B1仙台を破った岩手が秋田に挑戦する。お互いプレッシャーディフェンスを持ち味としているが、秋田はプライドを持って戦えるか?受け身になると足元をすくわれかねない。オフェンス面での連携不足解消となるか?見どころ満載だ。

東北カップ試合結果・速報

渋谷91-84北海道
東北カップ1回戦9月18日秋田ノーザンハピネッツVS岩手ビッグブルズ
秋田|23|16|21|23|=83
岩手|19|18|14|18|=69

秋田が岩手相手に正面からディフェンスの圧を強めた。先制したのは秋田だが、元秋田の高畠選手が連続の3Pシュートで応戦。競った試合になった。岩手は本気で勝ちにきていると思うし、気迫がすごかった。

昨シーズンならはこんな時は秋田はアウトサイドシュートが好調で、激しいディフェンスをかわしながら、フリーを作り、流れを変えたり、突き放すシーンが度々ある。しかし今シーズンは外国籍選手がすべて入れ替わり、連携の積み重ねをしている最中なので、ところどころもどかしさがあるのは、しょうがない。

そんな状況でも中山選手の仕上がりは群を抜いている。インサイドへの侵入はもちろん、オフェンスリバウンドへ飛び込みセカンドチャンスを生かす勇気だ。新婚さんで気合が入っているのはいつになく、頼もしい。

保岡選手もたくましさが増し、インサイドや、アウトサイドシュートには迷いがない。昨シーズン中村和夫氏に「輝きがない」と言わしめた影はない。常に強い気持ちでプレーしているのが伝わってくる。

前半は39-37の2点差で折り返したが、岩手はディフェンスの圧を強め、秋田の24秒バイオレーションを誘った。

ここから秋田は前回同様にゴールへの意識を強くする。古川選手がインサイドミドル、長谷川選手のアタック、古川選手ーカンター選手のバウンズパスー古川選手のゴール下で45-39とした。

中山選手がスチールからのイージーバスケットも飛び出して、もう秋田のペースかな?との時間帯だった。

カンター選手もよくリバウンドをとるし、体が強くインサイドでは何度もファールをもらうシーンがあった。とてもクレバーな選手だ。コーナー3P も冷静に決めた。ボールをペイント前までプッシュできる選手でもあるし、プレーに厚みが出てきている。

とにかくインサイドに加わる彼のセンスは素晴らしい。

キッド選手も岩手のWチームを食らったが冷静に相手の足へボールを当ててマイボールにした。岩手の攻撃の芽を摘む3pシュートも効果的に決めた。

秋田の選手が岩手のディフェンスの状況を見極めて、シュートセレクションを瞬時に判断し、効果的に3Pシュートを決め、突き放していくそれは、大人の試合運びだった。それは昔秋田がやられた経験だったのだ。岩手が連続得点を決めても、常にインサイドを意識させながらパスを選び、保岡選手がステップバックからの3Pシュートはさすがだった。ディフェンスだけに付き合わない、秋田の戦術は積み重ねた経験だった。勝負への引き出しが秋田の方が少し多かったようだ。

最後はオンザコート0になったが長谷川選手も気持ちよく3Pシュートを決めて岩手に完勝した。秋田の今までの積み重ねたチーム力が最後は発揮した感じだった。逆に岩手は昨シーズンb3の8位とは思えない素晴らしいパフォーマンスだった。

決勝は中地区に移動した渋谷との対戦がまた、楽しみである。保岡選手が肩を痛めたシーンがあったが、くれぐれもケガに注意をしてほしい。

ケビン・ブラスウェルHC代行コメント

カテゴリーは関係なく、初戦の青森さんも今日戦った岩手さんも、両チームとも、とてもハードにプレーするチームとぶつかったという印象です。
岩手さんはすごくいいコーチがいい指導をされていて、チームとして整理されています。
また、日本人も外国籍選手も関係なく全員がハードにプレーするという印象でした。
そういうチームとプレシーズンに対戦することができて、チームとしてすごくいい経験になったと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17053

岩手高畠選手からのメッセージ


引用:秋田公式サイト