B1千葉や京都、茨城の外国籍選手が相次ぎ契約解除!求めるレベルは青天井の異常でいいのか?


現在はバイウィーク中になのだが、B1チームで成績不振による、外国籍選手の契約解除が相次いでいる。鳴り物入りで活躍が期待される外国籍選手の存在は大きいし、チームにアジャストして、大車輪の活躍で、、、。とは現実に行かないのだ。

京都ハンナリーズは11月20日、ステイシー・デイヴィスとの選手契約を双方合意の上で解除したことを発表した。
⇒「この度、ステイシー・デイヴィス選手との契約解除を双方合意のもと決断させていただきました。彼も初めてのBリーグということもありアジャストするのにはもう少し時間が必要だとは感じましたが、現状のチーム状況とポジティブに変わりつつあるチームをさらに良くするためには、今このタイミングだと判断し、苦渋の決断ではありましたがこの様な判断をさせていただきました。」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/70f08b05daf7c8e293cd0409de978dc305762b1f

千葉ジェッツは20日、ジャスティン・マッツ選手と契約解除したことを発表しました。
⇒「選手契約を履行していく上でチーム理念や方針等でアジャストできない部分があり、少しでも本人がチームに馴染めるよう何度も会話を重ねてきましたが、最終的には今回のこのような苦渋の決断にいたりました。VISAの影響で合流が遅れ、開幕からは試合続きのスケジュールで練習も十分にできず、その状況でもチームに少しずつフィットしてくれた中での決断。」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/b672e1a4908d980c944c6ccbf29874745019d933


バスケットはチームプレイであり、一人の外国籍選手の存在のみで勝敗が決することは少ない。ましてチームの戦術にアジャストするまで時間も必要だ。開幕してのこのタイミングでの契約解除は珍しくもない。むしろ、チームの手当てがずるずるを遅くなることのリスクの方が大きいことへの球団の判断である。

昨シーズン、千葉Jはレギュラーシーズンで53勝7敗という驚異的な成績を収め、圧倒的な強さを誇った。しかし、現在のシーズンでは8勝6敗と苦戦している。その背景には、外国籍選手と帰化枠の活用が昨年と比較して不足していることが挙げられる。また千葉ジェッツが、オーストラリア代表の選手、ゼイビア・クックをチームに加える情報がある。ワールドカップの日本戦では、24得点を含む16リバウンドという活躍ぶりが印象深い。

また先季、京都で活躍していたシェックディアロ選手が、再び京都ハンナリーズに復帰する見通しとなっている。今後の展開に期待が寄せられるが、チームとしての判断が本当に難しかったことを意味している。

茨城もせっかくB2青森からシーズン直前にヒサタケ選手を迎え入れたが、早々に契約解除になっている。B2を蹴って久しぶりにB1に来たというのに、なんと厳しい世界なのだろうか?

また過去も確かB2青森は開幕早々にB1京都にマイケル・クレイグ選手が移籍した記憶がある。しかし彼はアキレスケン断裂というけがをし、その後契約解除となった。引き抜いた結果がこれでは、少し哀れだなと思った。

球団と外国籍選手は本当にある意味苦労が絶えない。年棒もそれなりに高いと思うが、結果が思わしくないと契約解除となる。球団でお金があるチームは、代表クラスの選手を狙える強みがある。使ってみないとわからない選手とは一線を画し、実績としては申し分ないのだろう。

それはB2の外国籍選手にもあてはまる。B1に昇格するためだったり、昇格してからも降格しないようにそれなりのレベルの選手を求める。チームにとって何を優先するのか?リバウンドなのか?得点力なのか?

かと思えば、放出された選手が別チームで輝きを放つこともある。

3人枠の外国籍選手の中で、やはり強力なインサイドを支配してくれる選手が優先されるべきと個人的には思う。どんな選手が日本人選手の良さを引き出し、相手チームの脅威となるのか?

チームのスカウティングはより困難で、「そこそこの選手」にはリスクが伴う。そんなミスは許されない時代になった。

またせっかく選手を獲得し、チームの熟成が進んでも、移籍の引き抜きもある。プロはすべてお金なのか?チーム愛や侍精神、義理、人情に長けた選手はいなくなったのは少し寂しい。

プロバスケの選手寿命を考えたら、お金優先も仕方ないが、その昔「秋田いすゞ」の実業団バスケを支えた外国籍選手の献身さが忘れられない。