ペップHC

「世界を驚かせる!」と意気込んだバスケット日本代表は1次予選敗退が決まり、順位決定線に回ることになった。対戦相手のランキングを見ればトルコが17位、チェコが24位、米国が1位。日本は日本は48位ですので、厳しい戦いは織り込み済みだった。

しかし、日本には八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)という二人の現役NBAプレーヤーがいるし、ファージカス選手選手も元NBA。直前のマッチゲームではドイツ(同22位)に勝利しましたし、俄然期待が強まって、ワールドカップを迎えた。

現実は厳しいものとなって跳ね返ってきた。オフェンスもディフェンスもまるで通用しない、異次元の空間があった。

それでも、最低限準備はしてきたと思うのだ。

もちろん通用する時間もあるのですが、アジアのバスケの限界を感じ取った。

オフェンスの手詰まり感は、うーん、昨シーズンのハピネッツみたいにもどかしさを感じた。(ごめんね)ターンオーバーもまさにダブってしまった。

些細なミスが、傷口を広げ、点差が縮まらない。シュートはリングにはじかれ、さらに慎重にならざるを得なくなる。

ディフェンスもゾーンにしたり、マンツーマンにしたり工夫もした。今出来る試合の流れを引き寄せようと努力した。

しかし、日本人がやろうとするバスケ、組織的なチームプレーの精度で負けている印象があった。アメリカさえ、個人でグイグイ打開せず、ボールを回してズレを作り、ノーマークの状態でシュートを決めてきた。

さらに順位決定線に回った試合では、ニュージーランド戦でまさかの3桁失点を更新させた。

※「日本代表の恥。絶対にやってはいけない試合だった。このままでは帰れない。向こうの方がハングリーだった」
引用:https://hochi.news/articles/20190907-OHT1T50171.html
※日本はある意味、W杯アジア予選で積み上げた財産で臨み、現実を直視できていないままW杯にやってきてしまった。勝ちに行ったのか? 個人の成長か? 狙いが見えず、目的のないチームだった。(元プロバスケットボール選手、アナリスト)
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00000328-sph-spo

試合が終わると「もっと出来た。」「~たら、~れば」といった意見や感想。この先やることは意外に多いことを悟った。

すべての戦いが終わり、ラマスHCはこのようなコメントで日本の戦いぶりを総括した。
「大会前はアジア予選や強化試合で戦えたことで期待感もありました。けれど実際のW杯では世界との差がまだまだあることを知りました。W杯を通じていちばん成長しなければならないと思い知らされたのはディフェンスです。格下が格上に勝つためには最低でも70点以下に抑えなければならない。今後は改めてディフェンスとリバウンドにこだわり、修正をしていかなければいけないと学びました」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00010000-yminnano-spo&p=3
spo&s=lost_points&o=desc&t=t&p=1

このワールドカップが終われば、次回は東京オリンピックの舞台が待ち構える。

どうだろう、ここでペップ流の激しいディフェンスを体得してみては?メキシコ代表を押し上げたそれを実践するのも有効な手立てではないだろうか?

日本代表の中では唯一体現出来ていた選手は元ハピネッツの安藤選手でした。彼のディフェンスはとても有効だったと見て感じていました。あと、篠山選手も。俊敏性は日本人ならでは!

選手全員が40分間タイムシェアをしながら激しいディフェンスをするペップのそれを、組み入れたらあんなに3pを喰らわなくても済んだのかもしれないし、ボディコンタクトの意識も強いものと生まれ変わるに違いないと思う。

その激しいペップのディフェンスの肝を継続して進化させているのが前田顕蔵HC率いる秋田ノーザンハピネッツであります。参考になる部分は相当あるのではないでしょうか?

とまあ、口で言うのは簡単ですが、この先日本代表の目指すバスケのスタイルをとことん追求してもらいたいと思います。

サッカー日本代表の歩みと比べるとバスケはまだまだこれからです。今回で得た課題をリーグ全体で捉え、克服していけると信じています。

【爆弾発言】ハピネッツ選手限界論!ペップよありがとう!でも攻めるディフェンスはもう無理だった?