【獅子奮迅】小川瑛次郎の3連続3Pで火が点いた夜!ウェッツェルが30得点で獣のように暴れても最後の1点が落ちた

ハピネッツ試合結果

悔しい。悔しいのに、目が離せない。そんな夜でした。

秋田は1点差の86-87。あと一歩で追いつけたし、あと一歩でひっくり返せた。なのに最後の扉は開かなかった。けれど、今日のCNAアリーナ☆あきたには確かに熱がありました。小川瑛次郎の3連続3Pが、沈みかけた試合の心臓を叩き起こしたからです。

そしてもう一人、今日の秋田を背負って立ったのがヤニー・ウェッツェル。30得点12リバウンド。ペイントで殴られたら殴り返す、外を撃たれたら自分がねじ込む。まさに獣。勝利には届かなかったけれど、勝つための材料も、直さなきゃいけない宿題も、これ以上ないほどハッキリ残りました。今日の1点差は、慰めではなく、次の勝ちへの痛い地図です。

今日の試合の注目点

  • 茨城の3Pの熱をどこまで消せるか フランクスと中村の火種管理
  • パス出だしへの圧と、ミス後の失点を最小化できるか
  • 実質9人ロスターで40分を成立させる守り方と交代の最適解
  • 小川スタメンの意味を、3Qの爆発だけで終わらせず勝ちに変える時間帯を作れるか

試合結果・速報

2025-26 B1 2/15(日)第23節 VS茨城ロボッツGAME2

Q 秋田 茨城
1Q 18 25
2Q 16 18
3Q 28 26
4Q 24 18
FINAL 86 87

チームスタッツ 秋田 茨城
2P 23/41(56.1%) 17/31(54.8%)
3P 9/30(30.0%) 15/24(62.5%)
FT 13/22(59.1%) 8/19(42.1%)
リバウンド 42(OR17/DR25) 26(OR4/DR22)
ターンオーバー 7 10
セカンドチャンス 13 7
ファストブレイク 12 11

数字が冷たく刺さります。リバウンドは42-26、オフェンスリバウンドは17本。ターンオーバーも7で抑えた。それでも負けた理由は、はっきりしています。茨城の3Pが15/24で62.5%。外の炎が消えなかった。リバウンドで勝っても、外で焼かれたら試合の芯を持っていかれます。今日はそこでした。

試合内容・ゲームの流れ

1Q 外を燃やされ、追う呼吸になった立ち上がり(18-25)

スターティングファイブはマクリーン、ウェッツェル、小川、菅原、中山。特別指定の小川がスタメン。ここは攻めの意思が見えました。秋田ボールで始まり、ウェッツェルがゴール下で先制。まずは中で殴り合う構えです。

ただ、最初に火が点いたのは茨城でした。フランクスが連続3P。しかも嫌な形です。ディフェンスの前が一瞬開く、その隙間にスッと入り込まれる。ここはやられてはいけない温度管理でした。外で気持ちよくさせると、相手はスピードも判断も一段上がります。

秋田も小川がミドルを決め、スピードのミスマッチを突いてドライブ。ジェイコブセンの横を抜けて6-6に戻す場面もありました。中山は長谷川にマッチアップして圧を強め、ボール運びの出だしにストレスを与えようとする。狙いは伝わります。

しかし、茨城は冷静でした。ジェイコブセンが1Qから交代なしでリバウンドに絡み、ゴール下も決める。秋田が追いつきそうで追いつけない。最後は鶴巻のバックカットで18-25。点差以上に、空気を握られた1Qでした。

2Q 追い上げかけた瞬間に、3Pとミスで切られた(16-18)

2Qに入って、秋田は息を整えたい。けれど、茨城の圧はさらに濃くなりました。メザーのパス出だしが狙われ、長谷川のプレッシャーがじわじわ効く。最初の一歩が遅れると、次のパスも遅れる。遅れは、ミスの匂いになります。

それでもウェッツェルが連続でスピンムーブからフック。神フックと呼びたくなる柔らかさで、苦しい時間を点に変えました。秋田はこういう時、ウェッツェルが呼吸器になります。酸素を入れてくれる。

しかし、肝心なところでターンオーバー。ここが痛い。ロスターが薄い日ほど、ミスは点差以上に体力を削ります。さらに茨城は高さのミスマッチを突いてジェイコブセンへ供給し、秋田はファウルが重なる。ディフェンスリバウンドからのファストブレイクを、フランクスに3Pで仕上げられてタイムアウト。追い上げの芽を、外から踏み消されました。

中山の3P、ウェッツェルのフックで追いすがるが、最後は中村の3Pで32-41。前半は34-43。茨城の3Pが高確率のまま折り返し、秋田の守りはまだ整っていませんでした。

3Q 小川の3連続3Pで、空気が一気に生き返った(28-26)

後半の入り、試合の色が変わります。小川が電光石火の3連続3P。45-47まで一気。キャッチ&シュートのモーションが早い。迷いがない。ボールが手から離れる速度が、会場の鼓動を引っ張り上げる。才能が点火した瞬間でした。

中山のフローターで47-47の同点。さらに小川のバックカットで49-49。秋田のオフェンスが、ようやく流れ出します。走って、切って、守って、また走る。秋田が本来やりたい呼吸に近づいた。

ただ、茨城は崩れません。長谷川の3P、陣岡のスチールからのドライブで49-56。ここで秋田がタイムアウト。追いついたと思った瞬間に、また突き放される。今日の展開を象徴する場面でした。こちらが勢いに乗りかけると、相手にビッグショットを返される。気持ちの波を、相手がコントロールする時間帯が続きました。

それでも秋田は踏みとどまります。ウェッツェルがベースラインからダンクを叩き込み、メザーのフローター、土屋のダンク。62-69。負けない。少ない人数でも、最後まで食らいつく準備はできていました。

4Q 81-87から85-87まで詰めたが、最後の1点が落ちた(24-18)

最終クォーター。勝負の時間です。マクリーンの3Pが外れ、小川の3Pが決まって65-69。点差はまだあるが、空気は死んでいない。ここからが本当の勝負でした。

途中、マクリーンのゴール下でジェイコブセンがフリースローを決める場面もあり、茨城はメザーにダブルチームを仕掛けてパスミスを誘う。長谷川のフローター、さらに3P。ウェッツェルも3Pで返すが、なかなか縮まらない。追い上げようとするたびに、相手が一発で空気を切り裂く。今日の苦しさは、ここに集約されていました。

菅原の3Pが決まったと思った直後に、中村の前が空いて3Pを返される。これは心が折れやすい。さらに終盤、中山とマクリーンが粘りの連続リバウンドでファウルをもらうのに、フリースローで伸ばせない。今日はFTが13/22。勝負どころで呼吸を整える場所が、逆に息切れの原因になりました。

フランクスの3Pで81-87。万事休すかと思いきや、ここから秋田が最後の牙をむきます。ウェッツェルがゴール下でねじ込み、小川が3Pフェイクからマクリーンへパス。ダンク。85-87。会場が揺れました。あと1点。あと1本。あと一呼吸。

けれど、最後の扉は開かなかった。86-87。1点差で負けたという事実は残酷ですが、同時に、ここまで持ち込めたという事実もまた重い。秋田は今日も倒れませんでした。ただ、勝ち方を手に入れるには、まだ足りないものがある。それが今日、くっきり見えました。

スタッツで刺さる敗因と、次に繋がる収穫

まず敗因はシンプルです。茨城の3Pが15/24で62.5%。秋田は9/30で30.0%。この差は、試合の骨を折ります。しかも内訳が厳しい。フランクスが6/11で燃え続け、中村が4/4で外した気配すらない。こちらが追い上げて空気が変わりかけるたびに、相手が外から刺してくる。今日の展開は、その繰り返しでした。

それでも、秋田に勝てる材料がなかったわけではありません。リバウンドは42-26、オフェンスリバウンドは17本で、セカンドチャンスも13点。ここは胸を張っていい。2Pも56.1%で決めている。さらにターンオーバーは7で抑え、ファストブレイクも12点取れている。つまり、勝つための土台はある。

だからこそ、ここは甘くしません。外の守りの基準がブレたままだと、拾っても拾っても勝ちに変わらない。ロスターが薄い日は、守りの約束事が命綱になります。誰がボールに当たり、どこで助け、どこを捨てるのか。迷った一歩が、相手の3Pを気持ちよくする。今日の62.5%は偶然ではなく、迷いが積み上がった数字に見えました。

もう一つ、終盤のフリースロー。22本打って13本。ここは悔しいし、でも直せる。プレッシャーがかかる場面ほど、呼吸とルーティンが大事になります。接戦を勝ち切るチームになるなら、ここは絶対に逃げられません。

今日のスポットライト 小川が点火し、ウェッツェルが戦いを成立させた

今日の主役は小川です。特別指定でスタメン起用。その期待に、3Qの3連続3Pで答えた。あの瞬間、会場の空気が一段明るくなりました。ボールを受けて、撃つまでが速い。迷いがない。シューターとしての一番怖い資質を持っています。

さらにバックカット。外で撃つだけじゃない。ディフェンスが一瞬でも目を切ったら、背中を取りに行く。これは秋田にとって貴重な武器です。外が当たる日だけの選手ではなく、相手の注意をずらして破る選手になれる。ここが面白い。

ただし、辛口も言います。1Qの守りで前が空いた時間帯があった。相手が熱を持つ前に消す、そこがプロの世界で勝ちを拾う条件です。小川には、点だけでなく守りでも試合を整えられる選手になってほしい。今日のエナジーは本物。だからこそ、次はそれを勝ちに変える守りの一歩を身につけよう。

そしてウェッツェル。30得点12リバウンド。秋田が苦しくなった時に、ペイントでねじ込み、フックで息を入れ、ダンクで心臓を叩く。まさに獣でした。今日の秋田が最後まで試合を成立させたのは、ウェッツェルが背骨になっていたからです。

だけど、これも現実です。ウェッツェルと小川の孤軍奮闘だけで勝てるほど、B1は甘くない。ディフェンスが整い、ロスターが戻り、全員で守って走る。その形が戻って初めて、今日の30点も19点も勝ちの数字になります。バイウィークは、そのために使う時間です。

ハイライト動画

ミック・ダウナーHCコメント

<試合の総括>
非常に悔しい結末になった。オーバータイムに持ち込めるチャンスもあったが、あと一歩及ばなかった。
接戦の後は最後のプレーや逃したチャンスに目が行きがちだが、振り返ればもう少しこうしていればというポイントがいくつもある。そこを突き詰めなければならない。
最後まで諦めずに戦い抜いた姿勢には満足している。特に終盤の追い上げは見事だった。勢いに乗りかけるたびに相手にビッグショットを決められて突き放される苦しい展開でも食らいつき、残り数分で勝てるチャンスがあるところまで持ち込めたことは誇りに思う。

菅原暉選手のコメント

<試合の総括>
今シーズン茨城にはこれまで3戦全敗していたので、今日はチームとして絶対に勝ちに行く強い思いで戦った。最終盤で追いつくことはできたが、最後に自分自身がフリースローを決めきれなかったのは悔しい。
ただ、チームとして最後まで戦い抜く姿勢は見せられたと感じている。
次の試合まで少し期間が空くが、まずは離脱しているメンバーも含め全員が健康な状態で揃うことが一番。全員が揃うことで選手層に厚みが出て、プレーの強度も上がる。接戦で勝ちきれなかった経験を糧にして、バイウィーク明けには終盤で確実に勝ちきれるチームに成長して戻ってきたい。

出典:公式サイト 試合結果 2/15(日)第23節 VS 茨城ロボッツ GAME2

【試合後ロッカー】

最後に(まとめ)

今日の1点差は、優しさじゃなくて刃です。勝てたかもしれない、ではなく、勝つために何を直すかが見えた。茨城の3Pが62.5%。ここを止めない限り、どれだけリバウンドで勝っても、どれだけ中でねじ込んでも、最後にひっくり返される。だから次は、外の守りの基準を揃えよう。誰が最初に当たり、どこでヘルプし、どこを我慢するのか。迷いを消して、熱を消す。そこからです。

そしてフリースロー。22本打って13本。ここは痛い。でも伸びしろでもある。接戦は最後に心臓が試される。そこを勝ち切るための呼吸とルーティンを、バイウィークで叩き直そう。菅原が悔しさを口にしたのは、逃げていない証拠です。悔しさを次の成長に変えれば、今日の1点差は未来の1勝に変わる。

小川の3連続3Pは、間違いなく秋田の希望でした。ウェッツェルの30得点は、秋田が戦える証明でした。だからこそ、頼む。ここで終わらせるな。点火した火を、勝利の炎に育てよう。ロスターが戻り、全体練習が積めるなら、秋田はもっと強くなる。次は3月7、8日のアルティーリ千葉戦。ナイスアリーナで2連戦。ここで新生秋田を見せてほしい。泥臭く、執念深く、そして勝ち切る秋田を。

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