天皇杯優勝の渋谷を逆転!無観客で秋田ファンの願いに答えた選手の神対応に陶酔した

初めての無観客試合で今季初対決の注目のカード渋谷戦。秋田は試合中止期間、万全の準備を秋田ノーザンゲートスクエアーで行ってきました。しかしここにきて選手のケガが新しく判明しました。保岡龍斗選手が左腓骨骨挫傷で体調を見ながらの試合参加。伊藤選手は左腓腹筋肉離れで全治2~3週間。ということは戦力的に厳しいのかなと?チームの奮起が求められる試合展開になると思います。

2019-20 B1第28節3月14日秋田ノーザンハピネッツVSサンロッカーズ渋谷ゲーム1

1Q秋田14-19渋谷

長谷川選手の積極的な3Pシュートは外れたが、積極性はいい。渋谷のジャクソン選手のフリースローがファーストポイント。コールビー選手が柔らかいフローターシュートを決めるが長谷川選手は1分少々で早くも2ファール。気負いすぎかな?

無観客ということでチームベンチからの声が凄い!

しかし秋田のオフェンスが重い。渋谷のディフェンスが効いて秋田はタフショットが多い。渋谷は秋田よりも早い時間で選手を入れ替えてくる。ここはシーズン通りの戦い方。

渋谷のケリー選手がスチールでダンク。秋田は細谷選手がドライブで切り込み決める。残り4分35秒で多田、ニカ、大浦選手を投入で流れを変えに。

しかしオフェンスが重いし白濱選手も2ファール目。渋谷は自慢のオフェンスで引き離しにかかる。キーナンのゴール下で8-15。多田選手がオフェンスリバウンドからのシュートで10-15。すると渋谷はキーナン選手へのダブルチームで激しく守る。秋田は西野選手投入でリバウンドを強化。
古川選手が3Pシュートを決め、中山選手がスチールからドライブは外れて終了。

2Q秋田28-23渋谷(42-42)

渋谷はゾーンディフェンスを敷いた。本当に秋田と同じようなチームカラー。ケリー選手の3Pシュートの精度がいい。またオフェンスが早い。ギアを上げてきた感じだ。
秋田もペイントエリアへ侵入し、キーナン選手がバスケットカウント、ワンスロー。しかし渋谷のベンドラメ選手がゴール下を決めて20-30の10点差。強い。

それでも秋田は粘り強かった。細谷選手からコールビー選手へのパスでゴール下を決めると、細谷選手がフリーの3Pシュートを落ち着いて決めた。ニカ選手はユーロステップでドライブ、バスケットカウント、ワンスローで3点差に迫った。

渋谷も合わせのパス、ゴール下で粘るも細谷選手が連続で3Pシュートを決めて初めて前に出た。なんか渋谷は勝ちゲームを落とした感がある。

3Q秋田17-19渋谷(59-61)

勝負の後半、古川選手から長谷川選手への合わせのパスでファーストポイント。連続で古川選手がキーナン選手へ合わせた。これは練習で相当やってきた準備をうかがわせた。

渋谷のケリー選手はタフショットの3Pを決めればお返しのキーナン砲は外れるも新しい秋田の3Pシューター中山選手が決め返す。これは本当に頼もしい限りだ。

渋谷はアウトサイドシュートの戦いが多くなっている。決まればOK、外れてもオフェンスリバウンドで2次攻撃で流れを良く戦うつもりか。

秋田は野本選手がゴール下をステップイン。54-51。ニカ選手が鬼ブロックショットを白濱選手がスチール、ファールをもらう。細谷選手の3Pシュートは外れ、渋谷の石井選手に決められた。ベンドラメ選手ドライブで57-59.。白濱選手は4ファール、ディフェンスの駆け引きも面白い。

4Q秋田28-22渋谷(87-83)

コールビー選手からニカ選手への合わせ。これも練習してきた合わせだ。しかし渋谷の連続攻撃が始まる。盛實(もりざね)選手の3Pシュート、ジャクソン選手のドライブで7点差、秋田は得点が止まっている。

渋谷の野口選手の3Pシュートで10点差に。白濱選手ファールアウト。キーナンのゴール下で食い下がるも、渋谷の分厚い攻撃はなかなか止まらない。

しかし秋田もディフェンスのギアを上げた。

渋谷はターンオーバーが多くなり、秋田はこの点差を打開し始めている。しかもオンザコート1で。でも3Pシュートの差が出ている気がする。思い切って秋田は打てていない。

しかし秋田はここから粘る。野本選手のフローター、中山選手がスチールで4点差。タイムアウト後、ベンドラメ選手が3Pシュート、キーナン選手ミドル、古川選手が3Pシュート、ミドル連続で81-81同点。

キーナン選手、フローターシュート83-81で残り41秒。渋谷はファールゲームを仕掛けるも秋田はフリースローを決めて勝ち切った。

最後に

うーん秋田はともすれば負けパターンの試合を脅威の粘りで逆転をした。秋田ファンの声援を心で感じ「勝つ」気持ちが強く出た試合内容だった。

増して新しくケガ人も出てしまった。ニカ選手は蓄えたひげをバッサリ落として男前になっていた。

ゲーム感やモチベーション的は大変だったろうと思う。まして感染の不安。本当に集中は困難だった。しかしバスケット出来る感謝と我々ブースターも元気をもらった。

何よりもこのひたむきな思い、感謝の思いが「何でも縮小ムード」を粉砕し勇気を与えて貰えた。

試合を継続できるのか?とても微妙ではあるが、智慧を振り絞り、みんなで困難を打開できますように祈る日々は続きます。

でもありがとうBリーグ!ありがとうハピネッツ&ブースター!


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