昨日は大差で勝利したものの、不調の選手も多く、簡単なシュートを外したり、ファール数が多く、信州のミスに助けられた感があった。インサイドでは日本人選手の合わせからの得点もあったが、パスミスも多かった。なのでいつ追いつかれ逆転されるか?そんな空気もあった。それを持ち前のディフェンスで主導権を渡さなかったのだが、初戦の難しさを改めて思い知った。
今日はどんな修正を見せてくれるか?相手に先行されても慌てないで、じっくり料理するだけの戦術があるのか?興味深い。
2020-21 B1第1節10月4日秋田ノーザンハピネッツVS信州ブレイブウォリアーズゲーム2
秋田|10|24|28|18|=80
信州|26|14|24|12|=76
前半信州は昨日の負けからきっちりと、修正を見せた。オフェンスを早く、それもバックドア、相手の裏を狙ってくるパターンでリズムよく加点。秋田はイージーなシュートを外す展開。信州の守りがいいということだろうか?頼みの3Pシュートも秋田は入らず、逆に信州がポンポンと入れてくる。
秋田のディフェンスの強度は昨日とは変わり、ボールプレッシャーがない。単なる前のめりになっていて、信州はその裏を突いている。
それでも秋田は選手を入れ変えながら、我慢を強いられる。保岡選手が連続で3Pシュートを決めて流れが来たかに見えた。しかしファールが増え、相手にフリースローを献上。
ディフェンスの強度を上げたか?と思いきや、秋田は外国籍選手2人を入れてオンザコート2にして高さで優位に立った。そう相手に合わせなくてもどんどんやってほしい。んでねー!
しかしニッセン選手にしてみればディフェンスの強度が今一つ。それではリバウンドを頑張ってほしい。秋田は6点差に詰め寄った。
勝負の後半では、一進一退の攻防が続いた。いきなり中山選手の3Pシュートが決まり、スチールからの速攻がきまり42-42の同点。
流れは秋田に来たと思った!しかしここから信州も連続3Pシュートを決めた。ファールトラブルを抱えているコールビー選手も大車輪の活躍。お互いがルーズボールに飛び込む執着心を見せるも秋田は取れない。逆転できない我慢の時間。
インサイドで切り込むもドライブの決定力が欠けている。後手に回っている感がありあり!しかしこの苦境を古川選手が躍動すると大浦選手が3Pシュートを決め69-70の1点差!続けてドライブで71-70の逆転に成功する。
そのエナジーを引き継いで古川選手のベテランのワンマンショーが続いた。伊藤選手もミドルを決めて、ここにきて要所でのシュート精度が戻ってきた。
これは神がかった瞬間だった。
最後は中山キャプテンがダメ押しのジャンプシュートを決めて信州はギブアップ、秋田の逆転勝利となった。
秋田は最後まで粘ったのは、B1での経験値が大きい。見ていて今日は信州の日と覚悟した。17点差は無理と思ったし、信州のアジャスト能力は素晴らしいと思った。
確かに最後はミスや、選手のケガで不運なゲーム運びを強いられた部分はある。それにしても戦い方は間違っていなかった。
秋田も若い選手、ベテランの選手の日替わりで活躍する選手が出ているのは良しとしても、もう少し早い段階での修正はできないと苦しい。3Pシュートが無理なら、古川選手みたく、ミドルに切り替えたり、インサイドでの合わせが欲しい。
今日はチームファールも増え、フリースローで相手にやらなくてもいい得点を物凄く献上しています。特にジョシュ・ホーキンソン選手の決定率はやばかった!これを差し引けばもっと点差は早い段階で縮まっていた。
そして外国籍選手のコールビー選手の負担が気がかりである。今日はとってもタフだったろうに。
多田選手、細谷選手のパフォーマンス低下も気になる。ともに外角シュートの猛者ではあるが、制度が今一つの場合サインプレーでインサイドへのアタックで活路を見出してほしい。保岡選手、野本選手の活躍も素晴らしい。離されそうで、離されなかった。
結局強いチームは要所での得点能力に尽きる!!!特に競っている場面でのシュート精度しかない!!
次回は京都戦ではあるが、思い切ってプレーをし秋田に帰ってきてほしい。そして外国籍選手もそろい、やっとこさ新生秋田のリベンジが始まる。
それまではハピネッツは、やりたいバスケの挑戦と経験を積んでいる。
→京都戦残り32秒細谷選手の起死回生の逆転弾も実らない秋田は現時点で強いのか弱いのか