【苦悩】中山拓哉選手が継続表明!一体何が彼を突き動かしたのか?

うーん、今日は中山拓哉選手が2020-21シーズン選手契約が合意したニュースが飛び込んで来た。なんといっても早い段階で、自由交渉リスト入りがあったので、これは相当意思が固いと思われて、半分諦めていた。

なんといっても、中山拓哉選手は誰もが認める秋田の顔。b2降格もb1昇格も知る戦士。随所に思い出の残る名場面がありありと思いだされる選手なのだ。

中山選手の公式コメント

こんにちは、中山拓哉です。
今シーズンも秋田でプレーさせて頂くことになりました。
来シーズンを迎えるにあたって、自分自身考えることが沢山ありました。

考えていく内に僕の中では日に日に日本一のブースターさんがいるこの秋田でプレーしたいという気持ちが大きくなっていきました。

秋田を盛り上げる為にも、皆さんと一緒に笑顔になる為にも、僕がいま出来る事を一生懸命頑張ります。
ブースターの皆さんも秋田ノーザンハピネッツの一員です。
2020-21シーズンも一緒に戦ってください!引き続き応援をよろしくお願いします!
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=15177

上記からは公式ですからすがすがしい気分が見て取れます。しかし実際はずいぶんと揺れ動いていたのではないだろうか?

実際は聞くことはできないが、琉球の小野寺選手とは親密なやり取りをしていたかもしれないし、数年先に「実はあの時、、」って告白があるかもしれません。

金銭的なこと、他のチームからの条件、秋田の気候、練習環境、いろんなことが駆け巡っただろう。
心技体が充実して、ある程度戦力の備わる選手は、どこでも結果を出す自信があるだろうし、試しても見たいだろう。

そんな環境を選ぶ権利は選手本人にこそある。それは善でも悪でもない。まったくの白紙で考えて、ルールに従って、よりよい道を選択すればいい。人の意見、変な感情や、義理人情にあまりとらわれると、判断が鈍ったりあとで大きな後悔が付きまとう。

突き詰めたら、自分の理想とするバスケ、追及するバスケが真ん中にあると思うし、秋田とは違う指導者の影響を受けたくなるのも自然な考えだ。

秋田の外から見える景色はどんな色なのか見たくもなろう。

大いに悩んだら、男は潔く結論を出す。中山拓哉選手は再びピンクの勝負服に袖を通すことを選んだ。

実際、凄い決意をしたんだろし、秋田に残ってくれたことに敬意を表したい。本当にありがとう。

他のチームのユニフォーム姿で秋田からスティールを成功し、レイアップされるシーンは正直見たくなかった。相当な違和感を覚えただろう。

移籍の問題は正直いつでもあると思う。若い彼は自分の我を通しても許される時期もある。「えいやーっ」と我が道を突き進んでもいい。

しかし彼の好きなバスケの道をいつしか秋田を背負わせているなら、かわいそうな気もした。

まだまだ中山拓哉選手はうまくなるし、秋田以外の指導者のもとで、花開くこともあるから。

ただ、そんな若い彼が、少しだけ自己犠牲的な面を学んだというなら、将来その見返りは大きいだろう。

ペップと出会い、攻めるディフェンスと外国籍選手とのマッチアップを学んだ。今シーズンでは外角シュート、特に3Pシュートの精度もものにできた。

インサイドに切り込み、アシストも発揮できる。でもやはり原点はディフェンスからなのだろう。

秋田で円熟期を迎える中山選手を見れる幸せな時間を頂いた。ありがとう!!!

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