秋田ノーザンハピネッツに、待望の国内即戦力が加入しました。群馬クレインサンダーズから移籍したPG・菅原暉選手と、長崎ヴェルカで4季連続キャプテンを務めたSG/SF・髙比良寛治選手――。
ふたりの武器は単なる得点やアシストに留まらず、ゲームコントロール力・ディフェンス力・リーダーシップといった「勝ちグセ」を植え付ける要素ばかり。ここでは最新会見内容を踏まえつつ、上位クラブを倒しCS(チャンピオンシップ)復帰を目指す秋田にもたらすメリットを深掘りします。
1.ポイントガード菅原暉 ── 冷静沈着なゲームメイカー
183cm・83kgの恵まれたフィジカルと高いバスケットIQを兼備。
①視野の広さと②両手パスでテンポを落とさず、スペーシングを整える名人です。筑波大時代のインカレ優勝、群馬で培った速攻の起点作りは、秋田のトランジション攻撃に直結。
「昨季はケガで思うように出られなかった悔しさをぶつけたい」という本人コメントどおり、フィジカルを生かしたオンボールDFでも存在感を示しそうです。
2.キャプテンシー溢れる髙比良寛治 ── エナジー&3Pで会場を沸かす
長崎をB1に導いた立役者。188cmながらウィングだけでなくスモールラインアップの4番もこなすユーティリティーさが魅力です。
- タフなマンツーマンDFでエースガードへプレッシャー
- コーナー3P成功率は30%台後半を維持
- 熱いガッツポーズでベンチと観客の“温度”を一気に上げる
移籍会見では「コートのどこにいてもエナジーを注入したい」と語り、リーダー経験を秋田に輸血する姿勢を示しました。
3.新コンビが秋田のバスケットをどう変える?
●テンポアップ×堅守
菅原が早い展開を演出 → 髙比良が相手ウィングを封じてサイドラインを走る、という“攻守ワンツー”が完成。
●ボールシェアの深化
既存コアの田口成浩や中山拓哉がスポットアップへ専念でき、外の脅威が増大。
●クラッチタイムの安定
菅原の冷静なゲームコントロールと髙比良のクラッチ3Pで、終盤の停滞を打破します。
4.上位クラブを倒すための5つのキーファクター
- ボールプレッシャー:髙比良+ライスナーのスイッチDでターンオーバー誘発
- ペイントアタック:菅原のドリブル侵入→キックアウトで高効率3P
- セカンドユニットの底上げ:2人が入ることでローテ全体の質が向上
- 経験値:昇格・優勝・主将歴など“勝ち方”を知るメンタル面
- クラブカルチャーへの共感:泥臭いディフェンスを信条とする秋田のDNAに完全フィット
5.最新動画で2人のプレーをチェック!
▼入団会見ダイジェスト(2人の抱負をまとめて視聴できます)
▼菅原暉:注目のポイントガード3人衆 五十嵐•並里•菅原の超絶プレイから「武器」を分析
▼髙比良寛治:“キャプテン髙比良”としてチームを鼓舞した試合ハイライト
まとめ:CSカムバックへの追い風は吹いている
秋田がここ数年伸び悩んだ理由は「終盤の失速」と「外の脅威不足」。
菅原のゲームメイクと髙比良のエナジー&3Pが加われば“課題”は“武器”に変換されます。
外国籍・アジア枠とのケミストリーが深まれば、東地区の上位クラブとも互角以上に渡り合えるはず。
さあ、ハピネッツブースターの皆さん――新シーズンはこのデュオのプレーに注目しながら、“CNAアリーナ☆あきた”をピンクの歓声で包み込みましょう!