東北カップ決勝は前回王者の仙台との対戦になった。共にB1で戦うチームだ。順当といえばそれまでだが、あくまでリーグ戦前の腕試し的な期間。課題の収穫とチーム戦術への理解を深める時期でもあり、そして勝利を求められる難しいゲームだ。
当然、東北のチャンピオンになりその後の天皇杯、リーグ戦と勢いに乗る手段ではあるが、やはりリーグ本番に向けていろいろ試す機会と捉えたい。その結果が「優勝」が与えられても、慢心しないで、開幕へ準備をしっかりしてほしい。
試合結果・速報
2024 東北カップ決勝戦 9月16日秋田ノーザンハピネッツVS仙台89ERS
秋田|19|14|18|20|=71
仙台|25|15|18|21|=79
秋田はまだ先発メンバーを固定せず、いろいろ試しの段階なのだろうか?選手の特色を生かした攻撃をなかなかお披露目できない。その頼みのディフェンスも今回初顔合わせの仙台に1クォーターで25点も献上している。
2クォーターで試合が落ち着くも、秋田の得点が止まってしまい、なかなか重い展開で打開できない。イージーなゴールが決まらず、フリースローも外してしまうのはいただけない。
得意のトラジションバスケの展開でもリングに嫌われ、気持ちが入っていないプレーに見えてしまう。
後半田口選手のドライブは外れ、アバシ選手がスチールするも、モラン選手がペイント内でボールが手につかず、。中山選手がローポストに入れモラン選手が決めた。田口選手が3pフェイクでゴール下のライスナー選手へパス、モラン選手のパスからライス選手のドライブ、ダンクとインサイドアタックに活路を見出した。
元秋田のキッド選手にWチームを仕掛けマイボールにしたり、熊谷選手の個人技で45-48にしたが、仙台のディフェンスにメコウル選手の3Pはリングにも触れなかった。そればかりか強みを知るキッド選手にはブザービーター3Pを献上した。
さすがB1レベルの試合になると栗原選手は出番なく、土屋選手もプレータイムを落とした。
ハイライト動画
ケンゾーHCコメント
最後に
解っていても、元秋田のキッド選手の3Pを防げず、それが決勝点になっていたのは、明らかに準備不足だろう。仙台は秋田の良いところを消してきた。しかしそうとはいえ、秋田のモラン、メコウル選手の存在感は乏しかった。Bリーグになれていないこの時期というのを差し引いても、何のための補強だったろうか?
このまま試合で埋没するのなら、昨シーズンと同じ道をたどってしまうのでは?とすごく心配になった。
個人技で打開できずとも、仲間との連携や、必死さが伝わってこなかった。B2青森のマーティン選手がみせたガッツには遠く及ばない気がした。
こんな中途半端な戦いで天皇杯も然り、結果を残せないでシーズン突入という事になれば、一気に開幕までも影響し、また誰かの責任論に発展しなければいいと思うが、ほんの老婆心であることを、期待しておく。
単なる準備不足であってほしい。
プロ野球でいえばオープン戦!なのだからと気軽に思いたいが、昨シーズンのこともあるし、現時点では疑心暗鬼に駆られる試合内容だった。
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