やはり、甲子園の1勝は難しいですね。5-0の再試合は明桜風間投手が踏ん張って、勝利し、順調にいけば2回戦20日の第3試合で明徳と対戦する。(22日午前8時から)
帯広農はストレート狙いが見え見え。なのでいい当たりのヒットもあった。だから得点されるのもある程度想定内だったろうし、風間投手は引き出しが多く、それなりの工夫もできる。
帯広農は打撃で地方大会を勝ち上がってきたので、スイング自体は触れていたと思う。しかし今日のオーダーは4番に1年生を起用してきた。
これで風間投手はギアを入れたに違いない。調子が悪いなりに後続を断った。
問題は明桜の打撃陣だ。帯広農の投手はさほど球速がなく低めのコントロールで打たせて取る軟投派。ひきつけて逆方向に打ち返せば、とらえるのは時間の問題か?に見えた。
しかし5-0の反省からインコースを使い分け、的をなかなか絞らせない。
明桜打線は大降りが目立ち三振やフライで凡打を重ねた。狙い球は各自にまかせているのだろうか?バントの構えや、バットを短くし当てていく工夫があまり見られなかった。
そして連打で逆転したのはしぶとく内野手の間を抜けていくゴロのヒットだった。このような打線を初回からできればもっと楽な展開にもなったかもしれない。少なくても相手投手への圧力にはあった。
それでも、いつでも打てそうで、打てない経験から、集中してヒットをもぎ取る力は垣間見えた。相手投手の術中にはまりかけたのを、ワンチャンスで断ち切って逆転したのは、結果的に良かったと思う。
明徳戦の見どころ
風間は試合後「次は真っすぐで三振が取れて、ボール球を減らしたい」とも語っていたが、伊勢氏が指摘した改善点も同じで「真っすぐをコントロールよく放れないとプロでは難しい。それができて低めのフォークとスライダーが生きる。スカウト陣も、そこを見極めているはず」。肉体的にも技術的にも伸びしろは十分で、総合的な能力は高校生では「間違いなくトップクラス」(伊勢氏)。この試合で評価が上下したわけではなく、高評価の決定打を打てなかったという解釈だ。
その上で伊勢氏はこう強調した。「これで次の試合をプロはがぜん注目して見守る。全国トップクラスのチームを相手にどう戦うかが一つの試金石」。次戦の相手は、甲子園通算52勝を誇る馬淵監督率いる明徳義塾(高知)だ。伊勢氏は「風間の真贋をチェックする最終決断の場になる。10人いたら8人のスカウトはそう思っているはず」と言い切った。
プロも注目必至の「風間VS明徳」。今大会屈指の右腕が、文字通りの大一番に臨む。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/5acb8e0c3350fb7d55ed5283c1c4c3f5d3cae6cc
ユニフォームは共にストライプで胸に漢字二文字だ。大きな違いは桜と徳。まるで兄弟が戦うような面白い試合になるだろう。