吉田輝星1軍での壁!自慢のストレートが不発の理由と今後の登板予定は?


吉田輝星投手は1軍に呼ばれてチームの連敗を打開するも、14日ロッテ戦は3回途中6失点でKOで試合を作れないで終わってしまった。

奇しくも今は夏の甲子園の真っただ中!金足農業の活躍の記憶もまだ鮮明に残る。

先のロッテ戦では1回にいきなり先頭打者本塁打を打たれてしまったのは、少し気になる部分があった。恐らくはコントロール重視で、様子を見ながら組み立てていくところで、見舞ってしまった感がある。

でも吉田輝星投手の良さは臆せず、テンポよくストレートを投げ込んでいくのが一つの持ち味のはず。だからあの糸を引くようなストレートで打者の手元でホップし、ボール球でも思わず振ってしまう球威がある。

ロッテ戦では、なんか、小さくまとまっている感だったなーと。

確かに変化球から組み立て3連続三振は取った。でも球威たっぷりのストレートで打者のファールを誘うことなく、ジャストミートされてしまうのは、見ていて違和感があった。

本人は「パワー不足」とのコメントがあったように、どこか窮屈な感じを受けた。若さが感じられなかった。

打者のインコースを突くことなく、多少コースが甘くてもファールにしてしまう球威やキレがなかった。少なくとも初勝利を上げた広島戦のストレートではなかった。

どこか悩んでいるのだろうか?駆け引きやデータがありすぎて、「勝たなきゃいけない!」と頭でっかちになっているのだろうか?

最初は本人はストレートを磨きに磨いていくと言っていた。今度は変化球でカウントを取れるようにしたいとも言っていた。

プロになって投手の質を上げていく努力は当然しなければいけないし、まして1軍戦ともなれば、甘い球は禁物でトラウマになりつつあるのかもしれないし、微妙なフォームのずれもあると思う。

でも野球人である以上、勝負にこだわるのはしょうがないが、「野球が楽しい」と感じてやってほしいと思う。

まだ「ベテラン選手」ではないのだから、捕手のミットめがけて思い切って腕を振り、どんどん向かっていってもらいたい。

1軍での先発後はすぐに2軍での調整で、すごく大事に育てられている感じがありますが、1軍での経験を積ませながらの運転は、どうなんでしょうか?

確かにいつでも試合に投げられる状態ならば、試合を5回や最後まで任せてみるチームの度量もないのだろうか?

今まで甲子園での活躍した投手の、その後の結末は順調でない場合もあるし、目が出ないで終了し、プロの世界から撤退する選手もいる。

2,3年、、またはそれ以上時間がかかって頭角を現す選手もいる。

果たして吉田輝星投手の運命はどうなのか?決して焦る必要はないが、確実にステップアップをして頂きたく、若さを殺してまで、小さくまとまって欲しくないと、、つい老婆心が出てしまった。

次の1軍の登板予定はまだ分からないが、ぜひとも躍動感のあるピッチングを見せて欲しい。