天皇杯2次ラウンド総括!秋田のシステムに悩む外国籍は覚醒したか?開幕まで何をどうする?

第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会

東北カップ準優勝の秋田は中4日で天皇杯2次ラウンドの試合に臨んだ。試合会場は大舘タクミアリーナ、いわゆる地元開催で地の利がある。タフな試合をどう課題克服できるか?チームの連携、オフェンス力を注目したい。

試合結果・速報

2024-25 天皇杯9月21日秋田ノーザンハピネッツVSさいたまブロンコス

秋田|19|23|19|25|=86
埼玉|16|10|11|11|=52

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ケンゾーHCコメント

クリスチャン・メコウル選手のコメント


⇒メコウル選手はケンゾーHCの言葉により発奮!16点!

2024-25 天皇杯9月22日秋田ノーザンハピネッツVSライジングゼファーフクオカ

秋田|23|20|21|24|=88
福岡|12|22|19|19|=72
ライジングゼファーフクオカには、お馴染みのバーレル選手や、スミス選手、元富山を率いた浜口炎HCがいる。
1クォーターで、バーレル選手がシュートブロックの着地で負傷。なのでスミス選手の出し入れと、オンザコート1か0の戦いとなった。それなのに秋田はモチベーション維持には難しい試合になった。

福岡の日本人選手はそれでもシュート精度はよく、頑張った。ここぞという時の3Pやミドルは、素晴らしかった。秋田については、序盤、バーレル、スミス選手へのマークに1迷いがあり、マッチアップした選手がファールトラブルになってしまい、対策が必要。

その後も連携でオフェンスの改善を現わすも、破壊力があったのか?と問われれば、今一つだったろう。

田口選手が3pを連続で決め切れば、他の選手はフリーで決めきれない、もどかしい時間帯もあった。

気になる外国籍の選手はどうだったろうか?モラン選手15点、メコウル選手13点、ライスナー選手15点はまずまず良しとしたい。

その国の代表選手と活躍した選手なので、今後アジャストしていくと思うが、今日は特にモラン選手のインサイドへの意識が素晴らしかったと思う。

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ケンゾーHCコメント

今日は勝ちましたが負けたような気分です。ジャスティン・バーレル選手が序盤でケガのためベンチに下がり、福岡さんはそういった状況でのローテーションになったと思うのですが、それに対して自分たちのアウトサイドが入らない、ディフェンスもゆるくなっていってしまうという状況で、終始こちらが勢いに乗り切れないという部分がありました。相手の外国籍選手がいない状況で非常にやりづらいゲームだという選手たちの気持ちはわかるのですが、自分たちのスタンダードが下がってしまったというのは非常に残念でした。シュートは41本打ちましたが、打つのを怖がっているような感じがしてそこは情けなく感じましたし、正直レベルが低い内容だったと思います。もし相手が万全な状況だったら負けていたゲームだったでしょう。
ただ今日勝利したということは明日につながるので、今日の内容ではアルバルク東京さんに対して勝つのは難しいので、ディフェンスの部分をもう一度改めて見直し、オフェンスは思い切ってできるように準備して、しっかり勝負できるようにしたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=18679

田口成浩選手のコメント

考えていたゲームプランがあった中で出だしから崩れてしまうようなファウルトラブルなどがありました。バーレル選手が不在となったところで試合の流れが変わったわけですが、そのあとも自分たちがやりたいことをやろうとしたものの、なかなかそのペースを作れず相手に合わせてしまった部分が多くなりました。突き放したくても突き放せない状況が続いたという試合でした。勝ち切れたということが唯一よかった点だと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=18679

浜口炎HCのコメント

パブロが指のケガで出場できなかったこと、JB(ジャスティン・バーレル)は試合中に捻挫したので出場できなかったこと、ジョシュ(ジョシュア・スミス)も太ももの違和感のためトータルで外国籍の選手の出場時間が少なくなりました。しかし日本人だけでも今までのゲームよりも素晴らしい判断や得点ができていたので、集中力を保てば B1チームに対しても勝利が見える試合ができることを感じました。
ケガ人と疲れている選手の身体を休めて、 頭もリフレッシュしてもう1度開幕に向けてハードに練習しながら全員でステップアップできるようにしたいです。チームとしては非常にいい手応えを感じた部分も多かったので、お互いにコミュニケーション取りながら、いい状態で開幕に入れるように準備します。
引用https://r-zephyr.com/news/detail/id=17999

2024-25 天皇杯9月23日秋田ノーザンハピネッツVSアルバルク東京

秋田|14|7|12|17|=50
東京|22|19|16|19|=76
秋田のゲームの入りはアバシ選手が3Pからスタートしたものの、外角シュートの確率が最悪だった。東京はディフェンスの強度も良く、あらゆる選手が3Pを決めた。この精度の低さが得点にそのまま表れた。期待のガディアガ選手が早々にファールトラブルは秋田のゲームプランを狂わせた。

リバウンドは互角だけに、シューター陣は奮起したい。

後半はスターティングメンバーに戻し、元田選手が3pを決めて良い流れになるかと思ったが、今日の秋田は連続得点がない。ランが作れないもどかしさが残った。大差がついた東京にすれば、セカンドユニットに経験を積ませる試合になっているようだった。

3Pの確率でいえば東京が49,2%。秋田は19,9%。ターンオーバーは東京が21も犯しているのだが、秋田のシュート精度の悪さに助けられた。

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ケンゾーHCコメント


完全に力負けという内容だったのかなと思います。ディフェンスは徹底できていない部分があり、後半で少しアジャストはしましたが、これが強豪チームとの差であり、現時点での自分たちの立ち位置だと認識しています。点が取れない、良くないシュートになってしまう、といった点に関しては非常に危機感しかないですが、Bリーグ(B1)でプレーするのが初めてのガディアガ選手、メコウル選手、モラン選手もどういうリーグであるかというのを肌で感じられたと思います。来週また千葉ジェッツとプレシーズンゲームができるので、そこに向けてまずチームがしっかり良くなるようにやっていきたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=18681

熊谷航選手のコメント


こういうゲームがレギュラーシーズン60試合続くということで、今日は本当にフィジカルな試合で、1ポゼッションのディフェンスやリバウンドを40分間自分たちがしっかりやらなければこういうゲームになってしまうと思いました。単にいい試合経験だったということでは済ませられないとは思っています。もちろんこの試合から本当に多くのことを学ばなければならないです。ただその中でもいいプレーというのもありました。アルバルク東京のターンオーバーが21本という数字は自分たちのディフェンスがアグレッシブにできていた部分ではあると思います。
あとはオフェンス面の改善しなければならないところ、何がうまくいったか、何がうまくいっていないかを整理してチームでしっかりやりたいことを全員が理解して、それを40分間やっていきたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=18681

最後に

「こんなはずでは、、、。」とそんな声がどこかから聞こえそうな結果だった。ディフェンスはそこそこ機能している感じでも、オフェンスが追いつかない。この課題は実績のある外国籍選手をもってしても、まだ開花していない。

それはどうしてなのだろう?秋田のシステムはそんなにいびつなのだろうか?

今日の東京の仕上がりが良く、ディフェンスの強度が素晴らしかった!という事実も、もちろんある。この早い段階で、手を合わせたことがいい経験になってくれさえすればいいとは思う。

メコウル選手が15点、ガディアガ選手が9点、ライスナー選手が8点、モラン選手が5点。そのモラン選手は4クォーターに長い手でスチールからドライブ、ダンクを決めてチームに喝を入れたようだった。

開幕までもう10日程しかないのだが、昨シーズンの悪夢を払拭できる、指導力と成長が急務だ。

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