先日開幕戦を勝利で飾った秋田は、ある意味進化が問われる内容になる。勝ったとはいえ、90点を許すなど、ディフェンスは修正しなければいけない。好調なオフェンスは水物で、しっかりディフェンスから強度を上げる秋田らしさが出せるのか?ロング選手の対策はどうするのか?

試合結果・速報

2022-23 B1第1節10月2日秋田ノーザンハピネッツVSレバンガ北海道ゲーム2

秋田|22|21|36|18|=97
北海道|12|15|23|24|=74

今日の試合の入りは昨日とは真逆になった。秋田が3Pシュートを封印して中を攻めていく。キッドが柔らかいレイアップが号令となった。中山選手は昨日2得点に終わったがインサイドアタック、キッド選手がコーナー3P を決めて12-3とし、昨日の残像を植え付けた。

古川選手もトップの位置からスルスルとインサイドへ。連続で3Pのフェイクからアタック。中山選手はリバウンドを飛び込んでから一人旅レイアップと得点を重ねた。

ビッグマン、ザック選手もピック&ロールからのダイブ、ワンスローと持ち味を出した。

ロング選手のインサイドを封じ込めに成功すると、ロング選手は3Pシュートを決めた。すぐさま伊藤選手がインサイドを攻めて、ロング選手を飛ばしてからのダブルクラッチを決めた。

秋田は3Pシュートがあると見せかけて中へ切り込んでいく。

北海道のマーフィー選手が田口選手のファールで熱くなっている、前半だけで3つのファールトラブルになった。これは誤算だったと思う。これでロング選手の負担が増すことになる。

しかし今日の秋田はソング選手を封じ込めに成功した。ゴール下では常に人数をかけプレスを敢行した。ロング選手をフリースローを除けば6点に抑えた。その中で、ラモス選手はインサイドアタックを繰り返した。中を収縮させて3Pシュートも決めた。

後半も秋田は順調に得点を積みあげていく。

ここでカンター選手の体の強さを示す。ゴール下でごり押し、ゴール下を決めると、田口選手のピック&ロールからのダンク!
マーフィー選手をWチームで囲むとボールを奪いそのままキッド選手がダンクして吠えた!相手のディフェンスが緩むとすかさず3pを決め切る。と思えば、ペイントエリアからフェードアゥエイシュートのタフショット。

さらには伊藤選手、田口選手の3P、ザック選手もダイブした。前半と打って変わり3Pシュートを多用した。このゲームプラン、仕掛けは効果的にハマった。

秋田の攻撃は実に引き出しが多く、常にわくわくさせていく。この強力なエナジーに北海道はディフェンスが崩壊していった。

ハイライト動画

ケビン・ブラスウェルHC代行コメント

昨日の試合では90失点してしまったので、チームにその修正を要求して今日の試合に臨みました。
選手たちが修正してほしいところをゲームプランに則ってやってくれたことが勝因として大きいと思います。
また、プレシーズンゲームとして5試合やりましたが、その中で相手チームにターンオーバーを20個以上誘発できていたのに、昨日の試合ではそれができなかったので、もっとディフェンスのところでアクティブにやってほしいということを伝えました。
ディフェンスをやっていればオフェンスもついてくるからと言っていたのですが、それがしっかりチームとしてできたことが大きかったと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17084

最後に

秋田の新しい外国籍選手の個性が素晴らしいと思います。キッド選手は決して、アウトサイドだけでなく、ドライブが出来てフィニッシュのバリエーションが多く、しかも制度が高い。
カンター選手はリバウンドへの嗅覚が良く、体が強いし、3Pも打てるし、インサイドでの器用さを発揮する。
ザック選手はインサイドの存在感とアシストできる視野の広さを備えている。
そしてみんな走れているし、日本人選手も引き出されている。
チームとしての厚みが昨シーズンまでとは全然違う。そんな印象を受けた開幕2連勝だった。
次回は東北カップ決勝で対戦した渋谷と戦う。ケリー選手がその時は不在だったので、改めて勝負が見れるのが楽しみだ。