もうやめて!ハピネッツの将来を揺るがす補強ポイントミスの責任は糾弾されるべきか否か?

秋田は開幕してわずか3勝でバイウィークに入った。そして何よりも新しい外国籍選手の入団があると思われる。恐らくはライスナー選手に落ち着くと思われる。しかしその補強ポイントが秋田に本当にマッチしているのか?未知数ではある。

それにしても外国籍選手のスカウティングは何処でだれが決定するのだろうか?その決め手は何だったのだろうか?以下東京戦の記事を紹介する。

球団の仕事ぶりは?

これで秋田は3勝で中断に入る苦しい序盤戦となった。冒頭関連リンク内の開幕前総評秋田編で述べた通り外国人編成が厳しいと思っていたが、思っていた以上に悪いチーム成績に繋がってしまった。

総評番外編でも不安視していたクロケットだが、当ブログでは知識不足が故に新規外国人選手として扱っていたが、実際には日本でプレイ経験があったというのは驚いた。当然秋田のフロントは当ブログと違って、素人ではないのでクロケットが日本でプレイしていたことも知っていたはずであり、クロケットの実力も日本での実績も知った上での獲得でもあったはず。

しかし、クロケットの解除に際して秋田公式によると「優位性が取れない」旨のコメントをしており、それは織り込み済みでの獲得と思っていたのでクロケットで優位性を取れると思っていたことにも驚かされた。

ティルマンは短期契約なので本命の選手が来ることになっており、トリッキー路線を貫いた人選になるのか方針転換するのか分からないが、誰が来るのか楽しみにしたい。
引用:https://ameblo.jp/amateur-reviewer/entry-12828528741.html


実際に開幕前の東北カップでの活躍は、物足りない面がちらほらあった。しかし秋田の戦術、すなわちまずディフェンスに関しては、良しという判断だったろうか?それにしてもリバウンドも弱かったし、得意のダンクは影を潜めた。

開幕してからも、その不安は的中!存在感が増すことはなく契約解除になってしまった。

SNS等でも悲痛な声が上がり、球団は火消しに声明を出した。

球団は本当に痛感しているのか?

秋田の戦いぶりは、特にセットオフェンスでは日本人選手の苦労が垣間見えた。外国籍選手のインサイドの強みがなく、それゆえパスやドライブやアウトサイドが機能せず、相手チームはディフェンスしやすいように思えたのが仙台戦だった。

確かに日本人は頑張らないといけないが、チーム編成上、強力な外国籍選手の存在あってこその、強みでもある。秋田は調子のいい選手が日替わりで出てくるのだが、日々の安定したスタッツを残せない試合が多い。

ゲーム1で二桁得点したと思えばゲーム2ではゼロ。これは正直まずい。シューター陣の計算ができない状況だ。

さらには、チームプレイを重視する秋田ではあるが、そもそも外国籍編成がいびつなために、犠牲になっている選手がいると思うのだ。それがディフェンスができない理由でプレイタイムがもらえないならば、チームとしては過去、何を今まで積み上げてきたのだろう?という話だ。

秋田は未完の大器、大魚を逃すシステムなのか?

また秋田を離れた大浦、川嶋選手、他がどうして躍動するのか?そのあたりにヒントがありそうだ。活躍しているのは、頼れる強力な外国籍選手が存在しているからではないだろうか?日本人のプレーの質が上がり、ディフェンスも秋田よりいい時間があると感じる。なるほど、バスケは流れがあるスポーツといわれるが、悪い流れをいつまでも修正できない秋田とは違う光景を、去った選手は悟っていると思うのだ。

そんなの、助っ人たる外国籍選手が、リバウンドや3Pや、インサイドを連続で得点したり、相手シュートをブロックしたりさえすれば、後は俊敏な日本人やアジア枠、帰化選手が、勝手にファストブレイクで流れを一気に仕上げてくれるーと。

それゆえ、チームのバランスが良く、日本人も生き生きし、チームで勝つことができるという事だろう。それが「あるべき姿」であることは中学生でも理解できる。

秋田のプレッシャーディフェンスはそれはそれで、間違いではないし見ごたえもある。だが外国籍選手のアドバンテージがあまりにもなく、得点が停滞する現象が昨シーズンから起きている。またベテラン選手の疲弊が激しく、流れを変えるシュート精度が悪くなっている。

最近では20分の休憩を経て、後半の3クォータで挽回できないパフォーマンスは重症で、開幕直後のケースでは1クォータで20点以上差をつけても負けてしまうのも、そうしたことが物語っていよう。

B1はどれだけ守備に努力しても得点を許してしまう。そのまま相手に(試合を)支配される可能性がある。だから常々オフェンスの向上をどう図り、戦術も含めて検討してきたはずだった。それなのに修正できずに、むなしい時間だけが過ぎていく。

秋田は、相手に難しいポジションでの、シュートを打たせても成功されたり、オフェンスリバウンドを奪いたいと考えても、リバウンドを奪われて得点されたり。選手の実力や身長の差によって得点を許す場面が多かった。バスケットは得点を挽回しないと試合に勝てない。一体いつまで攻撃は最大の防御であると悟れないのだろうか?強豪を蹴散らす日はいつ来るのだろうか?

さて秋田はまず、新しい外国籍選手の交代をする。しかしその後二人目を招集する羽目になる可能性も無きにしも非ずだ。

12月からリーグ再開して、結果が上向いてくれば幸いだが、まさかの降格争いではハピネッツの歴史に汚点を付けることになってはいけない。

何ゆえのスカウティングなのか?どんな外国籍選手が望ましいのか?とことん議論をし、かけるお金をかけて、その責任を十分に果たしてほしい。本当に財政的に厳しいのであれば、身の丈に合ったカテゴリーを目指したらいいだろう。

この期間中に球団も猛省をし、今後の方針を柔軟に打ち出し、先送りしないで、今必要な対策をスピード感をもって断行してもらいたい。

政治でいえば、大臣がミスして、更迭、辞任に追い込まれることがしばしばある。その任命責任は総理にある。安易に比べることでは、ないのかもしれないが、プロスポーツの世界とて、とても厳しいのだ。

だからスカウティングに携わるスタッフはその責任が重いのは一目瞭然。気合を入れ直してほしい。

自分のかわいい大事な娘の結婚相手を探すように、離婚前提はやめてほしい。

琉球のケースを勉強して、分析してほしい。あなた方の手にハピネッツの運命はかかっているのだから。