秋田ノーザンハピネッツは中山拓哉選手に続きウィリアムス・ニカ選手の退団が決まった。日本人として帰化を叶えたシーズンだったが、うーん、もう少しやれた感がつきまとってしょうがない。
ハピネッツ入団選手時は帰化申請したものの、宇都宮ブレックスのロシター選手とは異なり、大分時間を要した。そのために、B2福島へレンタル移籍でプレー勘を養った。
それでもニカ選手は秋田には愛着があり、力強くカムバック宣言をしたものだ。
彼のインサイドへ迫るステップが好きでした。相手のマークをするりと反転させてのダンクシュートは見ごたえ十分で、チームに勢いを与えました。
時々プレーで熱くなりすぎて、テクニカルファールを取られてしまいましたが、熱いハートは十分伝わりましたね。
デイフェンスでは、シュートブロックやパスカットもたびたび見せてくれましたが、全体的には相手選手の脅威まではなっていなく、今季その課題を克服し、アジャストできる姿を見たいと思っていました。
B2時代にペップCHが目を付けた動機に当時B2でフィールドゴール成功率NO1というデータを思い出しますが、実はもう少しミドルシュートも打てていたのでは?と感じます。
これができないとなるとB1の世界ではやすやすとミドルシュートもやはり厳しいのかな?とも。
b1で生き抜くためには、単に帰化選手のビッグマンというメリットをいかに活かすか?が思い知らされます。インサイド重視ならそこで絶対的な存在感を示せないといけないようですし、マークが厳しい時は柔軟なタフショットを決める武器も備えていないといけません。
オールラウンダー的な働きを常に求められるといったら酷でしょうか?
それでも、ニカ選手が初めてMIPに選ばれ涙した場面をどうしても忘れることができません。
秋田では不完全燃焼で心残りかもしれませんが、日本が大好きなニカ選手ならば自信をもって次のステップへ行けると確信しています。
ありがとうニカ選手!!
※なお、レバンガ北海道が獲得に向け動いている情報です!