B2群馬クレインサンダーズの補強が何かと話題になっている。なんせ秋田からはジャスティン・キーナン、島根からブライアン・クウェリ、そして千葉からは期限付きでマイケル・パーカーを獲得した。
マイケル・パーカーは千葉の台所事情で、帰化選手2名を登録できないための措置になる。
それにしても群馬の資金力のなせる業なのだろうか?外国籍選手だけをみればそのまんま、b1でも通用する布陣である。
キーナン選手は平均21点のオフェンスマシーン。インサイドにしぶとく入り込みファールをもらいながらゴールを決めに行く姿はよくご存じでしょう。
ましてトップの位置からディフェンスが甘ければ高確率の3Pシュートを狙う。それに意外とスチールもあり、万能型の選手だ。なのでファールトラブルに陥りやすい試合もあったが、、。
ブライアン・クウェリ選手はなんといってもインサイドの強さ、ゴールへの高さだろう。秋田でも初戦は抑えに成功したものの2戦目はすっかり対応されてしまった。リバウンドを支配され2次3次攻撃のかなめになる選手だ。
そしてそこへ、マイケル・パーカー選手だ。バスケットIQも高くこれまた万能型の選手。オンザコート3ではもしかしたら一つのショータイムかもしれない。数限りないオフェンスバリエーションが見られることだろう。
後はチームとしてどれだけアジャスト成功できるのか?がシーズンのカギとなる。ビッグなエンジンを載せてもシーズンは長いし、波に乗れなかったりする。
バスケットはチームの戦いなので、外国籍選手を酷使する戦い方には見ていてつまらないし、限界も早い。ボールを長く持てばそれなりに対策もされるだろう。
なので群馬クレインサンダーズが一体どんなチームを作って開幕を迎えるのか?実に興味深い。B2で足元をすくわれないようにお祈り申したい。
さて秋田は先日ケンゾーHCの継続も決まり、緩やかではあるが新しいシーズンに向けて歩みだした。気になる第3の外国籍選手の発表はまだですが、おそらく新しい選手の獲得を目指していると思う。
なのでまだ1度も日本でプレーしたことのない選手と期待している。そう、キーナン選手もそうだったからね。
また秋田の日本人選手も白濱選手以外、残ってくれているので、選手の戦術の熟成が進むと思う。ゆるぎない信頼と進化が見ものだ。
来シーズンはいわゆる降格がない決まりで、群馬がb1に昇格してくるとなると同じ東地区になる。ということは将来対戦が実現するかもしれないのだ。
そのとき群馬にまだキーナン選手がいたら少し複雑な気持ちになるが、ブースターではおそらく秋田にはまだかなわないだろう。
確実に秋田の「一日の長」を見せつけてもらいたいものだ。