ばんばひろふみ・太田裕美 アコースティックコンサートがにかほ市で大盛況緊急レポート

11月4日にばんばひろふみ・太田裕美 アコースティックコンサートが、にかほ市の仁賀保勤労青少年ホームの音楽ホールで大盛況で行われました。とても快晴で、晩秋のひと時を懐かしい70年代の歌で満喫しました。

ばんばひろふみ・太田裕美アコースティックコンサート
出典:http://www.city.nikaho.akita.jp/life/detail.html?id=2845

籠球(ろうきゅう)侍も妻から早々に誘われて、チケットを手配し、当日午後1時半に出かけた。仁賀保勤労青少年ホームの駐車場はすでに満車で、海の公園近くに設けられた臨時駐車場に車を止め、会場に向かうと「げえっ」もう、100人近く並んでいる。それもおそらく、中高年とはいかないまでも50代が中心。まあ、ファン層とすれば妥当かな?

チケットのほうも順調で、早々に完売。音楽ホールのキャパは450人ですから小規模といえば小規模。ですがそれでも例えば2千人が入るコンサートホールでも空の座席が目立つよりはとっぽどいいのかもしれませんね。

当方、2時半の開場まで約1時間半並びました。指定席はなく完全自由席なので、早い者勝ちで「うわっ前の席を取り合い、なだれこむの?まじか?」と思いきや、先着順に3つのグループに分けての入場となり、混雑やトラブルなく席につくことができました。

衝撃的なコンサート?

コンサート自体は演奏もコンパクトで。ピアノ、ギター、エレキ、といったシンプルなもの。でもそれなりのライブ感で、不満はみじんもなく曲やトークを楽しむことができた。二人とも年齢の割にはとても声が出ていましたよ!やっぱり普段から歌っていますね。

最初の曲は二人のジョイントで終えると1時間は太田裕美、次の50分がばんばひろふみ、最後のアンコールは3曲ジョイントで終えました。最初の曲がはしだのりひことシューベルツの「風」。それから太田裕美さんのデビュー曲「芽生え」から歌っていきます。雨に関した曲が多く、コンサートでは実際に雨が降ることもあり、しばらくは「雨女」と言われていたそうです。サプライズは「恋のうた」これはNHK朝ドラのひよっこで終盤、恋する場面で流れていた曲。これが太田裕美の歌だったことでした。「好き好き好きーさー」なんて少し恥ずかしくなるようなフレーズですが、確かに聞いたことがある曲でした。最後の曲はもちろん「木綿のハンカチーフ」で閉めました。

トーク的には、ツイッターをしていて、全国のファンから暖かいツイートがあること。超雑種犬を飼って散歩のエピソード、にかほ市の印象、大舘、大仙には行ったがにかほは素通りだったこと、最近の状況をコミカルで、あのどこか舌足らずな話し声が良かった。

続いて、ばんばひろふみさん。最初は知らない歌、、、?から入り「申し訳ない」と笑いを誘い、ヒット曲を連発!速達、幸子、イチゴ白書をもう一度、。会場が一体感に包まれました。

トーク的にはブラザーズ5(杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山厳、因幡晃) というグループ活動もやっていて、杉さんが「お前にはどうしても言っておきたいことがある。この間車に乗ったらハンドルがないんだよ。おかしいなと思ったら、そこは後部座席だった」と、「おまえも気を付けろよ」とエピソードで会場爆笑!笑った笑った。

アンコールの最後は「上を向いて歩こう」でした。

ああ、良き70年代を再確認できました!あの頃は携帯もラインもなく、手紙や電話のやり取りです。歌の詩の内容も情景が浮かび、気持ちをしたため、伝えるものがほとんどです。「木綿のハンカチーフ」では彼が上京して都会に染まり、田舎に残した恋人と別れるストーリー。
「速達」は都会で一人暮らしをする女性が彼と出会い、結婚の許しを故郷の両親へ願うストーリー。そしてしばらくして父から速達が届くその衝撃的な内容に涙するも「♪父が許してくれましたー」今なんてすぐ許可なし同棲でしょ?まして反対したら行きそびれてしまうますものね。現代は良くも悪くもとてもスピーディな時代です。

とても「ほっこり」したコンサートでした。湯上り感たっぷり。70年代の良き価値観を捨てることなく、これからも生きていきたいって強く思いました。終わって外に出たらもう夕暮れで薄暗くなっていました。これまた情緒的にいいかんじです。太田裕美さんは日帰り、ばんばひろふみさんはもう1泊して秋田の味覚を堪能するそうです。