ハピネッツの戦い方!原点回帰と進化!スコアラー不在の繫ぐバスケは台風の目になりえるのか?


2023~24シーズンがいよいよ今週、まずはアウエーで北海道と戦う。秋田は昨シーズンケンゾーHCは、ほとんどケビン・ブラスウェルACに指揮を任せた。なので選手を固定しつつ、スコアラーのキッド選手などに頼る戦いだった。それがハマれば得点も多く取ったが、失点も多くなった。また上位チームには対策され、活躍できないもどかしさもあった。

今シーズンはケンゾーHCの本当の意味での復帰シーズンだ。改めて、本来の秋田のバスケを取り戻し、進化させる意気込みだ。秋田の特徴はまず激しいディフェンス。そこからのファストブレイク。

本格復帰のシーズンに臨む前田顕蔵ヘッドコーチは「リーグで一番激しく、速く、運動量で言えばリーグで圧倒的に多くしたい」と強調する。激しいプレッシャーディフェンスによるタフショットの誘発や、スチールからの速攻といった一昨季までのスタイルを取り戻そうとしている。

天皇杯全日本選手権2次ラウンドの横浜BC戦で、7、8人で高い強度の守備を持続させるのは難しいため、より多くの選手を起用しながら守りを固める考えだ。その上で「今季は自分たちから思い切りディフェンスを仕掛けるスタイルに変える。スカウティング(事前分析)メインではなく、スタイルメインでいく。試合中の選手の思考をなるべくシンプルにしたい」と見据える。
引用:https://www.sakigake.jp/news/article/20231005AK0025/

ではオフェンスはどうだろうか?ケンゾーHCは繫ぐバスケを目指している。ということは、外国籍選手のスコアラーに頼るバスケではなく、連動性を高めたバスケットだ。ただ難局を打開するときには、例えば1オン1でペイントゴール下へ迫りシュートを決める選手に期待するし、その個人技に人は魅了する。

ゴール下で強さを発揮するクーリー選手みたいな存在だろうか。いわゆる計算が立つ選手。

秋田の外国籍選手は今シーズン、ベイカー選手、クロケット選手の同じような選手をそろえた。この選手は秋田の求めるバスケットにアジャストすると見込んでの補強だとは思う。

例えばクロケット選手が、1オン1を仕掛けたと思いつつ、パスを選択し他の選手が決める。ゴール下まで切り込んで狭いところでパスを通して他の選手が決める。実際に天皇杯バスケではそのようなシーンが見受けられた。

そのような合わせのバスケなので、外国籍だからといった決め切る見込みはないのだろう。もちろんペイントがら空きなら行くし、フリーでは3Pも打つ。

ただ、B1のレベルは結構高いし、得点が止まる時間帯も無きにしも非ずだ。合わせや連動性のバスケの致命傷が、パスミスなどのターンオーバーだ。これが頻繁だと流れは一気に相手チームへ渡る。そんな存在感に疑問が付くようなパフォーマンスだと、難しい。

それとご意見番の中村和夫氏が言うように「リバウンドまでがディフェンス」というように、せめてディフェンスでは有利に立ち合いものだ。ザック選手は頼もしいがそれ以外の時間帯は踏ん張らないといけない。

開幕の北海道戦にはアジア杯バスケに言っている、赤穂選手、熊谷選手は不在なので我慢して2連勝したい。そしてフルメンバーになってホームで島根を迎え撃つ。ケンゾーHCの思い描く秋田のバスケが早く成就するように願いたい。んでねー?