今夜、アウエーで因縁の対決、横浜戦が行われる。前回では、河村勇輝選手にキャリアハイの26得点を許している。ここまで今シーズン横浜は2勝1敗。秋田は好調な3Pシュートの半面、ディフェンスの強度不足を露呈している。新潟2連勝も、勝ちはしたが内容は猛省しきりだった。ここから、本気でディフェンスのギアを上げていかないと、チャンピオンシップは夢と化す。

試合結果・速報

2021-22 B1第23節3月9日秋田ノーザンハピネッツVS横浜ビーコルセアーズ

秋田|14|23|22|18|=77
横浜|12|15|13|15|=55

秋田は課題のディフェンスを、強度を上げて横浜戦で実践した。同じ過ちを繰り返さない展開を見せつけた。横浜にしてみれば、ホームできち切りたいところだったが、秋田の「ディフェンスからのオフェンス」のお題目は乱れなかった。

久しぶりに古川選手がスタメンに名を連ねた!そのおかげで、チームは安定した。当人の試合勘はどうなんだろうと心配された。

ゲームの序盤、古川選手は積極的にミドルや3Pシュートを放つがリングに嫌われる。シュートタッチはまだ戻らないようだ。しかしチームとしてはオフェンスのリズムはよく、フリーで打てている。

ホームの横浜は動きもよく、森川選手が早々にスチールを決めレイアップシュートにつなげエナジーを出す。長谷川選手のフローター、グリン選手のミドルで9-4と前にですが、河村選手。アウダ選手が入ると、インサイドへの侵入が良くなり、拮抗した展開になる。

秋田はアイバーソン選手が存在感を示す。特にオフェンスリバウンドを支配し、2次攻撃の要となった。またインサイドでのディフェンスも辛抱強く守った。この日はディフェンスからの攻撃という秋田のパターンで試合を進めた。

誰か一人が活躍するのではなく、全員が持ち味を出していた。川島選手はノールックパスで中山選手のゴール下へのパスは、くせ者ぶりを発揮した。

横浜も河村選手はスチールしキング選手がイージーバスケットワンスローや、べくトン選手のインサイドで追撃をするも、秋田はボール回しが早く、ムラのない仕事を展開する。

よほど前回の試合が悔しかったのだろう。前半は37-27の10点差をつけた。

しかし横浜からすれば10点差は、まだまだ挽回できる範囲だ。

後半早々古川選手の3pシュートでいきなり40-27。秋田はどの時間でもトップの位置から強いプレッシャーをかけた。隙あらばダブルチームを仕掛けた。横浜にディフェンスの浸透力を教えているようだった。

秋田の足は攻撃でも動きながらノーマークを作り出している。ボール周りが良く流れるようなシュート。グリン選手のレイアップ、田口選手が3Pシュートで53-35.田口選手のキャッチアンドシュートは美しい。
今季初、デイビス選手も3pシュートを決めた。来日前では、その名手だったことを思い出した。

横浜の河村選手も連続で3pシュートを決めるのだが、個の力だけではむなしすぎた。多田選手もプレータイムをもらっては3Pシュートを2本決めて結果を出した。

秋田は課題のターンオーバーは16だったが、オフェンスリバウンドが13でセカンドチャンスからの得点が伸びたし、相手を55点に抑えての勝利は合格点と言っていいだろう。

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

試合を通してディフェンスの遂行力が非常によく、選手たちがしっかり戦ってくれました。前回の戦いでは延長で負けて、横浜さんが今季一番得点した試合でした。今回しっかりディフェンスで勝てたのはうれしく思いますし、この4連戦を取れたのはチームとして大きな勝利だと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16564
さあ、いよいよ秋田はこれからが天王山!東京、川崎戦を戦う。まだまだ伸びしろがある秋田はチャレンジ精神を忘れないでぶつかったほしい、んでねー?