他チームは接戦を演じ秋田はみちのく一人旅?チーム補強の仕上がり遅れは致命的?

各地では盛んにプレシーズンマッチが行われている。最近の注目では、昇格した群馬と名古屋との一戦だ。結果から見れば108ー88の大差で名古屋が勝利した。

名古屋は1クォータから3pシュートの精度がよく決まる。加えて新外国籍選手もゴール下や3pシュートも決める。ほぼ全員がいい精度を見せた。これは他のチームにも脅威になる。

これではさすがの群馬も面食らっただろう。

しかし元秋田のキーナン選手を中心にまとまりのよい攻撃を示し、一桁まで点差を詰めたのはさすがだった。

点の取り合いにも見えたが、ディフェンス的にはいささか物足りなさを感じた。しかし名古屋は圧倒的なオフェンスのパターンを、群馬はチームの意思疎通を見せた。どちらも「持ち味」を見ることはできた。

特に昇格組の群馬にしてみれば負けても得るものは大きかったと思う。

後は渋谷と富山の戦いも素晴らしかった。マブンガ選手やベンドラメ選手不在で、両チーム万全なスタメンではないのだが、バチバチやりあっていた。最終クォーターまで接戦が続き、見ている人を熱くした。最後はホームの富山が75-67逆転した。

確かにプレシーズンで40分間ハードワークは無理。ディフェンスで流す場面もあったが、オフェンスのバリエーションが開幕前にしては多く、チームの仕上がりは進んでいる印象なのだ。

我が秋田はプレシーズンマッチでは負け越しているが、これからだ。

新外国籍選手のコルトン選手の出来を、まだ見ていないから何とも言えない。ビッグマンなのでリバウンドに貢献してくれそうなのはわかる。しかし実際は足力はどうなんだろう?

またオフェンス担当の、ケビン・ブラスウェル、アシスタントコーチの合流も遅れている。

今シーズンは「オフェンスの改革」に取り組むことを第一に挙げてはいるものの、他のチームの仕上がり具合を見るにつけ、秋田は遅れているのでは?という印象が残ってしまう。

過去と同じボール回しで、切り込めない状況は改善できているのか?チーム最低だった外角シュートの精度は上がっているのか?

そのあたりは今日18時15分からAABで放送される「トレタテ」でチーム練習の様子や前田顕蔵HC、中山拓哉選手、田口成浩選手のインタビューが聞けるという。これは聞き逃してはならない。

直前には東北カップが待ち構えるし、開幕まで待ったなしの様子。

チームとしてかみ合い、持ち味を発揮されて、新生秋田の快進撃を願うばかりだ。

ただ気になるのは昨日、今日と千葉と試合形式の練習をロックアイスベースで行っているということ。東北カップ前の願ってもない実践練習をしている。これはひょっとしたら、ひょっとするかもしれない。