激しい守り合いで宇都宮撃破し関門クリアか?中山選手のスチールエナジーが攻撃を活性化した


アウエー信州で2連勝した秋田は宇都宮との重要な試合。田口選手はケガ?なのか帯同しているが、試合には出ていない。

試合結果・速報

2023-24 B1第10節12月6日秋田ノーザンハピネッツVS宇都宮ブレックス

秋田|22|12|14|19|=67
宇都宮|21|16|12|14|=63

秋田はいきなり宇都宮に8-0のランを許した。カーター選手へイージーパスが通りゴール下を決め、落ち着きを取り戻した。赤穂選手の連続3Pで11-10と逆転に成功した。

好調のライスナー選手がフロータを決めて1クォータは互角に渡り合った。

そのライスナー選手がピック&ポップで熊谷選手の3Pを演出、27-21で宇都宮がタイムアウト。ただ保岡選手がターンオーバー2回犯して、流れは宇都宮へ。パス回しを早くしてからの中山選手がコーナー3pは外れたがオフェンスの形は良かったと思う。

その中山選手はリバウンドから一気にドライブ、ワンスローで前半を34-37で折り返した。

古川選手、ザック選手が0点。この心配は後半早々に、覆った。ザック選手のこの日初ダンクを決めると、ハイロープレイで8得点を奪う。保岡選手もコーナー3pを2本沈めた。

最終クォーターは一度も逆転されずに守り抜いた。秋田のディフェンスの強度は素晴らしかった。

中山選手のスチールで相手のプレイタイムを削ると、宇都宮のニュービル選手からボールを奪い、走っていた中山選手へパス、ドライブ、エンドワンで58-52。それでもニュービル選手は3Pでお返し、とても緊張感のある試合は続いた。

古川選手が3Pを決めれば、竹内選手が3フリースローを決め、比江島ステップで63-63。この競い合いでは秋田には分が悪いと思ったら、ライスナー選手がアタック!古川選手がフリースローで勝ち切った。

ハイライト動画

秋田ビッグプレー動画

ケンゾーHCコメント

最後に

秋田のいわゆるディフェンスの真骨頂が出た試合だった。最近はオフェンスの形を気にするあまり。どうしてもそっちを注目してしまうが、宇都宮の連勝を止めたのは評価に値する。突き放されそうで、秋田の選手は粘った。それぞれのシーンで誰か一人に頼るのではなく、アウトサイドやインサイドに応じて得点した。

いつもなら、ためらったり、リングに嫌われたりずるずる行ってしまうのだが、バイウィーク中の練習が実を結んだ形だ。田口選手が試合から外れたのが、長期にならないことを望みたい。