12月からのレギュラーシーズン再開に向けて今は小休止の状態。それでもシーズンは四分の1を終えているし、各チームもこれから調子を上げないといけない状態なのか?好調を維持していく状態なのか?別れている状況であります。
チームによっては新たに外国籍選手を獲得したり、または解雇しているそんな時期でもあります。外国籍選手のパフォーマンスの出来がそのチームへ与える影響は出やすいので、ある程度のところで見切りをつけたいトップの判断も理解できる。
早いチームへのアジャストも、才能の一つ。シーズン4分の1を過ぎて、そうした動きがでてくるのも致し方無い気はする。
外国籍選手に求められるパフォーマンス
では外国籍選手に求められ、また期待するパフォーマンスは何があるだろうか?それは日本人選手にはない身体能力の高さを生かした、破壊力でしょう。元NBAやその国の代表選手という肩書があればなおのこと。
ちなみに得点力に関しては20点前後の得点力。インサイド、アウトサイドは問いません。そのぐらいの得点力があれば、途中解雇はよっぽどのことがないかぎり、あり得ないと思います。ゲームプラン上計算できるので。
そしてリバウンド能力に長けていること。これはビッグマンというだけではなく嗅覚というか、立ち位置というか、普段から高い意識が重要です。宇都宮のギブス選手がそうですよね?身長は188センチしかないけれどリバウンドを結構毎試合取っています。
以上の2つの要素がチームへエナジーを与え、日本人選手との連携が高まれば素直に結果が付いてきます。ましていざという時の時間帯ほど頼りになる存在。それは相手チームの脅威になります。
先の島根のゲーム2で、ロバート・カーター選手が見せた3Pシュート、ブライアン・クウェリ選手のインサイド攻撃やリバウンドがまさにそうでしたよね?ハピネッツは突き放せず、競った試合展開に持ち込まれてしまいました。島根のそうしたゲームプランには目を見張るものがあったと思います。
しかし、外国籍選手は使ってみないと分からないもの。絵に描いた餅のように外国籍選手全部活躍出来ているか?と言えばそうではないです。全知全能の神ではありません。
チームに中々アジャストが出来なかったり、はたまた、性格そのものに難がったり、十人十色です。
我が秋田ノーザンハピネッツは2019~20シーズン補強に成功するも9勝6敗で現在東地区4位。これをどう見るのか?まずまずとみるか?物足りないと見るか?足りないとすればどこなのか?
さすればハピネッツの外国籍選手はどうなのか?とりわけ新加入したハビエルカーター選手のパフォーマンスは満足できているか?
ここは正直賛否が分かれるところでしょう。ぼちぼち調子は上がってきているけれどまだ「全開」とはいかないのではないのかな?と感じます。
3Pシュートは打てていますし、パスカットも出来ます。インサイドへの合わせのダンクも飛びだした。でもそれらがまだ単発であるということの印象が先に立ち、パフォーマンス的には物足りないのかな?という気がしています。
ただハピネッツはディフェンスのチーム!マークがずれたり、リバウンドを取れないとゲームそのものが崩壊してしまう宿命を背負っています。
突出した外国籍選手が得点を重ねるのではなくチームで勝ち切るのが使命です。なので相手の良いところを消す作業はBリーグ1、厳しくいくと宣言済みです。
だから相手のいい外国籍選手を止めるのが先ということですね。そこからのオフェンス展開です。
ハピネッツの好不調を分けるのに「ファストブレイク」がでているか?ということがあります。激しいディフェンスでターンオーバーを誘い、得点を取り、相手のゲームプランを崩すこと。
またディフェンスによりタフショットを打たせているか?リバウンドは取れているか?が目安です。
ハピネッツは100点ゲームを狙うチームではないのですね。
なのでハピネッツが成績不振ならば、簡単に外国籍選手を入れ替えることはしないでしょう。練習やコミュニケーションを取ってチーム力を改善していくでしょう。
ケガをさせないように外国籍選手をローテーションさせていっていますし、その組み合わせによっては課題を露呈する場合もあるでしょう。そんなときは日本人選手の活躍であります。
現在、まさにそうしたことを練習に励んいる最中ですよ。なので12月最初のゲーム、アルバルク東京戦が今後を占う大切な試合になります。この2連戦でどんな試合を見せてくれるのか?チーム力を問われる試金石になります。
⇒天皇杯バスケで島根と再戦後いよいよ東京、宇都宮の連戦はハピネッツの真価が問われる最重要な試合!