B1島根の安藤誓哉選手は元々初年度B1秋田に所属していた。B2に降格すると1年間A東京にレンタル移籍をする。しかしその後も残念ながら秋田には帰ってこなかった。東京でリーグ制覇を経験した彼は涙を流した。東京で完全燃焼をした彼は、舞台を島根に移す。
【安藤 誓哉 選手コメント】
この度、秋田ノーザンハピネッツからアルバルク東京に完全移籍することになりました。昨年も私の希望を受け入れていただき、期限付移籍をさせていただいたにも関わらず、このような形で再度私の希望を受け入れていただいた秋田ノーザンハピネッツの関係者の皆様、アルバルク東京の関係者の皆様には感謝しかありません。
この1年アルバルク東京で自分を高めて、秋田でやり残したことを返すつもりで今シーズンやってきましたが、アルバルク東京でプレーすることがさらに自分の成長に繋がると思いました!まだアルバルク東京でやり残したことがあるので、今離れることができないと強く思うようになり、このような決断をさせていただきました。
これは秋田ノーザンハピネッツに関わる全ての方の期待を裏切ることになったことと、本当に申し訳なく思っています。秋田ノーザンハピネッツでの思い出は私にとって宝物です。こんな自分を受け入れていただいたこと、フロントスタッフ、チームスタッフ、チームメイトのみなさん、そしてブースターのみなさんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。
水野 勇気 代表コメント
この度、安藤誓哉選手はアルバルク東京に完全移籍することとなりました。安藤選手とは昨シーズン中から話し合いを重ねてまいりましたが、残念ながら本人の考えが翻意することはなかったため、不本意ながらその意向を受け入れることとしました。
安藤選手とは2018-19シーズンまでの契約延長をした上での期限付き移籍として合意しておりましたが、安藤選手の強い意向により、完全移籍となりました。そのため今回の契約上、アルバルク東京より移籍による補償金(金額非公表)が発生しておりますことをお知らせいたします。
秋田ノーザンハピネッツは、これからもここ秋田でプレーしたいと望んでくれた選手たちと力を合わせ、クラブ一丸となって戦ってまいりますので、みなさまの引き続きのご声援を宜しくお願いいたします。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=7502
例えば、プロ野球のドラフト制度があります。本人は巨人に行きたがったが、そうならないことがあります。本人にはまるで、結婚相手を変えられるような試練があるのでしょう。けれどバスケの場合は早くて特別指定選手のオファーであり、まだ強制的な感じはありません。
最後に
安藤選手のひたむきなプレーは大好きでした。秋田の戦術はあっていると思いました。当時ライオンズ選手も加わりB1残留という大目標に突き進んだ戦士です。だからその心意気、気持ちの強さを知っています。
B2降格の事実は受け入れがたいものです。田口選手は一番先に継続表明をしてくれました。B1昇格後千葉へ2シーズン行きましたが現在は秋田にリターンです。
ただバスケのキャリアを考えると一気にスターダムへ駆け上るには、勝負もある。B2では遠回りになるし、現段階でそれなりの手順も必要不可欠だろうと思います。
東京移籍後は、それから、アウエー秋田にプレーすることになりました。その心境はいかに?複雑だろうと思います。でもいいですよ。とても元気で、活躍する姿。さすがです。キレッキレのパフォーマンスは健在です。
でもね、心のどこかでね、秋田への恩返しは、アウエーの、その形ではなくホームでの喝采ではないでしょうか?と勝手に思う次第です。
もちろんバスケのキャリアは短いので、成功への最短距離は当然です。しかし、その突き進んで成功を手にしたら、過去において「後悔」はないのでしょうか?今はまだバスケに打ちこめる環境にあります。
これからケガをしたり、振り返ることもあろうかと思います。
キーワードで人生そのものを考えた時、「秋田」という時代は安藤選手にとって、いかなる意味をもたらすのでしょうか?アウエーの地で懐かしいファンが手を振ってくれた、、、。それで満足するとは到底思えないのです。
私的には、秋田でリーグ制覇の立役者があるべき姿と思うし、B1プレミアムでは秋田のスタメンに立ってくれればいいいなと思います。彼の武士道精神が発揮され、手本にされるのはこれからだと思いたいです。
いつの日か、彼がキャリアを終えた時、心の底から後悔のないバスケット人生であることを望みます。
ああ、ラブコールは続く、。
➡ハピネッツのここだけの話!裏事情が満載の記事はこちら!