天皇杯バスケのタイトル保持者の千葉を川崎が堅守でしのぎ、最終クオーターで突き放した。そのディフェンスは入念に準備をした試合内容だった。その川崎をホームで迎え撃つ秋田は果たして勝機はあるのか?
秋田は確か、B1に昇格後、川崎には一度も勝利していないと思う。ペップB2時代に天皇杯で富山には勝ったが次の川崎には完敗している。その後も結構な得点差をつけられているとは思う。
そう、ペップのディフェンスをもってしても、それを跳ね飛ばしての、変幻自在のオフェンスにやられた。
昨シーズンはイザというときにコロナの影響で戦わずしてシーズン終了となった。なので対戦は超久しぶり。
現在の順位こそ、秋田の下位に甘んじているものの、本来の調子を戻しつつあるし、ホームの秋田に連勝することで上位の浮上を狙っているし、この天皇杯で千葉に勝利をしたことで自信を深めたに違いない。
秋田は新年に入り広島戦に連勝していいスタートを切った。ディフェンスの強度を保持しながら、外角シュートの精度も戻りつつある。
それが川崎相手だとどうなのか?通用するのか?
なので、唯一心配なのは「苦手意識」からくるオフェンスの停滞と、気負いすぎのファールトラブル。と推測する。
川崎も天皇杯では相当練習を重ね、対策を練ってきたというし、秋田もおそらく、ケンゾーHCのことですので、準備に怠ることはないと思う。
秋田の日本人選手も頑張りもあるし、デイビス選手もチームにアジャストしつつあり、自分の持ち味を生かしつつある。今ではチームプレイに徹して献身的なブロックショットは相手には脅威だ。
でもそうしたリミッター解除したデイビス選手の姿も時々は見てみたいと個人的には思う。
またカーター選手もまだ爆発を見せていない。彼のパフォーマンスはまだ本来のものではないと思う。要所で見せる外角シュート、リバウンドはさすがではあるが、インサイドへ切り込みダンクを連発しそうな雰囲気一歩手前で、我慢している感じがする。
まずは秋田はディフェンスの優位を保つことができるのか?試合巧者の川崎の対して真っ向勝負となる。ここで気後れしてはいけない。悪くて1勝1敗、あわよくば2連勝を狙ってほしい。
ケンゾーHCの策を見てみたい。
まずは40分間、ディフェンスの強度だろうか。マッチアップのズレだろうか?どんな仕掛けをつくるのだろうか?外角のシュートの精度があれば、そんなに一方的な試合展開にはならないと思う。
なので強度なディフェンスは維持しつつ、シューター陣の活躍がないとやはり厳しい。1クオータで3pシュートが連続して決まれば、主導権を握れるし、自分たちのバスケを貫いてほしい。
<天皇杯 3次ラウンド>
川崎ブレイブサンダース 〇 72 – 62 千葉ジェッツ
アルバルク東京 〇 74 – 73 サンロッカーズ渋谷
宇都宮ブレックス 〇 87 – 72 大阪エヴェッサ
琉球ゴールデンキングス 60 – 85 〇 シーホース三河
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/e3eb7d2e6f12d9a9cf84de348716bde011849f50