秋田の外国籍選手二人、カンター選手とキッド選手が秋田を離れた。ザック選手は継続でリバウンドの強みは残った。後二人の外国籍選手はいったいどんなタイプが秋田にとって必要なのだろうか?

そしてそれはBリーグ内で見つけるのか?または新しく外から招き入れるのか?もちろんお金もかかるので、一喜一憂はできない。現時点でそのチームにとって理想的な外国籍選手を獲得しているのは渋谷かもしれない。

まずは新指揮官として、アルバルク東京を連覇に導いた名将、ルカ・パヴィチェヴィッチを招聘した。カザフスタン代表のアンソニー・クレモンズを獲得し、そして帰化選手ではジョシュ・ホーキンソン選手を獲得。これでライアン・ケリー選手、ジェームズ・マイケル・マカドゥ選手と共に強力なナインナップをそろえたことになる。

横浜も元宇都宮のジョシュ・スコット選手、元京都からジェロード・ユトフ選手を獲得し両者はBリーグでも実績十分で秋田もずいぶん苦しめられた印象がある。インサイドの強いスコット選手、3Pシュートも打てるユトフ選手で役割もはっきりしている。

秋田はキッド選手はいわゆるスコアラーとして発揮できたが、上位チームのマークが厳しいときは結構苦しんだ。どちらかといえばアウトサイドシュートよりで得点を重ねたがタフショットになるケースも多かった。

カンター選手はトルコではスコアラーだったが、スランプもあり、十分な期待に鍛えることはできなかった。オールラウンダーで後半よく3Pシュートの確率も多かったがインサイドアタックでは今一つ強さは感じられなかったのが残念だ。

外国籍選手に秋田としては何を求めるのだろう?私はやはりインサイド、、特にリバウンドだと思う。中村氏はよくリバウンドまでがディフェンスと口を酸っぱく言っている。

リバウンドで有利に立てば2次3次攻撃が期待でき、秋田のアウトサイドシュートで効果的に得点を重ねることが出来ようか。

また不測のケガに備えることも大事でやはりインサイド、リバウンド勝負はあきらめられない。外国籍選手がケガで試合が決まってしまうのは回避したい。バスケはそれほど高さのミスマッチは勝敗を分ける重要な局面になる。

長期離脱になるのだったら、補強を考えて動いてほしいとも願う。

あとはバネ系の外国籍選手も魅力だ。例えば島根のビュフォード選手、群馬のジョーンズ選手。インサイドに真っ向勝負したかと思えば、3Pシュートも打てる。

秋田の戦力を占う意味でも後二人の外国籍は重要だ。秋田はこの限られた予算でどんな選手を連れてくるのか?今シーズンは新B1へのステップになる大事なシーズンは承知の上だろう。いずれにしろ、7月中には決定するので吉報を待ちたい。