ゴール下を制圧できない!自滅寸前の危機を救ったのは古川選手の3Pと田口選手の?

秋田と群馬は今シーズンは共に1勝1敗。今回が3度めの対決になる。前回秋田はアイバーソン選手がケガで不在だった。今回群馬に初お目見え。ゴール下の攻防が見ものだ。

2021-22 B1第12節12月18日秋田ノーザンハピネッツVS群馬クレインサンダーズゲーム1

秋田|17|23|25|17|=82
群馬|21|15|12|24|=72

ケンゾーHCコメント

群馬さんは怪我人がいてチームとしては難しい状況の中で非常にいいパフォーマンスをしてきて、自分たちは受け身になってしまったような内容でした。
得点を離せる時間帯に離せずミスをしてしまったりなど、群馬さんもいろんなディフェンスを試してくる中でいい状況判断ができなかったのは前節の宇都宮戦と同じことだったので、まずはターンオーバーを減らすことが大事なのと、オフェンスリバウンドをかなり取られてしまったので、そこも非常に大きな課題です。
勝利できたことはよかったのですが、課題が浮き彫りになった試合だったと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16385

ハイライト動画

群馬はえげつない点取り屋のキーナン選手とジョーンズ選手が不在。行ってみれば外国籍の飛車角がいない。秋田が上位に行くためには取りこぼしてはいけない状況。

試合の入りは、アイバーソン選手のフックシュートとグリン選手の最初の3pシュートを決めて上々の立ち上がりに見えた。しかしパスミスやターンオーバーから失点を犯し、リズムが悪く、らしくない展開になった。群馬はピック&ロールからの仕掛けが良かった。

田口選手の連続のカットイン成功から流れが良くなりつつあったが、今度はリバウンドが取れない。ほぼほぼ群馬に渡りセカンドチャンスに恵まれない状況となった。

それでも田口選手のミドルを決め、グリン選手からアイバーソン選手への合わせが決まり23-29。Wチームを仕掛け保岡選手がイージーバスケット28-32。

秋田は激しいディフェンスから我慢しながら、オフェンスの波が来るのを待ち、とにかく選手全員が走っている。最大10点差を詰めてきた。

ここにきてアイバーソン選手のインサイドが決まり、32-34。スマートにバスケットができている。デイビス選手がアタックフリースロー33-34、トップの位置の選手にWチームを仕掛けやりたい形ができている。

デイビス選手のインサイド、ドラジションからの田口選手が3pシュートを決め40-36とひっくり返した。彼のガッツあふれるプレーは群馬にボディーブローのように突き刺さった。

後半は秋田のトラジションバスケが爆発する。

群馬の菅原選手に3pシュートを決められたが、デイビス選手がアタックしてのダンク。フックシュートを外すと自分でリバウンド回収に飛び回り2スローを獲得!彼の跳躍力は魅力的だ。いずれもっとアジャストしてくるだろう。

伊藤選手もドリブルから、自分にマッチアップがないことをうかがってから、するするとレイアップ69-51、冷静な判断だった。

しかしここからまさかの展開があるとは、、、多田選手投入してから秋田はパスミス、ターンオーバーは重なり5連続得点を許す。

決して油断したわけではないだろうが、20点差をつけて安泰をねらったわけでは? 

最大18点差が8点差まで詰め寄られた。

強引なインサイドへのドライブ突破が目立ち、もう少しシンプルな攻撃に切り替えた方がいいと思った。

古川選手は精神的支柱

それを教えるような、目の覚めるような古川選手の3pシュートで72-61、長谷川選手が五十嵐選手からパスカット、イージーバスケットで74-61、古川選手のジャンパーで76-63、大事な所ですべて決め切った。

そのおかげでリズムが良くなり、アイバーソン選手が落ち着いてフリースローを2本決め、グリン選手が冷静にアタックして82-72で逃げ切った。

明日のゲーム2では今日の課題克服がきっちりなされれば、上位チームへの切符が与えられるかもしれない日になるだろうか?