昨日の広島は悔しい2点差で負けた試合の修正をするべく、覚悟の試合。対する秋田はとどめを刺せるオフェンスを出せるか?どちらも、対応力が問われる試合内容になる。特に広島は現在13連敗中。ホームに集うファンのためにも、勝利を目指さなければいけない試合だ。
2020-21 B1第16節1月3日秋田ノーザンハピネッツVS広島ドラゴンフライズゲーム2
秋田|17|22|34|24|=97
広島|18|7|12|20|=57
秋田は保岡選手がオープニングシュートの久しぶりの3Pが決まった。広島はケネディ選手のゴール下、が決まり、秋田の激しいディフェンスに対して、積極的にインサイドへアタックしている。
秋田は細谷選手のコーナー3pシュートが決まると、ディフェンスのギアを上げた。フロントコートを越えられず広島は8秒バイブレーションを誘発させると、パスミスのターンオーバーが多くなる。
ケネディ選手の3pシュートで、17-18で少しだけ前に出た。出だしは広島は今日も好調だ。
その流れで広島はボールがよく動いてリズムいオフェンスを見せるものの、秋田は今度は広島のゾーンディフェンスを攻略にかかる。
大浦選手のディープ3pシュートを皮切りに、カーター選手のレイアップ、スチールからの安岡選手フローター、野本選手がコールビー選手へのパス、ゴール下、ワンスローで29-23。
さらに古川選手の3pシュート、長谷川選手のコーナー3pシュートで37-25。秋田のディフェンスが効いて広島はいいシュートが作れない。
秋田は効果的に3pシュートが連続で決まるビッグプレイと共に、広島をあきらめさせるディフェンスが効いた。
広島は単発で田渡選手がコーナー3pシュートやレイアップで奮闘するも、秋田は厚みのある攻撃を展開、自分たちのやりたいバスケをした。
タイムシェアをしながら選手は、秋田の目指すバスケを描き、共有できているので、実践できているのはさすがと言うほかない。出てくる選手一人ひとり、何をするべきかわかっている。
なので縦横無尽に走る、ディフェンスでボールを奪取したら、まるで千葉のようなトラジションバスケを展開する破壊力もある。デイビス選手もようやくB1バスケに慣れ、ギリシャ、チェコのトップリーグでもまれた実力を出してきつつある。まだまだこんなものではないと思う。
長谷川選手のシュートブロックは初めて見た。
秋田は残り1分30秒でオンザコート0。広島は早々にエチェニケ選手を引き上げた。勝負ありの試合だと思うが、これ秋田の試合だったらブースターは試合の途中でぞろぞろと帰ってしまうだろう。
そして細谷選手、多田選手もコーナー3pシュートを決め、97得点に花を添えた。
ここから試合は23日土曜日までお休みになります。この期間天皇杯バスケや、オールスターゲームがある模様です。次節は昨シーズンコロナ禍で試合ができなかった川崎戦。
秋田は現在18勝5敗で東地区5位、川崎は16勝9敗で東地区6位。この試合に勝つことができれば上位進出が可能となる2試合です。なんとあの王者アルバルク東京が7位。
もちろん、簡単な試合などありませんが、秋田の実力もここにきて安定してきましたし、それを図るのは最適な相手であると思います。
ディフェンスで食らいついて、競った試合をものにできる秋田のカラーを期待します。ひとつひとつ階段を上り次はどんな景色を見せてくれるのか?どんな成長があるのか?目が離せなくなっていますね。