いよいよプレシーズンマッチとして琉球vs秋田が沖縄アリーナで開催した。もちろん、リーグ前の対戦ですので、チームの仕上がりというよりは、課題をみつけたり戦術の確認という位置づけになるだろう。
ここで爆勝しても、気分はいいが「慢心」の原因を作ることにもなりかねないので、どれだけ「やるべきことの確認」が取れているか?が重要だろうし。
あくまで本番は10月からだ。ここにピークをもっていく準備段階ということ。
しかしファンとしては、新しい選手がどれだけ活躍できるのか?興味は尽きないし、シーズンでの良き予感は欲しい。ジョーダン・グリン選手の3Pシュートやコルトン・アイバーソン選手のインサイドの支配。ワン選手は3年契約としての意気込みを見たい。
おいさー田口選手や多田選手の3Pシュート、大浦選手のノールックのアシスト。考えたらワクワクは止まりませんね。
2021-22 プレシーズンマッチ秋田ノーザンハピネッツVS琉球ゴールデンキングス
秋田43-77琉球という結果になった。オフェンスの意味からすれば、43得点という結果は到底受け入れられるものではないだろう。
あくまでもプレシーズンマッチ、、練習試合ということで、ファンからすればアグレッシブに欠けたり、連携に物足りなさを感じる場面も見受けられた。
チームとして約束事があったのかもしれない。
シーズン開幕に向けて良い準備を進めていきます
上位のことに尽きるということだ。さらにタイムアウトは何度とってもいいし、ファールアウトもない仕様だ。
やはりシーズン前の張り切り過ぎての「ケガ」が一番怖いということを加味している。
やる気のなさではなく、チームとしての確認作業なのだ。それはシュート前オフェンスの流れだったり、ディフェンスのしかけのタイミングだったりする。
そのあとのシュート精度や、インサイドへのディフェンスの強度については、そんなに重要なことではないらしい。そのような視点で見ると、まあまあということなのかもしれない。
クーり選手のインサイドを崩せたのか?
個人的にはグリン選手の3Pシュートやインサイドに可能性を感じたし、ワン選手もリバウンドに絡んだ。川嶋選手も3Pシュートを決めたし、中山選手とのコラボもワクワクした。
おいさーこと田口選手も先発で、懐かしさを感じてしまったし、千葉時代よりはディフェンスの意識が高かった。長谷川選手も3Pシュートを決めたしインサイドへのアタックは健在。
多田選手もクイック3Pシュートを決めたし体が一回り大きくなった気がした。大浦選手もやや抑え気味のプレーだったが、デイビス選手へ裏へのキラーパスを通した。
キャプテン古川選手もシュートタッチはまだでしたが、シュートを打つタイミングは良かった。
攻撃の手数に圧倒
相手の琉球は、インサイドでは相変わらずクーリー選手は存在感を示したし、千葉から移籍のコー選手はキレがあり、インサイドへの侵入、ミドルシュートと仕上がりの良さを感じた。
秋田とは違い、ある程度のまとまり感が見て取れた。選手同士の連携もよく、得点を小刻みに重ねていく。これに並里選手が加わると、さらにオフェンスのキレも増すに違いない。
琉球との試合は今日も行われる。
さあ、ここからの秋田だが、同チームを作るのか?ケンゾーHCの手腕の見どころだ。
彼は東京オリンピックバスケ日本代表に同行し、現在の世界のバスケの基準を目の前で感じたはず。ならばそれをチームに還元しない手はないのだ。
そしてアシスタントコーチのケビン・ブラスウェル氏もチームに合流できていない。
これから開幕まで、思い描くオフェンスの構築に期待がかかるが、まずは、東北カップに向けて戦うチームに仕上げてほしい。
ハピネッツ選手一覧