前節では今シーズン最後の対戦の東京に、追いつきながら前に出ることができなかった秋田。CSカムバックへの条件も1試合負けることで厳しくなりつつある。シーホース三河は現在中地区2位。このまま2位をキープすればCSへの道が開ける。しかし三河は#5 ニモ正義#7 長野誠史(IL)#19 西田優大(左ハムストリング損傷)#24 卜部兼慎選手らが登録外となる。秋田は保岡選手や赤穂選手が時間調整の出場、または、特別指定選手の登録があるのかもしれない。
試合結果・速報
2023-24 B1第23節2月10日秋田ノーザンハピネッツVSシーホース三河ゲーム1
秋田｜21｜24｜25｜27｜＝97
三河｜20｜28｜23｜19｜＝90
秋田はすばらしい立ち上がりをした。古川選手が３Pを決めると、カーター、ライスナー選手が続いた。三河はガードナー選手がリング下を個人技で得点も秋田は早いボール回しで古川選手が３Pで12－3。秋田の得点はすべて３P。
すると今度はインサイドで合わせの、古川⇒ライスナー、中山⇒カーターと畳みかける攻撃を披露。早々に主導権を握った。
しかし三河はレイマン選手の３Pから反撃開始。秋田は小栗、田口選手が入ると得点が止まった。
秋田はゾーンにするも、レイマン選手がこの日3本目の３Pで21－25。古川選手がトラジション３Pを決め、小栗選手がレイマン選手からスチール、イージーバスケット。加えてディープ３Pを沈めて秋田に流れを引き込んだ。
流れを変えたい三河はガードナー選手がインサイド越し押しで得点。ハイロープレイを阻止したいライスナー選手がファール3になりベンチに。
ガードナー選手の３Pやオーガスト選手の３Pで引き離しにかかると、長谷川、田口選手が３Pで得点45－48の3点差で折り返した。
秋田はチームとして、カーター、チョルの合わせ、ガードナー選手へのパスをカーター選手がカット、ダンクを決めた。三河は外国籍選手、オーガストの３ｐで61-63。拮抗状態が続いた。
秋田はリバウンドやディフェンスで我慢して、凌いだ。すると三河のイデソン選手がアンスポ。カーター選手の2スローで71-71。ここから10-0のランを演出する。
レイマン選手に赤穂選手がディフェンスで踏ん張り、オフェンスファール。流れは間違いなく秋田に来ている。すると長谷川選手が痛恨のアンスポ。これを機に三河はレイマン選手のインサイドで猛追する。
81-80まで来ると負けを意識する。
しかし熊谷選手がアタックエンドワン、ボール回しからライスナー選手が３P、田口選手のプレッシャーで三河がターンオーバー。秋田の集中力は途切れなかった。
３P成功率43.2%
ハイライト動画
秋田ビッグプレー動画
ケンゾーHCコメント
ディフェンスの課題はあったが、三河の超外国籍へチーム力で真っ向勝負の殴り合いで、勝ったのは良かった。ボール運びも早く、秋田らしさが戻ってきた。アンスポやあほくさいターンオーバーがあったとしても、攻撃は最大の防御。バスケは点取りゲームです。その醍醐味を見られて感謝です。小栗選手がステップアップして喜ばしいですが、長谷川選手のアタックが影を潜めています。ケンゾーHCからの魔法の言葉をお願いします。
田口選手のコメント
最後に
秋田は4連続の３Pで試合の立ち上がりが良かった。しかしベンチメンバーで得点を伸ばせなかった。三河は選手の強みが安定しており、ここぞという時にはまっていた。秋田はチームでずれを作りながら得点をうかがうも、放つシュートは精度が低かった。ここが上位チームと違うところなのだろうか？
それでも決してずるずる引きずらないで、しぶとくついて行ったのはホームのなせる業なのか？４クォータの集中力は半端なかった。何度も逆転されて「負けるんだろうな」という感情を打ち消してくれる選手のガッツさは、ほれぼれした。
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