千葉に移籍した田口成浩選手も、試練をくぐり抜け、光を見出そうとしている。秋田で積み上げてきたものを失ってまでも、自分を信じてパフォーマンスを出しにいく強い心こそ、今ハピネッツ選手に向けたメッセージだと受け取ってもいいと思う。
千葉ジェッツ 田口成浩の大事件
田口成浩選手が秋田から積み上げてきた、連続出場の記録。それが途切れた瞬間が来てしまった。千葉での開幕3試合目だった。調子の悪い選手は使わない。それはプロの世界。覚悟の上だったと思う。それで、チームは勝利したのだが、その夜、田口選手は声をあげて号泣したのだ。それは秋田を離れる決断をした、あの記者会見以来のことです。
さぞかし、くやしかったと思います。秋田時代のチームメイトの富樫勇樹戦手と試合後、いろんなことを話合い、心情を吐露できたのは良い支えになったとは思いますが、プロは結果をだしてなんぼの世界。パフォーマンスを出す前に「気持ちの強さ」がものを言う世界です。
出番を外されて、それを自分の「プラス」に変え、「見とけよ」と強い気持ちを呼び起こし、自分を信じてプレーをする。迷うのないピュアな心で次々シュート(結果)を決める。富樫選手のアシストから決める。そうした最悪の状態から最高の状態に持っていく法則。そうして千葉というチームの信頼を勝ち取って行く。これはその人にしか分からないかもしれないが、素直に学べる部分もあろうかと思います。
公式戦で田口選手はMVPとなり「オイサー」を叫びました。彼は自分でいばらの道を選択しましたが、力強い一歩を踏み出しました。
最後に
ハピネッツ選手も今苦しい時の中にあると思います。初勝利をつかみきれない状況であります。こうしている間にもハピネッツ選手は練習を繰り返し課題を克服していると思います。それが後少しで必ず報われる時が来ることを信じています。変に自分を萎縮させることなく、とことん仲間と話しながら、ベストパフォーマンスを発揮してください!