あくまでも現時点でまたしてもハピネッツから秋田の顔とも言える選手が退団濃厚になった。中山拓哉選手に続き、白濱僚祐選手だ。今シーズンはキャプテンとしてチームを支えた。
白濱選手といえばイケメン番長で、端正な顔立ちで人気があった。昨年は結婚をして公私ともに充実させて、チームに貢献してきた。彼もb2降格を知る戦士。特にディフェンス力を開花させて何度もチームを救ってくれた。相手にしつこくマークに張り付き満足のいく仕事をさせない。その献身的なふるまいはバスケットに肥えているファンの目を引き付けた。
現時点でハピネッツはディフェンスのチーム。それこそ日本一を目指すスタイルに特化している。
これはおそらくだが、秋田においては「やり切った感」があるのだろうと思う。なのでひとまずリセットをして新しい環境に身を投じる決意をしたのかなと。
もちろんプロですので年棒契約の増減もあり、コロナ禍が影響してくるのは必至であろうかと思います。
秋田はこの選手の移籍に対してチームの構成、戦略がどう変えていくのだろうか?ヘッドコーチ継続の知らせはないにしても、ディフェンス重視の方針は変わらないのだろうか?
それとも、ゾーンディフェンスを交えたりして柔軟にいくのか?トップからの激しいディフェンスをやめて、その分オフェンス重視でいくのか?
今シーズンでは、渋谷がハピネッツばりのディフェンス重視を採用し、東地区の強豪を破り結果を出してきた。やはりずぶずぶのディフェンスより、プレッシャーディフェンスは秋田らしさを感じるので、できたら継続してほしい。
ただメリハリはほしい。A東京や宇都宮、千葉といった強豪も、決してディフェンスが悪いチームではない。バランスが高いレベルで保たれているのだろう。
しかしここぞという時の我慢や踏ん張りで道を開くのはディフェンスが分かりやすい。もちろんここぞという時のタフショットを決め切れるオフェンス力も魅力だ。
逆に秋田はディフェンスで粘るも、シュート精度に泣き、得点の入らない時間帯が目に付いた。このオフェンス力の改善こそ急務といえる。
だからその部分の獲得に意欲を燃やしているのかもしれない。それは残った選手なのか、新しい選手との融合なのか。
いずれにしても、選手の移籍は付き物で、環境が変わればやり方も変わるし、選手自身の努力は現役引退まで続く。大事なのは「心技体」そしてチームに求められるピースになること。
これからのハピネッツのチーム構成からしばらくは目が離せないですね。
【追記】5月19日中山拓哉選手が秋田で継続表明してくれた!ありがとう!!