秋田は東地区4位、三河も西地区4位でともにワイルドカード争い中のチーム通しの直接対決となった。どちらも負けられない試合は秋田はビッグマン、アイバーソン選手がねん挫で出られない。そのままだとガードナー選手率いる三河の得点力は脅威だが、秋田はチーム一丸で川崎戦で見せた粘りを発揮できるか?

試合結果

2021-22 B1第31節4月16日秋田ノーザンハピネッツVSシーホース三河ゲーム1

秋田|17|14|25|28|=84
三河|18|23|17|35|=93

元秋田の細谷選手がスタメン、懐かしい顔ぶれに少し和んだ。ゲームの入りは秋田がプレッシャーディフェンスで三河のターンオーバーを誘い、剛撃ではデイビス選手が躍動、アリウープダンクやゴール下に切り込んで得点した。グリン選手の3Pシュートも飛び出した。

しかし、じわじわと三河のオフェンス力が発揮する。ボール回しを早くしてガードナー選手がゴール下のユトフ選手にパスを供給する。加えてアウトサイドシュートも確率良く決めた。

秋田は逆にシュート確率が悪く、流れを悪くした。前半は31-41の10点差で折り返した。三河は前半で秋田のディフェンスにアジャストし、3Pシュート、ゴール下のシュート力の差がそのまま出た。

後半の入り、秋田は激しいディフェンスの継続で10点差を追撃解するがガードナー選手の個人技でゴール下。また西田選手へのキラーパスが何度も通り得点を許す。秋田はお返しとばかり中山選手がカットイン、デイビス選手のあわせフローター、長谷川選手デイビス選手のあわせ、リバウンドをしつこく3回奪ってからのグリン選手のジャンパーで41-47とした直後3Pシュートが決まり3点差にしたところでタイムアウト。

川島選手がしつこくディフェンスを粘って8秒バイオレーションを誘発させると古川選手の3Pシュートがきまり47-47の同点。その後は3Pシュートの打ち合いで56-58の三河が2点リードして最後の10分に。

三河はインサイドをするすると攻め長野、角野選手が連続得点を引き出す。秋田のインサイドへの警戒が少し緩んだのが見て取れた。しかもガードナー選手を温存してのこのプレーは秋田の油断を誘ったか?に見えた。実にしたたかだ。

残り8分dえ10点差。秋田のアウトサイドシュートの普段の確率からすれば、逆転できない数字ではない。しかし秋田の集中力が、川崎戦で見せたものとは違った。秋田はターンオーバーを繰り返してしまう。三河のパスへのプレッシャーが上回った。

最大17点差が付いた。

それでも秋田はグリン選手のインサイドや長谷川選手の3Pシュートなどで流れを作り、先の川崎戦を思いださせる粘りをみせた。ワン選手もゴール下へのアタックで見せ場を作った。ゴール下でユトフ選手をフェイクで飛ばしてエンドワン。素晴らしかった。

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

良い時間帯と悪い時間帯がある中で、嫌なやられ方をディフェンスのところで繰り返しされたのが非常に気になりました。
カッティングからのレイアップや1対1であったり、三河さんのボールが動くことに対して間違ったローテーションを組んでしまったり、自分たちがしないといけないことを徹底できなかったりというのが、リードをされてそこから逆転できなかった要因だと思います。
またオフェンスの部分で積極的にプレーできていない時間帯が非常にもったいなくて、ミス自体は少なくてもプレーの選択がうまくできていなかったので、そこをどうやって明日クリアにしてチームとして戦えるかだと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16651

最後に

秋田は最後まで3Pシュートの確率が本来の調子ではなく、33,9%。三河は58%。この差が出てしまっただけに悔しい試合だった特に田口選手が4分の0.三河の西田選手が4分の4と対照的だった。でもこれがバスケットだし、シューターはそれでも打たないといけない。

また、絶対にやってはいけないターンオーバーからのイージーバスケット。秋田は集中力に問題があったし、シュートセレクションで積極性が足りなかった。明日はやり返すしかない。結局、他力本願でチャンピオンシップ出場しても、、、ね?んでねー?