2018年の12月1,2日に全国8会場でバスケットボールの第94回天皇杯、第85回皇后杯、全日本選手会2次ラウンドが行われます。そこで勝ち上がった男女8チームずつが来年1月の最終ラウンドに進むことが出来ます。男子秋田代表のJR秋田は12月1日に岩手県奥州市でB1中地区の三遠と戦います。もちろん格上ですから厳しい戦いになると思いますが、どれだけ通用するのか楽しみですし、あわよくば「下剋上」を成し遂げてもらいたいです。
JR秋田の実力
JR秋田はこの4月に黒政成広HCと若月徹アシスタントコーチが新しく就任しました。二人とも、能代工業のバスケットOBの30代の若さ。キャプテン、副キャプテンも交代し、フレッシュな体制をスタートさせました。その目標は「全日本選手権最終ラウンド出場」「国体連覇」「地域リーグチャンピオンシップ初代王者」の3つを掲げています。国体では秋田県成年男子として6度目の頂点に立ち、最初の目標を果たしました。初戦の愛媛戦ではきわどい4点差での勝利でしたが、それ以降は持ち味である激しいディフェンスからの素早い攻守の切り替えで(何かどこかで聞いたことがあるフレーズですね)勝ち進みました。
ガード山崎渉真のコメント
「連覇できたことでチーム内にホッとしている雰囲気がある。次の目標に気持ちを切り替えて引き締めなければならない。」「今は練習のすべてをチャンピオンシップにつなげたい。B1チームに自分達のバスケットがどれだけ通用するか、挑戦者として試合を楽しむ。」と話しました。
JR秋田が勝利する鍵
全日本選手権2次ラウンドでは体格が大きく、外国人選手のいるB1チームにどう挑むのか?注目されます。黒政HCは「苦しい展開になるのは分かっている。チーム内の約束事を徹底し、やりと通すことが大事。」と語気を強めました。日本人対決では逆に優位に立てる場合もあるとして「一人一人がレベルアップし、5人全員が激しいディフェンスを継続し、特に外国人選手を止めたい。」
チームとしては今後2月に、群馬県高崎市で行われる地域リーグチャンピオンシップの初代チャンピオン獲得に向け、弾みに出来るゲーム内容にしたいところです。
もちろんハピネッツと秋銀も出場
Jr秋田の他には男子に秋田ノーザンハピネッツと女子には秋田銀行が出場します。ハピネッツはB1西地区5位の滋賀と対戦します。実は今シーズン開幕前の非公開の練習試合では勝利しています。その調子でハピネッツらしい前からの激しいディフェンスを仕掛け、オフェンスではターンオーバーからの失点を減らして、確実に得点を重ねって行きたいです。ここで勝てばB1中地区の三河とリンタツ(愛知)の勝者と戦います。秋田銀行はさんk年の3次ラウンドでWリーグの東京羽田を破る金星を挙げています。今年の2次ラウンドの相手は昨年最終ラウンドを阻まれたWリーグのアイシンAWなのでリベンジに燃えています。