プレシーズン初戦から秋田ノーザンハピネッツがアウェーで勝利。会場はオープンハウスアリーナ太田。相手は補強と新体制で話題の群馬クレインサンダーズです。秋田は新加入のキアヌ・ピンダー、ヤニー・ウェッツェルがスタメン起用。前半は秋田らしいハードな守備とリズムの良いトランジションで51−34と大量リード。後半は群馬のプレッシャーと3Pが当たり、3Qに点差を詰められる“プレシーズンあるある”の展開に。それでも最終スコアは87−81。勝ち切りの経験値を積めたのは大きいです。まずは白星の事実を喜びつつ、3Qの失速・TO増加・オフェンス停滞という昨季からの課題が顔を出した点は、しっかり叱咤して次に繋げたいところ。プレシーズンは「内容>結果」ではありますが、敵地で勝ち切ったメンタリティはリーグ本番に効いてきます。
試合結果・速報
2025-26 プレシーズンマッチ秋田ノーザンハピネッツVS群馬クレインサンダーズ
秋田|25|26|19|17|=87
群馬|18|16|27|20|=81
序盤から秋田が主導権を握り、1Qはリムランとセカンドチャンスで上回る展開。2Qもボールサイドの連続アタックが機能し、前半51−34。しかし3Qは群馬がトレイ・ジョーンズのゲームメイクと細川一輝のアウトサイドで反撃、クォーター27−19で詰め寄られます。4Qは拮抗。終盤は秋田がリバウンドとルーズボールで勝負どころを制し、ファウルゲームも落ち着いてクローズ。87−81で逃げ切りました。
会場:オープンハウスアリーナ太田 入場者数:4,111人
スターティング5(群馬):#1 コー・フリッピン/#4 トレイ・ジョーンズ/#8 ケリー・ブラックシアーJr./#29 細川一輝/#55 谷口大智
スターティング5(秋田):#6 赤穂雷太/#10 ヤニー・ウェッツェル/#12 元田大陽/#14 菅原暉/#25 キアヌ・ピンダー
ゲームの流れ:
・1Q/2Q…秋田の守備強度が高く、ピンダーの走力とウェッツェルのスクリーン&ロールで効率良く得点。ミスマッチ攻略とテンポチェンジがハマり、前半+17。
・3Q…群馬はジョーンズのハンドラー起点からシューター陣が合致。ブラックシアーJr.のハイポスト配球も冴え、一気に点差を一桁へ。
・4Q…菅原が落ち着いてゲームコントロール、赤穂がストッパー役を遂行。勝負所のリバウンドで上回り、逃げ切り。
活躍した選手(所感):
・キアヌ・ピンダー…走力とフィジカルで相手の守備網を引き裂く存在感。オフェンスリバウンドでポゼッションを稼ぐ“効く”働き。
・ヤニー・ウェッツェル…スクリーンの質が高く、ショートロールからの判断も◎。相手の守備を内側に釘付けにすることでシューターに時間を供給。
・菅原 暉…古巣凱旋で落ち着いたゲームマネジメント。ペースが崩れた時間帯に流れを戻すプレー選択が光りました。※群馬はティーマン、エドゥ不在というコンディションだったことも、試合の色合いに影響。
ハイライト動画
今回はありません。
ケンゾーHCコメント
前田顕蔵HCは、「時期的に早く両チームとも十分な練習量ではないが、ゲーム形式で積み上げられたのは収穫」としつつ、「後半はうまく攻められず流れを持っていかれたのは反省」と総括。プレシーズンを通じて「この1か月で一つずつ良くしていく」姿勢を示しました。相手の主力欠場に触れた上で、移籍の菅原が良いプレーを見せた点を収穫としています。
選手コメント
菅原 暉:「想定より早い古巣での試合だったが、楽しんでプレーできた」。前半は点差を広げたものの、「主力不在の相手でも自分たちは40分やり続ける必要がある」と手応えと課題を冷静に言語化。「最初の試合として難しさはあったが、最後に勝ち切れたのは良かった」と締めました。
最後に
ナイススタート、でも満点ではない。前半の完成度は高く、インサイドの破壊力とボールの流れは今季の明るい材料。一方で、3Qの失速・ハーフコートでの詰まり・ターンオーバー由来の失点は昨季からの“直したい癖”。ここを9月のホームプレシーズン(京都)でどれだけ矯正できるかが、開幕ダッシュのカギになります。リードを保ったままギアを上げ直す術(タイムアウト後のセット、ベンチユニットの役割明確化、2ビッグ時のスペーシング)を磨けば、アウェーでも勝ち切れるチームにもう一段化けるはず。
敵地での一勝に拍手。次は内容でも圧倒して、開幕に向けてギアを上げていきましょう!