170センチ台4人の秋田はザックと共に昨年同様のバスケを目指すのか?それとも秘策はあるのか?


2023~24シーズン前の現在は、各チーム選手補強に動いている最中だ。我が秋田も着々と新しい選手が入団や継続を決めている。まずは日本人選手では、昨シーズン特別指定選手の小栗選手の入団を始め、熊谷航選手、赤穂雷太選手、藤永佳昭選手をそろえた。

赤穂雷太選手は196cmのシューティングガードだが、熊谷航選手、藤永佳昭選手は共に170センチ台。長谷川選手は継続となれば、秋田には170センチ台が4人そろうことになる。

なので素直に考えればスピードのミスマッチを突いた試合展開に特化するのだろうと、予測される。スキを突いたインサイドアタック。その意識を植えつけてからのキックアウトパスや3Pシュートだろうか。

まるで能代工業バスケがスピードで留学生を率いる相手チームをなぎ倒す内容を目指すのか?

それならば、千葉の富樫選手や、横浜の河村勇輝選手が素晴らしい例だ。

なのでそれを本気で目指すならば、徹底してほしい。それば中途半端なら、あっという間にシュートブロックの嵐。容易にビッグマンに潰されることになる。長谷川選手は何度も餌食となった。

ザック選手は継続となり2シーズン目に入る。リバウンドや試合の流れを読むパスワークは特筆される。走れるビッグマンで、後方からの分厚いフォローも魅力的だった。しかしインサイトに向かってくる、相手のビッグマンを止められずファールを重ねてファールアウトもいやというほど経験した。なのでザック選手がその部分のステップアップを自覚していただくと面白い。

そしてもう2人の外国籍選手の出来次第では、戦術もがらりと変わる。

キッド選手もアウトサイドシュートは魅力的でスコアラーとしては存在感があった。しかし上位チームのマークがきつくなると影を潜めた。無理にインサイドを攻める場面もあったが、精度に欠いた。

秋田はオールラウンダーの外国籍選手が求められるが、予算もあり厳しいと思う。しかしチームとして戦い、役割をこなせば、バランスのいいチームとなり、個が突出するだけの、いびつなチームにはならないと思う。

バスケは得点が動くゲーム。いくらディフェンシブに応戦しても、上位チームはタフショットを決めて引き離す。決まらなかったアウトサイドシュートが入りだす。秋田はB1昇格後いやというほど、経験した。オフェンスが停滞し、パスを何度も回した。

バスケは点取りゲーム。スモールラインナップの時は圧倒的にスピードのミスマッチで流れを変えてほしい。

いずれにしろ、ケンゾーHCが「暴れます」と言っているので期待しよう。