第3節の島根との2連戦で痛感したのはチームとしての洗練度、完成度ではなかったろうか?特に外国籍の停滞を打破する個の力は、ずば抜けていた。ビュフォード選手、トラビス選手、ケイ選手の3人は島根で2年目であり、連携の良さを感じた。
逆に秋田の外国籍選手は3人すべて入れ替えた。なので当然アジャストに時間がかかるし、アウエーを転戦したのでそれほどチーム練習ができていないのも事実。今週の今ごろは疲れも取れ、週末の琉球戦のために準備をしていると思う。
ここでもう一度秋田の外国籍選手の動画を再確認してみたいと思う。
ザック選手の動画
カンター選手の動画
キッド選手の動画
どの動画も、パフォーマンス的には問題はないと思う。ただBリーグの方が相手ディフェンスのしつこさ、早さがあるようにも思う。
カンター選手のあのリングに向かう姿勢は、今チームプレイというか、日本人選手を生かそうとするあまり、発揮できていない。彼の得点王の輝きをセーブしながら、我慢しながら貢献しているかのようだ。なので意図しないパスカットされたり、トラベリングしたり、不本意だろうと思う。でも局面においては、何のためらいもなく、ゴリゴリペイントへ行かせてもいいのではないだろうか?
キッド選手も直前のロシアでは平均プレータイムが30分もあった。秋田にきて少し省エネモードなのかな?と感じるパフォーマンスもある。これからもっと調子を上げてくると思うが、日本人へのアシストもうまいので期待はしている。
ザック選手は熱いハートの持ち主だ。エキサイトするあまり、やんちゃな部分もあるが、Bリーグの笛に苦しんでいる。それはデイビス選手もそうだった。近い将来、ゴール下を制圧できる日もあると信じている。
最後に
以上のことから、開幕したばかりで、島根と比べるのは酷な気もする。逆に言えば島根に追いつき追い越せる伸びしろもある。また秋田はスコアラーに頼るチームではないし、まずはチーム一丸のディフェンスから勝ち上がるスタイルだ。
しかし局面においては、外国籍選手の足かせを外してあげることも、チームにエナジー、士気を上げるのには重要なピースだ。例えば3Pシュートが決まらない時もあるだろう。そんな時は島根はどう打開したか?外国籍選手が気を吐いたことで、チームのバランスが崩れたろうか?それらを総合的に考えるきっかけになった島根との闘いだったようにも感じる。
その一つの答えがもうすぐわかる。琉球がまた、この上ない相手だからだ。島根の後の琉球、しかもホームだ。んでねー?