明桜風間投手はしたたか明徳の戦術に真っ向勝負で2失点!直球は通用したのか?

明桜の夏が終わったが、甲子園で3回も試合ができたことは、良い経験になったことだと思う。明徳義塾戦は序盤競った試合をできていたし、相手チームの組織的な戦略が上回った。

風間投手に対して各選手の取り組み方は徹底していた。あくまでも球数を多く投げさせることにあった。それを高校生のレベルで実践できるということ自体、秋田のレベルを超えている。

明徳打線は一回から仕掛けていた。馬淵史郎監督からの指示は、高めの直球とひざから下の変化球を振らないこと。追い込まれたら1球でも多く粘ること。さらに走者が出れば制球力が落ちると見て、高知大会から盗塁ゼロながら走者がスタートを切って意識させ、風間にリズム良く投げさせなかった。

 風間の投球数は一回に25球、そして二回以降は21、29、19と四回までで94球。「1球でも多く投げさせて、中盤まで競ればうちのペース」と馬淵監督が描いた展開通りだった。森松は勝ち越し打の場面、「三塁走者がいたのでパスボールも嫌だろうな」と直球を待っていた。

 明徳義塾はこの3年間、高知県内で抜群の制球力と150キロ超を投げる高知の森木大智と戦い続けてきた経験値がある。速い球は打てる自負があった。馬淵監督は「確かに風間君は直球は速いが、あれだけ変化球がボールになれば直球しかないので捉えられる」と試合後、語った。

 風間が降板した七回以降は、一気に追加点を挙げて試合を決めた。綿密な戦略を立て、プレーで体現する明徳義塾の組織力が際立った。(坂名信行)引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/ea08d426c5af55cabc262a08b34e6c69873ae0e8

打者がバッターボックスで投球フォームに入った直前に「タイム:待った」をかけるシーンもあった。とにかく風間投手のリズムを崩していい気持ちで投げさせなかった。常に相手の嫌がることをできていた。

5回まで118球を投げさせた。

明桜の攻撃ももう少し工夫がほしかった気がする。各打者は引っ張りにかかっていたようで、それが功を奏して長打も生まれたが、畳みかけられなかった。バットを短くしコンパクトにスイングし、センターから右方向を打つなど、いつも解説者がアドバイスする攻撃で序盤に攻略できなかった。

また絶好のチャンス、ノーアウト満塁で、スクイズ失敗で無得点は痛かった。ここで2点ぐらい入るとその後の展開も違っていたし風間投手への心理的な影響も変わったと思う。

輿石重弘監督は「前半競った試合ができたが、1死満塁ではツキがあると思ってスクイズのサインを出した。そこが上手くいきませんでした」と5回の攻撃を悔いた。風間については「相手に粘り強く攻められました。球数と言うところで、交代は仕方なかったと思います。120球を超えたあたりから、厳しい表情が出てきました」と淡々と話した。

今大会では31年ぶりとなる初戦突破を果たしたが、「去年の3年生の分もという気持ちでやってきました。その中で1勝ができて良かったと思います」と振り返った。
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/f6a2ec8343483e7a273c8881dee3f4d6917f4a39

野球は点取りゲーム。守備を固め、攻撃で打開しないといけない。「相手の嫌がることをする執念、粘り」もちろん普段の練習の賜物なのだが、さらにゲームプランを遂行するチーム力を備わる学校が、全国で勝ち進む条件ともいえる。

風間投手の活躍をもう少し見たかった気もするが、投げすぎなかったことが逆に幸いし、次のステージで花開くことを願っている。

世代最速の157キロを誇るノースアジア大明桜の右腕・風間球打(きゅうた=3年)は先発し、6回6安打2失点で降板した。3回に今大会最速となる152キロする力投で、8三振を奪うも、明徳義塾打線に変化球を見極められ、6回までに139球を投じたことで、マウンドを降りた。 試合後は「思い切ってプレーできたが、くやしい。真っすぐが良かったが、変化球を見逃された。課題と思っています」と振り返った。

 身長1メートル83の大型右腕は150キロ台の直球と多彩な変化球を武器に、今秋のドラフト1位候補に挙がる。進路については「上(プロ野球)の舞台でやりたいなと思っています」とプロ志望を明かした。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a2b661afc9d99904399d7c738be8e5d326becbb

今年の夏はおかげでワクワクさせていただきました!ありがとう!将来吉田投手や成田投手との投げ合いが実現するかもしてませんね。