最後?ピンク姿を目に焼き付けた!茨城戦14点ビハインドを多田武史選手が今季ゲームハイで猛追!

2022~23シーズンも今日を含めてあと4試合になってしまった。ケンゾーHCが復帰してから1勝3敗で前節の宇都宮で2敗。特にゲーム2は18点差を残り時間わずかで逆転されてしまう失意を味わった。このチームでの課題はディフェンス。ケンゾーHCが最も重視する要素だ。茨城ロボッツに対捨てどこまで修正をし東地区3位に食い込めるか問われる試合になる。

試合結果・速報

2022-23 B1第35節4月29日秋田ノーザンハピネッツVS茨城ロボッツゲーム1

秋田|16|15|26|25|=82
茨城|21|24|24|22|=91

秋田は小栗、多田、保岡選手がスタメン。フレッシュな顔ぶれになった。秋田はキッド選手のバンクショットなので5-0としたが、福澤、平尾選手の連続3Pで効果的に得点した。秋田は度々得点にならない場面があり、シュートを打っても精度が悪かった。

ザック選手がリバウンドで存在感をだしても、ゴールが決まらない。逆に茨城はリングアタックのエナジーやあわせが決まる。アグレッシブさに差がある印象を受けた。カンター選手が1on1を仕掛け、決めると3Pも決めた。リンクアタックで2スローを決めてキッチリ仕事をした。

秋田はスコアラーのキッド選手が2得点で不調。後半巻き返しなるのか?

後半は秋田はシンプルにペイントアタックを大浦選手が実践した。すると長谷川選手も続きオフェンスに躍動感が出てきた。恐らくは茨城の少しほっとした状況を察しての勢いなのか?ルーズボールへの対応も良くなった。

カンター選手も美しいステップバックからの3Pを連続で決め猛追を見せた。多田選手も3Pを決めると最後は相手が3Pを警戒するあまり、前が空き見逃さないでレイアップに変更、レイアップワンスローを決めた。

ホームの茨城は慌てずにチームバスケットを敢行。ここしかないバウンズパスを通し、得点する。

川嶋選手のキックアウトから長谷川選手が3Pを決め、ザック選手のゴール下で65-71の7点差にした。クラットウィグ選手がプッシングのファール4になり、明らかに勢いは秋田だった。

茨城はベテランの多嶋選手が要所で得点を決め秋田の流れを止めに来た。一時74-70の4点差まで迫ったが、タプスコット選手のエンドワン、ジェイコブセン選手の3Pが決まり再び10点差。

前回の後半の逆転された修正を茨城はしっかり遂行した。

秋田は前半、シュート精度が低かったのが悔やまれる。課題のディフェンスも前のめりになる秋田のプレッシャーを、うまく回り込んでの得点に成功した茨城だった。

ハイライト動画

秋田ビッグプレー動画

ケンゾーHCコメント

今日は前節宇都宮戦での反省点から、40分間しっかり自分たちのバスケットをするというのがチームでの課題でした。
宇都宮戦では試合後半の20分で流れを持っていかれ、今日は前半の20分で茨城さんの良いところを出させてしまい、最終的に反省の多い試合になりました。
課題をクリアできるまでに持っていけなかったのが非常に悔しいです。
明日は40分間できるようにしっかり全員で戦いたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17563

最後に

うーん今日はスターティングメンバーが得点を取れなかったのが響いた。何かを試してみたかったのか?何を思いついたのか?思い出つくりなのか?わからない。
多田選手の先発は驚いたが、ハマれば1クォーターで引き離しに成功する。そんな彼の良き部分がガンガン出てくれたらいいと?賭けたのかな?

彼のキャラは大好きですし、連続で長距離砲が決まればそれでよし。しかし思い切って中をアタックするプレーも良かった。

今シーズンはもうすっかり消化試合の様子なのだが、ここで無理なく、怪我無く終えることがプロなのだろうか?確かにシーズン初めの「やってやるぞ」からしたらしょうがない部分もあるだろうと。

ケンゾーHCの復帰しての試合とケビンHC代行の試合を比べるつもりは毛頭ないが、秋田らしさのバスケを象徴するには時期が悪い気もした。チームとしては同じ選手で戦うのもあと3試合になりました。

思い出つくりにいろいろ試してもいいのかもしれません。ですが、来季は同じ過ちはできないシーズン突入です。今シーズンよりもきっとシビアです。恐らく今の外国籍の構成では厳しいと思います。

今シーズンのCS出場の勢力図も西地区から4チームが出るように変わりました。これは補強すべきところを補強し、チームを作り上げた球団の努力ですね。

秋田のバスケもそろそろ変える時期。そして残り3試合勝利で終えることが使命だと思います。