ペップHC

秋田ノーザンハピネッツと言えばチームの特色の一つに「プレッシャーディフェンス」がある。これは言わずと知れたペップ元HCが秋田に吹き込んだ戦術である。トップからの位置でマンツーマンのディフェンスを40分間続ける作業。

そして今シーズンのハピネッツのスローガンは「In10sity for AKITA!」

【Intensity】(インテンシティ)とは、感情や競争における「激しさや強度」また「集中力のある、熱烈な、熱心な」という意味を表します。
昨シーズン、チームの中で常に共有されていた言葉で、激しいディフェンスから始まる秋田のバスケットスタイルには欠かせないキーワードです。
これまでのスタイルを踏襲し、さらに進化していく今季のチームは一段とインテンシティを上げていくことを目指します。

けれども、わたしたち秋田ノーザンハピネッツがめざすインテンシティは、チームのバスケットスタイルだけではないはず。

秋田ブースターの熱量、想い、声援―チームがプレーの強度を追い求めると同時に、ブースターとともに全員で作り上げていきたい。”秋田の強度”を。10年前、秋田ノーザンハピネッツの始まりは「秋田を元気にしたい!」というひとつの想いでした。

【ten=10】としたのは、
チーム創設の節目となる10年目を迎えた今シーズン、これまで以上に“秋田一丸”となり、秋田を盛り上げていきたいという想いを、このスローガンのもとで常に持ち続けるシーズンにしたいから。

秋田ノーザンハピネッツ独自のインテンシティを、熱い想いでさらに深化させていきたい。
そんな想いを込めました。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=14456

上記のようにきっちり、インテンシティの重要性と実践を示しています。なので何の疑いもなく唯一のハピネッツのチームカラーであるし、その意味でb1をけん引していく使命もあると思っていました

しかし今はディフェンスの重要性は各チームにいきわたり、プレッシャーディフェンスはなにもハピネッツだけの代名詞ではなくなりつつあります。そしておそらくそれは勝利の数が物語ってくると思うのです。

11月24,25にに行われた東地区首位決戦の渋谷とA東京の試合は実に興味深い試合内容となった。特に2戦目は渋谷はプレッシャーディフェンスからA東京に雪辱した。

そのディフェンスもさることながら冷静な攻撃も光っていた。3Pシュートも良く決まり、インサイドも強かった。A東京だってアジアチャンピオンであるし、バランスの取れた強いチーム。その力を40分インテンシティを継続させての勝利です。

もちろんハピネッツとしても今シーズンはA東京から1勝している。ですが渋谷は今シーズン千葉、栃木、川崎から勝利しているし同じチームから2連敗はしていないのだ。

渋谷のライアン・ケリーは王者からの勝利の意義を語る。

「リーグ全体だけでなく、自分たちに対しても、僕たちはどんな相手でも倒せることを示せた」「シーズンが始まり、強豪相手に結果を残す前から上位にいける自信は持っていた。タレントは十分だし、激しい練習をしてよい準備ができた。自分たちが正しい道を歩んでいけることはわかっていたよ」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191126-00000001-basket-spo

渋谷の試合を良いお手本に、、などというつもりは毛頭ないですが、あのプレッシャーディフェンスはリスペクトに値する素晴らしいものでした。A東京からターンオーバーを2日合計で37も奪ったのですから。

もうこれはハピネッツと渋谷の直接対決しかないのですが、プレッシャーディフェンス同士の泥仕合になるのか?それとも島根が見せたスローディフェンスで対抗するのか?見ものであります。

⇒島根はどうやって秋田の長所を消したのか

相撲みたいに、がっぷりと四つに組み、力勝負を挑み、活路をみいだすのか?ワンパターンを捨てて戦術をくりだすのか?プレッシャーディフェンスの称号を守れるのはハピネッツか?渋谷か?

プライドの戦いになるのは必至です。

12月7,8日にA東京と2連戦。そして渋谷とは来年3月4日水曜日に対戦が組まれています。3月と言えばもうチーム状態は完全に熟成されていますし、チャンピオンシップ出場をかけて激戦必至です。うーん期限付き移籍で外国籍選手を補強しているか?それは微妙かもですね。


⇒お待たせ!ハピネッツ新HCに前田顕蔵ACが昇格!ペップの攻める守備に独自の秘策あり!