お互い消化試合の実力勝負で発覚!17点差を溶かす秋田のディフェンスの異常の原因はどこにある?

昨日のゲーム1の秋田はスタメンの変更で、ある意味奇襲をかけたが、ディフェンス、オフェンス共に停滞し、失敗に終わった。こうした試みは、ある程度ケンゾーHCの策として、大好きですが、裏目に出ると、それが最後まで払拭できない、今のチームの弱さも露呈する。

ゲーム2ではそうした部分をどんな修正をするのか?茨城のスコアラー、タプスコット選手をどう抑えるか?秋田の遂行力を見てみたい。

試合結果・速報

2022-23 B1第35節4月30日秋田ノーザンハピネッツVS茨城ロボッツゲーム2

秋田|24|25|14|12|=75
茨城|15|29|25|20|=89

今日はカンター選手もスタメンに起用された。得意のミドルや3pシュートゴール下の合わせで得点!しかし早々にファール2でベンチに。

秋田はシンプルにペイントアタックが決まり中山選手、長谷川選手が得点しエナジーを与えた。ワン選手もドール下の合わせで2ゴールを決めた。ザック選手が出ないので何かトラブルがあったのか心配したら、残り4分35秒でコートに立った。

序盤の秋田はシュートが入る。長谷川選手の連続3Pや保岡選手も積極的にペイントへ侵入、ミドルを決めた。

秋田は最大で35-20の15点差にした。

茨城はタプスコット選手がこの力でペイントアタックでタフショットを決めたり、ワンスローを獲得して食い下がる。今日初登場したケネディ選手もコーナー3Pを決めれば秋田の多田選手もキッチリお返し。

秋田はWチームでタプスコット選手からぼるを奪うとカンター選手が3Pで45-28。

茨城は多嶋選手がコーナー3Pを決めれば外国籍選手がインサイドを攻めて、49-44と追い上げた。

後半秋田は別のチームになってしまう。

⇒ジェイコブセン選手の合わせ、タプスコット選手のインサイドを止めれない。
⇒秋田もディフェンスのギアを上げるが、オフェンスで決め切れない。
⇒リングに向かっていくときのターンオーバーを繰り返す。

茨城の方が秋田のやりたいバスケを実践して、どちらが下位チームなのかわからなくなった。

ハイライト動画

秋田ビッグプレー動画

ケンゾーHCコメント

まず、チームを勝たせられないというところですごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
2Qの途中から茨城さんに勢いを持っていかれ、そこから3Qの入りも良くなく、トランジションの得点・ターンオーバーからの失点など、ちぐはぐになってしまい追いつけなかったのというのが今日のゲームだったと思います。
チームとしてはもちろん勝つためにやっていますが、勝たせられないのが非常に歯がゆいです。
次節はシーズン最後を締めくくるゲームで、自分達の特徴である激しいディフェンスができないとどうにもできないです。今日のようにこれだけ点数を取られて守れないというのは本当に反省点が多いので、そこをしっかり修正し、シーズン最後の試合で勝って終われるように準備したいと思います。
引用;https://northern-happinets.com/news/detail/id=17565
失点の形が悪かった。ターンオーバーから19点を失った上、ディフェンスリバウンドから走られるなどして許した速攻の失点は20に上った。第2クオーター中盤までに最大17点のリードを奪っていたものの、それ以降は速い展開から失点がかさみ相手を勢いづける形となった。

1対1の守りでも茨城に上回られる場面が目立ち、ガード中山拓哉は「チームとしてどう守るかという前の段階で、自分も含めて個々がやられちゃいけない」と厳しい表情を見せた。

次節は今季最終節。ホームに北海道を迎える。前田HCは「自分たちがどういうチームなのか、最後そこをしっかり見せて終わらないといけない」と残り2戦を見据えた。
引用:https://www.sakigake.jp/news/article/20230501AK0005/

最後に

なんか、悲しくなってきた。という印象。秋田はB1昇格後、階段を上るように東地区での成績を上ってきた実績があった。昨シーズンはCS出場を果たして、今シーズンを迎えた。

日本人選手が継続してチームに残り、積み上げたものを示せる今シーズンだったが、ふたを開けてみればその積み上げたものは、どうだったろうか?

育成選手?アジア枠選手どうですか?⇒さっぱりだった。
日本人選手が頑張らないといけない?どうでしたか?⇒安定しなかった。
外国籍選手の活性化?その通りでしたか?⇒期待外れだった。

現実は甘くなかったようで、球団の計算通りにいかなかった。

個で打開するはずの外国籍選手は、相手チームが上で、流れを持っていかれた。二桁得点する日本人戦手は対戦チームにいつも現れた。

いつの間にか秋田のディフェンスにはずれが生じ、シーズンを通してインサイドを守れていない。

残り2試合はホームで北海道と2連戦。下位チームとの対戦で秋田の断固たるプロ意識が問われる。その一方で現選手との思い出つくりにもなるし、来季のチーム作りの補強部分も明らかになろうか。