秋田のスタイルで日本一を目指すも成績不振なら来季はいよいよチーム解体に着手か?

ケンゾーHCは「日本一を目指す」と掲げ今季リーグに臨んだ。現時点で25勝20敗。残り15試合。今後の行方は誰にもわからないが、勝率5割を切るようでは、来季、思い切った改革が必要とされるかもしれない。

秋田のバスケは堅守速攻。これは能代工業、秋田いすゞ自動車バスケの歴史と癒合するものだろうか。バスケ王国として息づくものがある。

オールコートプレス!この土台を40分間維持するのは並大抵なことではない。スチール、リバウンドからのファストブレイクはバスケファンを魅了する。

秋田は果敢にチャレンジしてきた。シーズンごとにステップアップをしているとも言える。なのでまだ完成形ではなく、伸びしろがあることの前提だ。

このリーグ終盤にきて大黒柱コールビー選手不在のいわゆる緊急事態ともいえる中、チームの調子がなかなか上がってこない。ディフェンスで我慢してもシュート精度が低いし、リバウンドに絡めず困惑の中にある。

リーグ後半で疲弊し、チームが機能不全に陥るならば、HCはどんな手腕を発揮できるのだろうか?

今季は幸い、降格はない。その分来季は厳しいものとなる。選手の入れ替え補強も考えられる。ケンゾーHCは「まず守備をやれ」というから、動ける選手選びは外せないだろう。

その連動でオフェンスを組み立てるので、インサイドへ切り込める外国籍選手も重要だ。同時にリバウンドを取る要素にもなる。

流れるような選手とボール回し。早い攻撃。フリーでのアウトサイドシュート。とそんな理想を口で言うのは簡単だが、それらは各チームが日々目指していることである。

そうなると、後は選手の遂行力ということになっていくのだろうか?チームの約束にそぐわない、うーん難しい選手は然るべく判断されていくだろう。

だから各自努力して、ステップアップせよ!という号令の元、練習を重ねているだろうし、試合の中最良の判断をして、勝負に勝つ時間の中持てるすべてを発揮している。そう思いたい。

秋田の目指すバスケは間違っていないし、ぶれていない。ここからが最大の最後のチャレンジになる。残り15試合東地区上位との対戦で、一気に飲み込まれてしまうのか?チームの輝きを取り戻すことができるのか?

泣いても笑っても、熱視線が注がれる期間になる。

そしてその結果はとても正直だ。選手はそれを受け止めて、いつか進退を覚悟しないといけない時がやってくるだろう。

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