秋田は今シーズンタイの4連勝中で、20勝16敗の東地区4位、仙台は前節名古屋DDに2連敗、11勝25敗の東地区7位。勢いは秋田にありそうだが、仙台は決して侮れないチーム。秋田を倒して、浮上のきっかけを狙っていると思う。お互いにまずディフェンスからリズムを作るので、激しいぶつかり合いになりそうだ。

試合結果・速報

2022-23 B1第22節2月11日秋田ノーザンハピネッツVS仙台89ERSゲーム1

秋田|24|17|13|17|=71
仙台|18|14|10|14|=56

今日はケガで戦列を離れている、田口選手がチームに帯同して、元気な姿を見せた。大浦選手にアドバイスしているようだった。

さあ、ゲームの入りは秋田の3連続3Pシュートが決まった。仙台は少し動揺したのか、マークがつられてフリーに打たせる場面があった。しかし仙台は11点差を少しづつ詰めてくるのはさすがだ。

仙台もディフェンスのチーム。ペイントエリア内の秋田は、ザック選手等、簡単なレイアップやゴール下のシュートを外した。そうした部分が仙台の追従を許している。

タイムアウト後、チームのシュートセレクション通りに、川嶋選手がキックアウトからキッド選手がフリーで3Pシュートを決めて41-32で折り返した。

秋田の得点が思ったよりも伸びない。秋田はこんな時はWチームを仕掛け流れを引き寄せる。

中山選手のスチールからザック選手へタッチダウンパスが通りゴールを狙うがファールをもらった。川嶋選手がノールックパスで中山選手がゴール下、ここもファール2スロー。川島選手がペイントエリア内へ侵入し、ザック選手へおしゃれパス、ダンク!で51-36と15点差をつけた。

カンター選手もリバウンドを連取する働きも、目立たないかもしれないが大きな仕事だと思う。このような地味で確実な作業が時に大きな流れを引き出す。

大浦選手がブザービーター3Pシュートを決めて54-42の12点差にした。

仙台もまだあきらめる点差ではないが、ショットを決めると秋田もやり返す。仙台はバーレル選手にボールを集め、ジャンパーやインサイドアタックの攻撃を仕掛け得点を連続で決めた。

しかし秋田の泥臭さが出る。川嶋選手がスチールで倒れながらボールを奪うと、長谷川選手へパス、最後カンター選手がインサイトへ切り込んだ。仙台の反撃のチャンスをスチールで潰した。

仙台は外国籍選手のブース選手が意地で3Pシュートやミドルを決めたが、秋田の多田選手がコーナー3Pを決めて秋田は全員得点を決め、勝ち切った。


引用:https://basketball.mb.softbank.jp/lives/500433

ハイライト動画

ケビンHC代行コメント

勝つことはできましたがタフな試合でした。
仙台さんとは水曜日のアウェーで一度戦っていますが、その時は大差で勝つことができました。
相手のホームで大差で勝てたということは、自分たちのホームの時にはリベンジの強い気持ちでくることはわかっていて、最初から最後までフィジカルにきたのでハードな試合だったとは思います。
仙台の藤田HCも戦術的に素晴らしい準備をしますし、今日もかなり準備をしてきたと思います。
自分たちはディフェンスは良かったですが、オフェンスではペイント内でのシュートが決めきれなかったというところが今日の一つの課題で、明日の改善点です。
今シーズンの前半戦では、上位のチームと当たって悔しい思いをしてきましたが、そこから学んだ経験を後半戦で生かせているとは思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17378

最後に

仙台はデフェンシブないいチーム!秋田がB2降格し、B1に昇格して、ディフェンスでいいゲームを展開しつつも、勝負所で、相手に決められて、突き放され何度も煮え湯を飲んだ。本当に、あと一歩が遠くて、強豪の千葉相手には今でもそのような感情が芽生える。

現在仙台もB1の現場で、秋田が歩んできた道を経験中なので、思い通りにいく試合、そうでない試合から学んでいる最中だ。ヘッドコーチの戦術を信じて疑わず、ステップアップしてほしい。

明日はバーレル選手のインサイドアタックや、ブース選手のアウトサイドシュートに活路を見出し、日本人選手の頑張りで勝利をつかみに来ると思う。仙台は降格は免れそうなので、思い切って向かってくる。秋田はオフェンスが停滞する時間がまだある。仙台の挑戦に受け身にならず、B1での一日の長(いちじつのちょう) を示す戦いを演じてほしい。んでねー?