約20日間のバイウィークを開けていよいよリーグも後半戦突入!現在ハピネッツは18勝9敗で東地区5位。まあ、強豪とそれほど対戦が少ないといえばそれまでだが、期待の持てる位置にいることは確か。今日の相手川崎はまだ一度も勝利したことのない相手。ファジーカス選手や篠山選手といった日本代表が3人もいるタレント集団だが、ぜひとも金星をあげ、成長の縁としてもらいたい。
試合前の中山選手のコメント
「今の順位は川崎より上でも、チャレンジしていくのは僕たち」
「全員でアグレッシブに戦えばどこにでも勝てる」
試合前の野本選手のコメント
「あちらのうまさに乗せられないようにしたい。相手にとって嫌な存在になりたい」
試合前のケンゾーHCのコメント
「久々の試合は面白いゲームにしたい」
「難しいところでもある。強いチームはきっちり決めてくるので落ち着いて決められるかが大切。スタイルを出していく」
2020-21 B1第17節1月23日秋田ノーザンハピネッツVS川崎ブレイブサンダースゲーム1
秋田|21|13|16|17|=67
川崎|12|23|19|26|=80
川崎相手にプレッシャーディフェンス、スピードで40分間上回ることができれば秋田にも十分に勝機はある。もちろんオフェンスでは外角シュートの精度が重要だ。
1クオータは秋田にとってはいい入りだったと思う。激しいディフェンスからの速攻もよく決まり、秋田のやりたいバスケができた。この川崎戦に対する準備を見て取れた。
デイビス選手の3pシュートが秋田は初得点。久しぶりの公式戦で、動きがいい。今日は伊藤選手がけがのため出ていなかったが細谷選手は躍動した。3クオータだけで10得点。気合を感じた。特に彼の連続の長距離砲は、点差を詰める値千金の切れ味だった。
川崎は昨シーズンは秋田とは対戦していなく、秋田のプレッシャーを思い出す作業をしているようだった。
そして、ゾーンディフェンスで秋田のオフェンスのリズムを崩すと、そこからはタレントぞろいのシューターは精度よくシュートを決めてきた。
川崎の藤井選手はアグレッシブなプレーで細谷選手からボールを奪うと、速攻を何度も決めた。
勝負所のオンザコート3のビックラインアップは力強かった。コールビー選手やカーター選手も奮闘するも、ミスマッチを突かれ、追いつけない。
秋田もよく食らいついて3点から5点差までの一進一退が続いた。苦しい時我慢をディフェンスでしのぐには今日の審判の笛は、厳しかった。デイビス選手、コールビー選手が大いに吠えまくった。いつもは冷静なコールビー選手、余程のことがあったにちがいない。
選手の「やってやるぞ!」という気合は、気負いになってちぐはぐなプレータイムを引き出した。息の合わないパスミス、ターンオーバーが多くなる。
長谷川選手のハッスルプレーはアンスポーツマンライクファールの判定を受けると、チームはリズムは悪くなっていく。
頼みの古川選手のシュートタッチが悪く、保岡選手、多田選手も外角シュートは外した。それでも多田選手は外角シュート頼みのプレーから脱却し、インサイドをフローターで決めた。
中山選手のインサイドも調子が悪く、リングに嫌われた。
テクニカルファールも3回ぐらいあり、ことごとく相手フロースローでじわじわと点差をつけられていく。後半に入り、3pシュートが決まりだした。細谷選手、長谷川選手、カーター選手も決めて点差を詰めていく。
しかし今日の秋田はここまでだった。もう少し外が早く決まれば、違った展開にも恵まれたろうに。
度重なるファールトラブルに、選手はフラストレーションがたまった試合だったろうか。一度たまったフラストレーションは、吐き出してすっきりさせた方がいい。
そのあとで、教訓を見つけて修正してほしい。
後はそうした中でも、戦い方の遂行力もあると思う。秋田も川崎からファールをもらう場面を多くしてもいいのかな?と試合の流れで感じた。
総合力で川崎に軍配があった。秋田は川崎から学び、したたかな戦術を身に着けてほしいと思う。
自分たちのやりたいバスケのために、練習を積んだ事実はある。今日の川崎線も準備してきた。展開の速い攻撃も通用した。
少しばかりのシューター陣の奮起、そしてあとはメンタル、、。引き出す冷静なメンタルかもしれません。なのでまだまだ秋田は強くなる。それは事実だ。