今度は田口選手が負傷で長期離脱!同じく14点差をひっくり返した秋田は原点ディフェンス強化へ

田口選手が負傷で長期離脱する可能性が出てきた。今シーズンはキャリアの中で最も充実したシーズンを迎えていた。ベンチスタートではあったが、得意の3Pシュートはもちろん、レイアップ、アタックに走り回った。加えて効果的なアシストもあり、視野の広さも際立っていた。その中でのドライブでゴールアタックしてファールをもらい、着地ときにひねったようだった。

■診断名:左膝前十字靭帯断裂、大腿骨骨挫傷
■全治:未定
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17291

チームとしては本当に痛いが、他のメンバーが一丸となって支えていくしかない!同じくシューターの多田選手の心に火が付くのを期待したい。

試合結果・速報

2022-23 B1第13節12月25日秋田ノーザンハピネッツVS広島ドラゴンフライズゲーム2

秋田|14|19|28|13|=74
広島|24|23|17|18|=82

広島は昨日の終盤のようなディフェンスを、試合の入りから遂行した。秋田はオフェンスが停滞気味で、まず頼みのアウトサイドシュートが来ない。広島は秋田のチェンジングディフェンスを突き、高さのミスマッチをうまく利用してシュートを決める。

キープレーヤーの寺島選手の3Pシュートやミドルシュートが好調で、簡単に得点を取る感じがした。前半だけで16得点。手が付けられない状況だった。

秋田も3Pシュートを捨ててインサイドへの得点、ポストプレーで加点するのだが得点のキーマンである古川選手、キッド選手が2得点に抑える広島のディフェンスはさすがだ。

昨日と同じように、広島は後半14点差を付けられて逆転した。秋田はどう修正をするのだろうか?

後半の入りはお互いの3Pシュートが乱舞した。いわゆる殴り合いだ。エバンス選手が3Pシュート、お返しで中山選手がや仕返し、46-57。秋田は打ったシュートがここにきて決まっている。しかし広島も得点している。

秋田はディフェンスの強度を上げてきた。その中で、中山選手のスチールからの速攻2棲ロで52-60。流れは完全に秋田に傾いた。

最終クォーターで中山選手のスチールから保岡選手の3Pシュートを決めて66-64の逆転、ハイロープレイで70-67と前に出た。ここからは一進一退の攻防。2ポイントの仕掛けで広島がリードを保つ展開。秋田も食らいつくのだが、勝負所での得点力では広島のタレントに分があった。

またチームファールが早々にたまり、激しいディフェンスができない環境下でのプレーは、様々な弊害をもたらした。オフェンスが単調になり、広島のディフェンス圧にタフショットを余儀なくされた。

秋田のディフェンスのコミュニケーション不足で、ブラックシア選手がペイントど真ん中をドライブダンクで勝負あり。秋田のファールゲームはむなしかった。秋田の4クォーターでの3Pシュートは1本だけに抑えた広島のディフェンスが光った。

ハイライト動画

ケビンHC代行コメント

昨日とは前半と後半の展開が入れ替わりましたが、最終的に同じような内容になってしまいました。
広島さんは昨日の第4Qの勢いのまま、今日の前半かなり勢いをもってプレッシャーをかけてプレーしてきて、前半で14点差をつけられてしまいました。
自分たちは後半にディフェンスが良くなり、インテンシティを上げてプレーし、一時は逆転もできたのですが、最後のところで自分たちがしたいプレー、勝つためのプレーができなかったというところだと思います。

最後に

広島は西地区2位は伊達ではない。得点のキープレーヤーが数多く存在した。秋田にしてみれば優位な時間帯はそう多くはなかった。それが上位との対戦という意味だ。14点差を付けられて、ずるずる20点差以上に行かなかったことが救いだったのだろうか?

もう少しやれた感もあるが、選手個人の実力差、チームとしての遂行力の差を感じた。上位チームにことごとく競い負けている。

田口選手不在で秘策はあるの?

広島はB1参入の3年目でホップステップジャンプと確実にチーム力を目に見える形で補強してきた。この差は秋田とは異なる。秋田とて日本人選手の継続で積み上げた力はあったと思った。しかしいざリーグが開幕すると、選手のアジャストに開きがある。

日本人選手の層の厚さは塾際されていない気がする。とくに上位チームと対戦した時に、競ってから脱げだせない場面が多々ある。これは少しのコミュニケーション不足と思われるディフェンスのずれだったりする。

ディフェンスにムラがあるのだ。時間帯に。

上位のチームは、個人が意識が高く、誰かの代わりに起点となり、ゲームを遂行する能力がある。普段からの練習、連携をやっているのだろう。

あとカンター選手のアジャスト、得点の幅に期待したい。彼のパフォーマンスはこんなものではないだろう。練習でもっと引き出してほしい。今年残り3戦のホームでなにかしら結論めいたことが出てくることを期待したい。