新年から秋田ノーザンハピネッツは連敗更新中で、試練の中にある。このようなチームの現状を一体誰が想像したでしょうか?
今シーズンはチーム補強も理想的に完了し、アーリーカップ東北では優勝をした。プレシーズンゲームでは富山・宇都宮に勝ち仕上がり具合も順調だった。
プレッシャーディフェンスはより進化させ、オフェンスやチームとしての決まり事は柔軟にして、昨シーズンよりもオプションの厚みを増すこともできた。
シーズンが始まると同一カードの連敗はない、まずまずのスタートで、ここから調子を上げていけばチャンピオンシップ出場も夢ではないと誰もが感じた。
そのタイミングで、まさかの古川選手のケガによる長期離脱。戦力ダウンが想像された。
しかし選手は奮起した。11月の変則的な日程を3勝1敗で乗り切ったのだ。その京都戦ではオフェンスもはまり、100点ゲームを演じて見せた。
東地区では4位に浮上し、これで古川選手が復帰した来たら盤石の状態であると想像できた時期だった。
⇒東地区4位浮上のハピネッツの強さは本物なのか?スター軍団の三河が絶不調と比べてみた
しかしここからが実は緩やかーに調子を落としていくことになる。プレッシャーディフェンスの停滞と戦う気持ちが見えなくなって行く。
もしかしたら、チームは「慢心」してはいなかったのか?という点であります。
早い時期にまず、A東京に勝利した。古川選手抜きで連勝し、100点ゲームを演じた。そのことで選手は心の中で「俺たちは出来る・やれる」と慢心し、ほんの少しだけ、出来上がってしまったのかな?と。
内心、手ごたえを感じてしまっていたところがあったのではないだろうか?もちろん、私も強いハピネッツとして受け入れていましたし。
しかし、そもそも古川選手とて、感じる部分といえば秋田はまだまだこれからのチームとして磨かれていく途中であると期待を寄せていたチーム。
原因結果の法則
なので現在ただ今、結果として勝利に結びつかないのは、確かな原因が存在します。報われないのはやはり何かが足りていないからだと思います。
インテンシティのスローガン通りに行かない試合が多くなり、どこか無機質なムードを感じる時があります。
次の試合アウエーで千葉との試合まで時間がありますので、もう一度原点に返り、選手は胸襟を開いて話をして頂き、練習を再開してもらいたいですし、勝利のカギは入団当時の謙虚さなのかな?と感じます。
もう一度そこから初めて、本物の自信を掴み、秋田ファンに勝利を届けてほしいです。