残り4試合からの試合は最後のホームゲーム。秋田ファンは勝利を待ち望んでいる。まだチャンピオンシップ出場には、かすかな望みこそあるが、ふがいない試合内容にはファンは容赦ない態度に出るかもしれない。是非とも勝ちを届けてもらいたい。

試合結果

2021-22 B1第35節4月30日秋田ノーザンハピネッツVS京都ハンナリーズゲーム1

秋田|23|10|20|26|=79
京都|10|10|21|17|=58

茨城敗戦からのショック、、、。秋田はどう修正をしてきただろうか?

ゲームの入りは実に秋田らしかったと思う。インサイドへ切り込んでからキックバックで3Pシュートを演出した。ボールを動かし続け、人も動いた。フリーになる選手も増えて、グリン選手の序盤での3Pシュートは久ぶりに連続で決め切った。

中山選手も気合を入れてバックレイアップを決めた。インサイド外を効果的に攻めた。

川嶋、大浦選手のセカンドユニットに代わるとリズムが良くなった。京都のショットブロックバイオレーションを誘発し、川嶋選手がスチールに貢献、グリン選手のイージーバスケットや、デイビス選手のダンクにつなげた。

ここで京都がゾーンに切り替えると秋田も得点が止まった。逆にインサイドを京都に連続で決められると秋田はタイムアウト。京都はディフェンスの修正に成功した。

秋田は大浦選手が入ると攻撃が早くなる。もう少しプレータイムを伸ばしてもよさそうな感じはするのだが、ケンゾーHCの判断なのでしょうがない。

ペイントエリアへドライブキックで川島選手の3Pシュートを引き出せば、グリン選手のドフリーへのパスを演出する。

そのアシストの妙技は川嶋選手もいかんなく発揮した。独特のリズムでスチールしたかと思えば、するするとペイントアタック。インサイドへのバウンドパスで翻弄(ほんろう)し、ワイドオープンも決め切る。

彼の多彩なオフェンスオプションは秋田ファンを魅了した。

しかし秋田は京都のゾーンに得点が停滞。流れは京都に傾いた。43-38の5点差に。リードはするが突き放せない。下位のチームから勝ちきれないのか?不安がよぎった。それを払しょくさせたのが川島選手の3Pシュートだった。

プレイメイクスコアラーの活躍だった。

秋田は最終クオーター、突き放しに成功する。グリン選手の3Pシュートは持ち味を発揮したし、川嶋選手のアシストで、古川、長谷川選手のコーナー3Pを引き出した。

ラストはお互いにオンザコートになったが、30数分間ベンチにいた、多田選手がいきなり3Pシュートを決めるし、大浦選手がノールックパスでワン選手へのゴールをアシストした。

これで秋田は7試合ぶりの勝利。28勝23敗とした。

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

まず、やっと連敗から抜けられたことはよかったと思います。
負けられない状況の中で、しっかり選手たちがファイトしてくれました。
2Qに苦しい時間帯があったのですが、後半、選手達が立て直してくれました。
明日はホーム最終戦となるので、連勝できるように頑張りたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16695

最後に

秋田のCS出場の夢はどうだろうか?首の皮一枚つながったのだろうか?それよりも久しぶりの勝利で、何か報われた思いの方が強かった。今日は今シーズン目指した秋田のオフェンスの形がかみ合った。これが強豪との戦いで通用する部分もあったし、マークされて出し切れない試合もあった。なので自然と来季に向けての目指すべく方向性も見えたと思う。残り3試合ではあるが、選手には出し切ってもらいたい。