳にしたくない」という思いはあるはずです。それでも、全員が元気な状態で戦えたのが1試合だけという事実は、重く受け止めざるを得ません。

本来なら、東北カップ優勝時のメンバーを軸に、そこに新戦力のフィットを時間をかけて高めていくはずでした。それが、スタート地点からバラバラのパズルを拾い集めるようなシーズンになっている。その中でどこまで形作れたのか、どこがまだまったくできていないのかを、バイウィーク中に整理できたかどうかが宇都宮戦の“見どころ”の一つになってきます。

バイウィーク中に何を積み上げたのか──日本人選手が磨いた“土台”

リーグは約3週間の中断期間に入りましたが、その間もハピネッツはのんびりしていたわけではありません。ただし、各国代表活動の影響で外国籍選手が抜けており、戦術練習や5対5はほとんど組めない状況だったようです。

そこで日本人選手たちは、ディフェンスの足の運びやポジショニングなど、「超・基礎」の部分をひたすら反復。秋田の原点である“守って走るバスケ”を取り戻すための土台づくりに時間を使ってきました。中山は「中断期間で変わったと思ってもらえるようにしたい」と語っており、その言葉にすべてが込められている気がします。

宇都宮戦は、この「変わったと思ってもらえるようにしたい」が口先だけだったのか、本当にコートに反映されているのかを確認する“テストの場”と言ってもいいはずです。

外国籍不在でもできること、あえて基礎練習に全振り

外国籍が不在の中でできることは限られています。ピック&ロールの連携やインサイドを絡めたセットオフェンスは、どうしても質が落ちてしまう。それならいっそ、

  • 1on1ディフェンスの足さばき
  • ヘルプとローテーションの約束事
  • リバウンド後の一歩目の切り替え

といった部分に練習の多くを割く、という選択は理にかなっています。秋田のバスケは、「守備の5人が連動してターンオーバーを生み、そこから速攻に出る」ことでリズムを作るスタイル。ここが戻ってこなければ、いくらオフェンスのセットを増やしても焼け石に水です。

中山拓哉が語る「変わったと思ってもらえるようにしたい」の真意

中山のコメントは、一見するとよくある「がんばります」の延長にも聞こえます。でも、今の状況を踏まえると、その一言の重みはかなり大きいです。

なぜなら、バイウィーク明け一発目の相手が宇都宮だから。もしここで、

  • 出だしからディフェンスが軽い
  • ルーズボールに飛び込まない
  • 10点ビハインドになった瞬間に目が死ぬ

といった姿を見せてしまえば、「何も変わってないじゃん」とブースターは一瞬で見抜きます。だからこそ、「変わったと思ってもらえるようにしたい」という言葉には、「プレーの質を変える」「態度も変える」「試合への入り方も変える」という複数の意味が含まれているはずです。

宇都宮戦は、中山自身にとっても“リーダーとしての勝負どころ”。ここでチームをまとめ、守備で先頭を走る姿を見せてくれたら、結果がどうであれブースターの心は必ず動きます。

宇都宮ブレックス戦で秋田が“結果を残す”ための3つのポイント

では、具体的にアウェー宇都宮戦で秋田が「内容と結果」を両方追いかけるためには、どんなポイントが重要になるのでしょうか。ここでは、ブースター目線で「ここだけは絶対チェックしたい」というポイントを3つに絞ってみます。

相手は完成度の高い強豪・宇都宮。だからこそ、勝ち負けだけでなく「何をやろうとしているか」がはっきり見える試合にしてほしい、というのが正直なところです。

① 失点ラインを80点以内に抑えられるか

今季の秋田は、とにかく失点が多すぎます。平均83.9失点という数字は、「秋田らしいロースコアゲーム」とは程遠いもの。宇都宮相手にこのペースで打ち合いに行けば、ほぼ間違いなくジリジリ引き離されてしまうでしょう。

理想を言えば、

  • 前半を35〜40失点以内に抑える
  • 3Q終わりで60点前後
  • 最終的な失点は80点以内

このあたりが、最低限「秋田らしいディフェンスができた」と言えるラインです。もちろん相手も強豪なので、数字どおりにはいかないかもしれません。それでも、「相手の平均得点を上回るような失点を許してしまう試合」を減らさない限り、勝率は絶対に上がってきません

② 日本人が二桁得点を取る試合をどれだけ作れるか

次に重要なのが、日本人選手の得点です。今季の秋田は、外国籍の得点に頼りすぎる時間帯が長く、日本人が二桁に乗らない試合が目立ちます。これでは、相手ディフェンスに「的を絞られている」状態のままです。

宇都宮戦でぜひ見たいのは、

  • 赤穂が3ポイントとドライブでアグレッシブに攻める
  • 中山がペイントタッチからのフローター、ファウル獲得を増やす
  • 土屋・保岡あたりがコーナーから自信を持って打ち切る

といった姿です。「外したらどうしよう」ではなく、「打たない方が罪」というくらいのメンタリティで、まずはシュート数を増やしてほしいところ。日本人で誰か一人でも二桁に乗ると、オフェンスは一気に楽になります。

③ 「秋田らしいスティール→速攻」が何本出るか

最後のポイントは、スティールから速攻への変換回数です。ここ数シーズンの秋田は、「スティール→速攻」の本数がそのまま勝敗に直結していました。今季はスティール数が減ったことで、このパターンがほとんど見られなくなってしまっています。

宇都宮戦では、たとえ結果がどうであれ、

  • 前線のプレッシャーからボールを奪うシーン
  • ヘルプディフェンスからのスティール
  • ルーズボールにダイブして、そのまま速攻につなげるプレー

を、最低でも何本かは見たいところです。数字として「スティール○本」というより、試合を通して「秋田のディフェンスで会場が沸くシーン」がどれだけあったか。これが、ブースターの心をもう一度つかむための、一番分かりやすい指標になると思います。

ブースターとして、いま何を期待し、何に厳しく見るべきか

ここまでかなり好き放題に整理してきましたが、結局のところ、私たちブースターにできるのは「期待すること」と「ちゃんと厳しい目も持つこと」の両方です。

期待する部分としては、

  • バイウィーク中の基礎練習が、ディフェンスの強度としてコートに現れること
  • 日本人選手が二桁得点を狙う“覚悟”を見せてくれること
  • 中山・赤穂を中心に、チームがもう一度「秋田らしさ」を取り戻すこと

一方で、厳しく見ていくべきなのは、

  • 球団の危機管理(けが人対応・補強・ロスター構成)
  • 情報発信のタイミングと中身(「何をどう変えようとしているか」の説明)
  • 「負けが込んだ時ほど、どれだけブースターを大事にしてくれるか」という姿勢

このあたりです。クラブに対して「もっとやってくれ」と言うのは、決して悪いことではありません。むしろ、怒りやモヤモヤを飲み込んで黙って離れてしまう方が、本当の意味でチームにとっては一番怖いとさえ思います。

まとめ:宇都宮戦は“今季のリスタート”になり得るか

3勝15敗、東北カップ優勝からの急降下、けが人ラッシュ、ディフェンス崩壊──正直、今季前半の秋田ノーザンハピネッツを一言で表すなら「しんどい」です。それでも、バイウィークを挟んで、チームもクラブも、そしてブースターも、一度立ち止まってそれぞれの立場で考える時間を持つことができました。

アウェー宇都宮戦は、その答え合わせの第一歩。ここでいきなり2連勝、とまでは言いません。それでも、

  • 失点が明らかに減っている
  • 日本人が積極的にシュートを打ち切っている
  • 「秋田らしい」スティールとルーズボールへのダイブが増えている

そんな試合内容を見せてくれたら、「まだこのチームを信じていいかも」と思えるはずです。

私たちブースターにできるのは、プレーをすることではありません。でも、声を出すこと、拍手を送ること、時には辛口の意見を届けることはできます。怒りながら、それでも好きでい続ける──それが秋田ノーザンハピネッツのブースターらしさだと勝手に思っています。

宇都宮戦が「今季のリスタート」と呼べるような2試合になることを願いつつ、roukyuu.comではこれからも、応援目線で、でもちゃんとツッコむところはツッコみながらハピネッツを追いかけていきます。あなたのモヤモヤも、また一緒に言葉にしていきましょう。

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